べっぴんさん (第130回・3/8) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『べっぴんさん』(公式)
第23週『あいを継ぐもの』『第130回』の感想。
なお、ヒロイン・坂東すみれのモデルは、アパレルメーカー「ファミリア」創業者の1人である坂野惇子(ばんの あつこ)さんで、関連書籍は未読。
※ 本作は、2/28 にクランクアップ(撮影終了)しています。
※ 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
さくら(井頭愛海)と健太郎(古川雄輝)の結婚から3年の時がたった。さくらは子どもを身ごもり、健太郎は武(中島広稀)の後を引き継いでキアリスの開発宣伝部長に昇進することに。本店を任された健太郎は、大手商社社長の古門(西岡徳馬)から「成長のスピードが重要」という助言を受け、売り上げを上げるためキアリスを大きく変えようと奔走する。健太郎の言動に違和感を抱くすみれ(芳根京子)だったが…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
物語は「ケンちゃんとさくら祭り」の真っただ中
年明けから突然始まった、騒ぐだけ騒いで曖昧なまま終わった「さくらの乱」、ドヤ顔で周囲を蹴散らしてヒロインすみれを何処かへ吹き飛ばした「さくら吹雪」、そして今や物語は「ケンちゃんとさくら祭り」の真っただ中。そんな15分間だった。
どうやら、「キアリス」の世代交代を通して、はなからすみれ、すみれからさくらなどなど、いろんな親から子への物語を重ねてるつもりなんだろう。そして、そう言う中で「キアリス品質」や「キアリスらしさ」の再確認を描いて、物語全体を「キアリス」の成長としたいと言ったところだろうか。
しかし、そもそも最初の「キアリス品質」や「キアリスらしさ」が描かれていない状態で再確認もあったもんじゃない。描いて来なかったのは、親と子の関係もほぼ描かないのに、ここへ来て急に “親から子へ” みたいなことをやられても、ピンと来ないのだが…
「ああします」「こうなりました」の連続で中身ゼロ
その上、今週になって更に時間経過の使い方が半端無い多さ。出来事が次々と箇条書きで描かれるから、どこをどう見ても中身が無い。「ああします」「こうなりました」の連続。もちろん、好意的に脳内補完によって、ざっくりと脚本家や演出家の意図は想像できるが、すべてが不自然で違和感だらけ。こんなのよく放送できるものだ。
あとがき
今日は封印かと思ったら、やっぱり最後に出ましたね、さくらの我儘が。「さくらが作り出したサミーちゃん」と言っていましたが、その昔に君枝が書いたリスから、リスだけにリスペクトしただけじゃ(苦笑)
当時の出産だってまだまだ命懸けの時代に、産休に入る時に先輩が出産(妊娠)祝いっておかしいような。夕食時のすみれのシルキー風でスカーフ付き?ブラウスも、あれで料理をしたのかって衣装だし。流石にすみれの存在感の薄さが半端無いです。
●すみれ=48歳、芳根京子さん=20歳
●紀 夫=54歳、永山絢斗さん=27歳
●さくら=29歳、井頭愛海さん=15歳
●健太郎=29歳、古川雄輝さん=29歳
健太郎役の古川雄輝さんが一番年上の一家団欒。なんか、なんかなあ。
[お願い] コメント等でのあらすじのネタバレ厳禁でお願いします。今やストーリー展開が唯一の私の楽しみですので…(困)
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坂野惇子 子ども服にこめた「愛」と「希望」 (中経の文庫)
ファミリア創業者 坂野惇子 - 皇室御用達をつくった主婦のソーレツ人生
坂野惇子の人生 (MSムック)
上品な上質---ファミリアの考えるものづくり
時空旅人別冊 “べっぴんさん"坂野惇子の生涯: サンエイムック
連続テレビ小説 べっぴんさん Part1 (NHKドラマ・ガイド)
NHK連続テレビ小説 べっぴんさん 上
NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」オリジナル・サウンドトラック
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【これまでの感想】
●“視聴率=作品の質”か? 「べっぴんさん」視聴率18%台と7日から大台割れ
●「べっぴんさん」初回“総合視聴率”は27% 新視聴率調査でテレビのおばさん化に影響を与えるか?
●べっぴんさん "お嬢様"を言い訳にし過ぎたり、各エピソードの"配分"の悪さが、ドラマに今一つのめり込めない原因か?
●「べっぴんさん(第43回・11/21)」を"紀夫の立場"で改めて考えてみた
●「べっぴんさん」2か月過ぎても、まだ本当の意味で "ドラマ" になってない!?
●「べっぴんさん」第50回まで描かれずに残念だったこと。そして、本作の課題と今後に期待すること
第1週『想(おも)いをこめた特別な品』
1 2 3 4 5 6
第2週『しあわせの形』
7 8 9 10 11 12
第3週『とにかく前に』
13 14 15 16 17 18
第4週『四つ葉のクローバー』
19 20 21 22 23 24
第5週『お父さまの背中』
25 26 27 28 29 30
第6週『笑顔をもう一度』
31 32
33 34 35 36
第7週『未来』
37 38 39 40 41 42
第8週『止まったままの時計』
43
44 45 46 47 48
第9週『チャンス到来!』
49 50
51 52 53 54
第10週『商いの聖地へ』
55
56 57 58 59 60
第11週『やるべきこと』
61
62 63 64 65 66
第12週『やさしい贈りもの』
67
68 69 70 71 72
第13週『いつものように』
73 74 75
第14週『新春、想(おも)いあらたに』
76 77 78 79
第15週『さくら』
80 81 82 83 84 85
第16週『届かぬ心』
86
87 88 89 90 91
第17週『明日への旅』
92
93 94 95 96 97
第18週『守るべきもの』
98
99 100
101
102
103
第19週『希望』
104
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106
107
108
109
第20週『旅立ちのとき』
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第21週『新世界へ、ようこそ』
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第22週『母の背中』
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第23週『あいを継ぐもの』
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