突然ですが、明日結婚します (第7話・2017/3/6) 感想

フジテレビ系・月9『突然ですが、明日結婚します』(公式)
第7話『別れよう涙の決断』の感想。
なお、宮園いづみ氏の漫画「突然ですが、明日結婚します」は未読。
名波(山村隆太)とあすか(西内まりや)の同居、そして夕子(高岡早紀)との二股疑惑が、インターネットのニュースに流れる。対応に追われる名波は帰宅できず、あすかへのマスコミ攻勢を心配する小野(森田甘路)らは、部屋に集まる。そんな中、SNSでは‘あすか捜し’が始まり、名波は氷室(杉本哲太)から、担当番組に出演できなくなったことを告げられる。数日後、あすかは記者の草ヶ谷(村上航)に尾行され、声を掛けられる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
4人目の演出家投入で、"最強のお花畑演出" になった
椿鬼奴さんだけでも痛々しいのに、加藤諒さんまで火の粉を被って始まった第7話。以前に止めたら良いのにと言ったあすか(西内まりや)のお目目キラキラ照明が過剰になって他の登場人物たちへも伝染してるし、キッチンのフライパンまでキラキラ照明にして、これまでで最強のお花畑演出になった本作。
実際にオンデマンド視聴では10歳代後半から20歳代前半の女性が圧倒的な支持率を示しているからと、ここまで現実離れしたきれいきれいな映像にする必要があるのか。ある意味大人の視聴者を切り捨てたような演出はこれまで無かった。因みに演出は、ゴールデン枠のドラマ演出はこれが初担当の野田悠介氏。なぜ、ベテランを投入しない?
なぜ2人を "好感度の高い共感できる人物" にしないのか?
お花畑演出と書いたが、全体を通して見ると、それなりに丁寧だし、ベタだし、好きな人には好きなのは理解できる。ただ、やはり演出以前の問題として脚本が残念過ぎる。演出家を次々と変えるなら脚本家を補強した方が断然に効果が高いと思うが。
脚本で致命的なのは、あすかと名波(山村隆太)が圧倒的に主人公としての魅力に欠けること。例えば、今回で言うなら、マスコミに狙われているのに緊迫感も緊張感も無い軽率な言動ばかりのあすかとか、いくら結婚しない男とは言え不倫でないのだから交際宣言すれば済むはずをしない名波とか。
フジテレビは、もっと視聴者の気持ちを考えるべき
もう、これ演者が誰だとかそんな次元の話でない。完全に最初の脚本上の2人のキャラクターづくりが失敗してる。もっと好感度の高い共感できる人物にしないと。まあ、先日の映画『アナと雪の女王』放映のエンディングの改悪を見ても、フジテレビには視聴者の好感度や共感と言う部分が欠落しているのは明らか。
予告編を見ても落胆しかない。あすかは神谷(山崎育三郎)とラブラブになってるし、名波は冴えない表情と煮え切らない態度のカットばかり。これで「ついに最終章」と言われても、実際は「最終回前」って?もう笑うしかない…
あとがき
不快とまで言いませんが、脚本も演出もイライラしますね。もちろん、2人に共感できない好感が持てないのが最大の原因ですが、全体的に中途半端。もはや、残り2話でキャラクターを変えることは出来ないでしょうから、これ以上悪くならないことだけ期待します。
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【これまでの感想】
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