嫌われる勇気 (第7話・2017/2/23) 感想

嫌われる勇気

フジテレビ系・木曜劇場『嫌われる勇気』公式
第7話『仲間を救え!刻む死の秒読み爆弾魔vs蘭子』の感想。
なお、原案:岸見一郎氏・古賀史健氏のノンフィクション『嫌われる勇気-自己啓発の源流「アドラー」の教え-』は既読。



青山(加藤シゲアキ)は蘭子(香里奈)の「嫌われる勇気」という考えをなかなか理解できない。悩む青山に大文字(椎名桔平)は、蘭子が併せて持つ考え方「共同体感覚」を説明する。そんな中、青山は爆発事故を起こした犯人に狙われているという男性・佐藤(板尾創路)を保護し、警視庁に連れて行く。すると、佐藤のバッグから時限爆弾が。佐藤は犯人に脅されたと言う。そこへ電話をかけてきた犯人は、蘭子と勝負をしたいと告げる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

どう考えても、真犯人は板尾創路さんで始まった

想定外の低視聴率より、日本アドラー心理学会から、「アドラー心理学」の一般的な理解とは大きく異なる見解を広めていると指摘。放送の中止、もしくは脚本の大幅な見直しを要求されている『嫌われる勇気』の第7話。どう考えても真犯人は板尾創路さん演じる男としか考えられない滑り出しで始まった…

第7話は、大文字教授と青山刑事のこの言葉に注目

今回で言うなら、大文字(椎名桔平)に青山(加藤シゲアキ)教えた
 “すべてが繋がっていると言う共同体感覚”
と言う概念と、青山が佐藤(板尾創路)言った
 「無条件で信じようって決めたんです。庵堂さんを信じる自分を信じようって」
と言う台詞の関連性を、もっと分かり易く映像化して欲しかった。それこそが、「アドラー心理学」を基にしたドラマであることになるからだ。

青山の台詞が、軽んじて終わってしまったのが残念

特に、青山の台詞が想像以上に軽んじて終わってしまったのが残念。ここで「アドラー心理学」の詳細を述べるつもりも知識も無いが、「アドラー心理学」には “他者信頼” と言う考え方があり、無条件に相手を信じることを指す。この他者貢献こそが、自分の共同体への所属意識を実感することで、幸福であると。

まあ、こう文字で簡単に書ける概念ではないのだ。だから、ドラマとして映像化する価値と意味はあるのに、ラストの青山が佐藤に言った
 「あなたにだって、きっといるはずです。仲間だっているし、自分の居場所だって、今は見えていないだけで、きっとあるはずなんです」
も普通に刑事の慰めの言葉で終わったのが残念だ。

パン屋の話も、"共同体" と言う概念が小さ過ぎる

三度登場するパン屋の話も同様だ。蘭子(香里奈)も佐藤(板尾創路)もがパンを買えるのは、多くの製造に関わる人たちとの関係性があるから “共同体” としていたが、アドラー心理学では家庭、学校、職場、地域、国家、人類、動植物、宇宙、時間軸においては過去から未来までのすべてを “共同体” とする訳で…

「アドラー心理学」と刑事ドラマが残念ながら解離してる

これまでの本作の中ではかなり「アドラー心理学」を描こうと言う努力は認めるが、やはり「アドラー心理学」がどう言うものかと言う部分と、刑事ドラマをリンクしていると見るのは難しい。要は、「アドラー心理学」と刑事ドラマは残念ながら解離してしまっていると言うことだ。

主人公が大文字で、部下と相棒が蘭子と青山で良かった

フジテレビが放送続行を決めた勇気は評価するが、それならば最初から主人公は大文字が「アドラー心理学」を学んだインテリ刑事で、その部下・相棒が蘭子と青山で良かったのでは?

まあ、それ以前に、「アドラー心理学」は抜きにして、普通の刑事ドラマとして放送して、あとから「アドラー心理学の匂いがする」みたいに噂が立つみたいな企画の方が良かったかも。始めから「アドラー心理学」ありきで番宣したのが、刑事ドラマとしての面白さを台無しにしてしまっているのは明らかだから…

あとがき

刑事ドラマとしては、普通に面白いと思います。ただ、「アドラー心理学」と言う部分、要は大文字教授のパートが物語の腰を折っているのが気になりますね。今さら、大文字のパートを変更する訳にはいかないでしょうから、せめて「アドラー心理学」の解釈を正しく映像化して欲しいです。次回に期待します。

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