突然ですが、明日結婚します (第6話・2017/2/27) 感想

フジテレビ系・月9『突然ですが、明日結婚します』(公式)
第6話『右薬指の虫除け指輪』の感想。
なお、宮園いづみ氏の漫画「突然ですが、明日結婚します」は未読。
あすか(西内まりや)は名波(山村隆太)の提案で彼と一緒に暮らすことに。転居当日、家族が突然やって来て、莉央(中村アン)と桃子(岸井ゆきの)の3人で住むとうそをついていたあすかは慌てるが、何とかその場を取り繕う。名波は三上(沢村一樹)らに同居の件を話す。そんな中、夕子(高岡早紀)に呼び出されて会ったあすかは、名波に話そうとするがタイミングを逃してしまう。一方、神谷(山崎育三郎)もあすかが実家を出たと知る。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
結局、王道路線の胸キュン恋愛ドラマを目指すのか?
演出が、第1,3話担当で本作のチーフ・ディレクターの並木道子氏に戻ってしまった。「しまった」と残念風に書いたのは、前回の石井祐介氏の演出を私は評価していたから。しかし、これで本作の方向性が今更だが明確に分かった。ヒロインのキラキラお目目、リアルでない外光の色合いなど…
ラブコメよりも、完全に王道路線の胸キュン恋愛ドラマが目指す方向なのだ。とにかく、女性たちが胸キュンと思わせる部分を強調させた脚本と演出が、これまでで一番顕著に描かれた。恐らく、このドラマを見て胸キュンする視聴者に対象を絞り込んだ結果だろう。新規獲得よりも視聴離脱者阻止。賢明な判断ではある…
メインの二人が、仕事をしている印象が薄過ぎる
そうと決まれば、こちらもそのつもりで観る。軽いラブコメなんて期待しない。そんな視点で見ると、一番不自然なのは、メインの二人が仕事をしている印象が薄過ぎること。特に、あすか(西内まりや)は性格も相まって、仕事をしている印象が無い。同棲も良いが、もう少し仕事風景を描けないかな?休憩中は仕事じゃない。
あすかと名波が一緒にいるシーンが多過ぎる
もう一つ不自然なのは、あすかと名波(山村隆太)が一緒にいるシーンが多いこと。同棲してるし、胸キュンを描くことを最大の目的にしたのだから、二人だけのシーンが多いのはしょうがないとしても、これ、二人が擦れ違っているからの胸キュンでは?あまり、擦れ違っている印象が無い。
結構、自由に会えてるし、一緒にいるし。むしろ、二人の性格が違うからぶつかっているだけで、すれ違いとは違うような。
二人だけのシーンで胸キュンさせたいのは分かるが…
結局、同棲を嘘ついてると言う設定が邪魔しているのだ。嘘をついているから、同棲を知らない人も知っている人も、二人に絡んでくる。そして、その辛みの部分が多くなる。その結果、二人が一緒にいるシーンが印象づいてしまう。これ、明らかに逆効果。
要は、詰め込み過ぎて、二人のみのシーンだけで胸キュンをさせようと無理な構成と演出に。もっと、あすかと名波の一人だけのシーンをきちんと描写して、すれ違いを描くべきだった。もっともっと、王道路線の胸キュン恋愛ドラマに研ぎ澄ませるしかない…
あとがき
良くも悪くも、これで、胸キュン出来る人限定のドラマになっちゃいましたね。1時間で1回でも多く胸キュンさせれば良いのでしょうか?何か、違うような。もっと一人のシーンをしっかり描いて、人間的な魅力を描いてこその胸キュンじゃないのかなあ。ストーリーの中で自然に胸キュンにもって行くなら、『胸キュンスカッと』の方が明らかに秀逸ですよ。
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