べっぴんさん (第132回・3/10) 感想

連続テレビ小説「べっぴんさん」

NHK総合・連続テレビ小説『べっぴんさん』公式
第23週『あいを継ぐもの』『第132回』の感想。
なお、ヒロイン・坂東すみれのモデルは、アパレルメーカー「ファミリア」創業者の1人である坂野惇子(ばんの あつこ)さんで、関連書籍は未読。
 本作は、2/28 にクランクアップ(撮影終了)しています。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。


健太郎(古川雄輝)によるキアリスの拡大が進む中、すみれ(芳根京子)は偶然「キアリス」が変わってしまったと嘆く女性客の声を耳にする。健太郎に本店を任せていたすみれは、大きく変化しつつある「キアリス」に戸惑いを隠せないでいた。一方、娘を出産したさくら(井頭愛海)だったが、孫を溺愛する君枝(土村芳)が度々家を訪ねてくるようになり、悩まされる。その不満を健太郎に相談しているうちに夫婦仲にも亀裂が…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

清々しく楽しい朝が迎えられると思って作っているのか

社長だから映写機は自分で買えってか。何か、朝から社長におべっか使う役員とそれを呑気に見ている社長夫人の光景で、清々しく楽しい朝が迎えられると思って作っているのかと疑いたくなるようなアバンタイトルだった。何か、今回も嫌な予感しかしない…

普通、企業間同士の契約って…

主題歌明けは「サミーちゃん」。健太郎(古川雄輝)は偉そうに「(ライセンス契約は)アメリカでは常識です」と言っていたが、普通は企業間同士の契約は役員会を経て社長決裁で締結するのでは?一社員が勝手に進める契約自体が既におかしいし、この話をキョトンとした顔で聞いてるすみれ(芳根京子)って本当に役員なのか?

脚本の穴を自ら堂々と穴埋めするか?

前々回だったか、健太郎が言ったこの台詞が、すみれの回想シーンに入っていたが、こう言う脚本の穴を自ら堂々と穴埋めするようなご都合主義な台詞が一番嫌いだ。

健太郎「子どもの頃から 母や すみれさんたちが働いて
    キアリスを作っていく様を見てきました」

その上、ここ数回からすみれたち4人の出番が増え、台詞も増え、仕事をしている姿が、2か月程前に比べると異常な程に増えている。更に、今更ながら4人のキャラクターを描き分けようと、言うなれば普通のドラマのように描いている。残り3週間で有終の美でも飾ろうとしているのだろうか(失笑)

すみれのキャラを立たせようと必死過ぎる…

特に、すみれのキャラを立たせようと必死過ぎるのが、もはや痛々しい。喫茶店「レリビィ」でのすみれの言動なんて正にそれ。

勝二「また、あんな事やっとるわ」
良子「大きい会社になっても 変わらないねぇ」

「また」って、いつすみれが隣の店から商品を持ってきて喫茶店の客に売りつけるなんて映像があったのか。もう、完全に過程が無い。連続性も無い。ただただ、出来事の箇条書き。こんなの連ドラと言えるだろうか。

君枝とさくらの一騎打ちのくだりは、納得いかない…

さて、孫を溺愛する君枝(土村芳)と “鬼女さくら” の一騎打ちの場面だ。どうも、私はこの君枝とさくら(井頭愛海)のくだりに納得がいかない。それには2つの理由がある

1つ目は、君枝とさくらの関係性の深さだ。以前「さくらの乱」の時にさくらは「でも何か悩んでる事あるの?言うてみて。私たちの仲やない。幼なじみやろ」と言っていたが、その意味では村田家と坂東家の仲は今回の結婚で関係が始まった訳ではなく、30年近くの親戚付き合いのような仲と考えるのが普通。

そんな深い関係の君枝をここまで毛嫌いするさくらの真意は何なのか?自分のテリトリーに入られるのが嫌なのか、君枝を人間的に嫌いなのか、そこが全く描かれずに、さくらの子育ても描かないまま昼寝ばかりでは、益々「さくら=鬼女」にしか見ないエピソードをやる必要があるのかってこと。

もう1つは、君枝の言動への矛盾だ。私の君枝のイメージは、病弱で自己主張をあまりせずいつも一歩下がった態度だが気配りができるやや存在感の薄い落ち着いた女性なのだが、今回の君枝は一言で言うと図々しい。確かに、初孫見たさに…と言うのは分かるのだが。

どうも、嫁姑バトルを描きたいがために、君枝のキャラクターを捻じ曲げて描いているような気がしてならない。脚本家が一番安直な方法で「騒動」を作っているって訳だ。キャラクターを立てて描くのは良いことだが、初期設定を改悪してまで描く必要のあるエピソードとは思えないが。

ここ数回で急に4人を描き出した違和感は半端無い

8ミリフィルム上映会。こう言うのこそ紀夫(永山絢斗)が楽しそうに撮影や編集する場面があれば朝ドラらしい微笑ましいシーンになるのに、突然の上映会でここも箇条書きでつまらない。画面に字幕を入れる事情があるのか知らないが、スクリーン(壁?)に映る映像がなんであんなに小さいのかも意味不明…

で、これまた唐突に映像版の「キアリスガイド」の話へ転換。まあ、全てがすみれの思い付きで始まる点は、「キアリス」の初期の頃を彷彿させて悪いと思わないが、ここ数回で急に4人を描き出した違和感はやはり半端無い。

昭和9年没のはなが、オイルショックを解説する違和感…

最後に、どうでも良いこと。劇中は昭和48年(1973)11月でオイルショックの時代。はな(菅野美穂)の「語り」で延々と当時の世相が資料映像に被さった。昭和9年(1934)にこの世を去ったはなが、「オイルショック」「省エネ」「テレビジョン」と言う言葉を連呼する違和感は私だけ?

正に、“講釈師見てきたような嘘をつき” だ。で、ラストで紀夫がテレビを叩いて電源が落ちたのは笑う所か?それすらも見分けが繋無い演出もどうかと思う…

あとがき

君枝と “鬼女さくら” の一騎打ちは、さっさとすみれが我がまま娘を一喝して終わらせたら良いと思うんですが、また「何か、何かなぁ」で引き延ばしでしょうか。どうやら来週から映画撮影の話になるようですね。

先日、アメリカ仕込みの陽気なカメラマン・亀田役で上地雄輔さんの出演が発表されていましたが、「キアリスガイド」の映像版作製だったんですね。何か、なんとか強引に「キアリス」の初期の頃の雰囲気を取り戻そうと必死ですね。

それ自体は悪いとは思いませんが、反抗期の「さくらの乱」と主役交代の「さくら吹雪」の2か月がある限り、終わり良ければ総て良しとはならないことは、NHKに知っておいて頂きたいです。

[お願い] コメント等でのあらすじのネタバレ厳禁でお願いします。今やストーリー展開が唯一の私の楽しみですので…(困)

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坂野惇子 子ども服にこめた「愛」と「希望」 (中経の文庫)
ファミリア創業者 坂野惇子 - 皇室御用達をつくった主婦のソーレツ人生
坂野惇子の人生 (MSムック)
上品な上質---ファミリアの考えるものづくり
時空旅人別冊 “べっぴんさん"坂野惇子の生涯: サンエイムック
連続テレビ小説 べっぴんさん Part1 (NHKドラマ・ガイド)
NHK連続テレビ小説 べっぴんさん 上
NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」オリジナル・サウンドトラック


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【これまでの感想】
“視聴率=作品の質”か? 「べっぴんさん」視聴率18%台と7日から大台割れ
「べっぴんさん」初回“総合視聴率”は27% 新視聴率調査でテレビのおばさん化に影響を与えるか?
べっぴんさん "お嬢様"を言い訳にし過ぎたり、各エピソードの"配分"の悪さが、ドラマに今一つのめり込めない原因か?
「べっぴんさん(第43回・11/21)」を"紀夫の立場"で改めて考えてみた
「べっぴんさん」2か月過ぎても、まだ本当の意味で "ドラマ" になってない!?
「べっぴんさん」第50回まで描かれずに残念だったこと。そして、本作の課題と今後に期待すること

第1週『想(おも)いをこめた特別な品』
1 2 3 4 5 6
第2週『しあわせの形』
7 8 9 10 11 12
第3週『とにかく前に』
13 14 15 16 17 18
第4週『四つ葉のクローバー』
19 20 21 22 23 24
第5週『お父さまの背中』
25 26 27 28 29 30
第6週『笑顔をもう一度』
31 32  33 34 35 36
第7週『未来』
37 38 39 40 41 42
第8週『止まったままの時計』
43  44 45 46 47 48
第9週『チャンス到来!』
49 50  51 52 53 54
第10週『商いの聖地へ』
55  56 57 58 59 60
第11週『やるべきこと』
61  62 63 64 65 66
第12週『やさしい贈りもの』
67  68 69 70 71 72
第13週『いつものように』
 73 74 75
第14週『新春、想(おも)いあらたに』
 76 77 78 79
第15週『さくら』
 80 81 82 83 84 85
第16週『届かぬ心』
86  87 88 89 90 91
第17週『明日への旅』
92  93 94 95 96 97
第18週『守るべきもの』
98  99 100  101  102  103
第19週『希望』
104  105  106  107  108  109
第20週『旅立ちのとき』
110  111  112  113  114  115
第21週『新世界へ、ようこそ』
116  117  118  119  120  121
第22週『母の背中』
122  123  124  125  126  127
第23週『あいを継ぐもの』
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