A LIFE~愛しき人~ (第5話・2017/2/12) 感想

A LIFE~愛しき人~

TBSテレビ系・日曜劇場『A LIFE~愛しき人~』公式
第5話『恩師の医療ミス』の感想。



深冬(竹内結子)が仕事中に倒れる。深冬の病状をこれ以上隠せないと焦る壮大(浅野忠信)は、告知を巡って沖田(木村拓哉)と言い合いになる。一方、羽村(及川光博)が医師会の事故調査委員に選出される。事故の疑いがある医療行為を外部メンバーとして調査する役目で、羽村はそれを自慢げに同僚たちに打ち明ける。だが、羽村の元に持ち込まれた依頼は、彼と壮大の恩師である心臓外科の権威・山本が行った手術の調査だった。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

沖田が、深冬への告知を引き延ばすのは百歩譲って…

深冬(竹内結子)の病状が第1話から確実に悪化しているが、それを沖田(木村拓哉)が自分自身が納得する術式が見つかるまで告知しないのは、患者第一の医療であるか同課の疑問はあるが、沖田なりのポリシーとプライドであると百歩譲ろう。

脚本家の "医師への敬意" が感じ取れない

ただ、深冬が脳腫瘍を患っており、第1話から毎回術中に失敗する場面が描かれ、都合よく沖田がバックアップすると言う状況まで描いて、脚本家は緊張感とか緊迫感を描いているつもりだろうが、深冬の夫で副病院長である壮大(浅野忠信)が、そんな妻であり医師を働かせている状況が最高に気になってしょうがない。

せめて、沖田は告知を引き延ばすが、流石に倒れた深冬にオペをさせるんは、私の医療ドラマの基準から大きくはみ出し過ぎ。やはり、誰かが引き留める場面でもないと説得力が無い。そして、脚本家の医師への敬意が感じ取れない。本作のリアリティーの無さの根源は、そんなところにあるのではないだろうか。

医療事故のくだりに沖田を絡ませ、散漫さは少し薄まった

さて、上記のことは置いといて、今回のドラマの内容的な部分に切り込んでみる。これまでとの一番の違いは、深冬の病状のことで対立する沖田と壮大が多めに描かれた。

具体的に書けば、前半でしっかり沖田と壮大を描き、後半ではゲストの心臓外科の権威・山本を演じた武田鉄矢さんと、1988年の『3年B組金八先生 第3シリーズ』で共演した浅野忠信さんの競演が話題になった医療事故のくだりを羽村(及川光博)をメインに壮大も沖田も絡めた構成のお蔭で、前回までの散漫さは薄まった。

沖田の医療従事者としての "ダブルスタンダード" が元凶

もちろん医療事故調査のくだりは、壮大ら脇役たちの人間像を掘り下げる意味で無駄なものではない。しかし、前述の本作の最大の違和感である「脳腫瘍の深冬を働かせている」がある限り、もう一つのエピソードでの沖田がバンバン切って治しちゃうのは、明らかな矛盾でしかない。

これ、今回で言うなら、引っ張り続けてる「深冬への告知と治療」は前半で終えて、続きは次週。一方の「山本医師の医療事故」は後半でガッツリと描いたら良かったのでは。まっ、沖田の医療従事者としての姿勢が、ダブルスタンダードで進行している限り、医療ドラマとしての本来の面白味には、ほど遠いとしか言いようがない。

あとがき

“俳優・木村拓哉” の応援団としても、かなり厳しい作品になって来てます。“自分がやりたいことしかやらない” と言う面では沖田に統一感はありますが、深冬の件では告知を引き延ばし、他の案件ではバッサバッサとオペして切っていく。

これでは、ただ、沖田を無理矢理にヒーローに仕立てようとしているようにしか見えないのです。いくら応援団でも、ただ出演して入れば、ただ目立てば良いと言う人間ばかりではありません。きちんと冷静に脚本も演出もやって欲しいです。

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