嫌われる勇気 (第5話・2017/2/9) 感想

フジテレビ系・木曜劇場『嫌われる勇気』(公式)
第5話『美しき計画殺人!血塗られたバレンタイン」』の感想。
なお、原案:岸見一郎氏・古賀史健氏のノンフィクション『嫌われる勇気-自己啓発の源流「アドラー」の教え-』は既読。
大文字(椎名桔平)の元教え子・美沙(中島亜梨沙)の夫で大学准教授の山岸(六角慎司)の遺体が自身の研究室内で見つかる。蘭子(香里奈)は研究室にあったイベントのチラシに注目。主催者は大文字の元教え子・塔子(内山理名)で、美沙は塔子が自分に隠れて夫と会っていたと激怒する。もみ合う2人だが、蘭子は「自分の課題ではない」と意に介さない。青山(加藤シゲアキ)は大文字から蘭子が実践する「課題の分離」について聞く。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
「青山の成長物語」の色が強まったのは良かった
第5話の脚本は、第1,2話担当の徳永友一氏。演出は、本作初担当の星野和成氏。脚本の徳永氏が、2週分空いたせいだろうか、かなり「アドラー心理学」を物語に組み込んで、ドラマを構成しようとする思いが伝わって来た。
その意味で、一番良かったのは、これまでも当blogでは蘭子(香里奈)よりも青山(加藤シゲアキ)をもっと前に出して「アドラー心理学」を学ぶ姿を描けと言ってきた部分が、きちんと具現化されたこと。それによって、まだ物足りなさはあるものの「青山の成長物語」の色が強まったのが良かった。
これまでで一番「アドラー心理学」を上手く盛り込んだ
そして、もう1つ良かったのは、蘭子の言動、特に推理を披露する過程で、本作らしい解釈で「アドラー心理学」を上手く盛り込んで来たことだ。私も、人に説明出来るほど「アドラー心理学」を理解している訳ではないが…
普通の刑事ドラマの解決編では、犯人の犯行の裏には、 “そうせざるを得なかった”と言う「原因」や「動機」を捜査していくのだが、本作は違う。「犯行」によって “何かを成し遂げたい” と言う「目的」があったと考え、青山と蘭子が捜査した。
しかし、これは本作が「アドラー心理学」に基づいて製作されたドラマだからと言う贔屓目で観た私の感じ方で、「アドラー心理学」を知らなければ、普通の刑事ドラマに見えてしまうだろう。やはり、大文字(椎名桔平)が青山に教授するシーンをもっと巧みに物語に組み込んだら、完成度が高まるに違いない…
あとがき
今回は、面白かったです。「アドラー心理学」も何とかきちんと盛り込まれましたし。やはり、蘭子と青山がバディとなって事件を解決するのが良いですね。それの方が、「アドラー心理学」が絡んでいると言う部分が自然に見えます。この方向をもっと研ぎ澄ませて行けば、盛り上がる可能性大。次回にも期待します。
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