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カルテット (第4話・2017/2/7) 感想

カルテット

TBS系・火曜ドラマ『カルテット』公式
第4話『妻はピラニア、婚姻届は呪いを叶えるデスノート』の感想。


諭高(高橋一生)を追って、ワゴン車の2人組・半田(Mummy-D)と墨田(藤原季節)が別荘に押し掛けてきた。2人が帰った後、諭高は真紀(松たか子)たちに、自分が以前結婚していて子どももいると明かし、現在、元妻とその恋人が置かれている状況を説明する。元妻と暮らす小学生の息子のことを心配する諭高は、すずめ(満島ひかり)を伴い、元妻を捜しに行く。一方、司(松田龍平)は別荘の様子をうかがう鏡子(もたいまさこ)と遭遇する。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---

まさか、ここへきて4人を超える女を登場させるとは!

うーん、おかしい。大の苦手な坂元裕二氏の脚本のドラマを、こんなに楽しんでる私がいることが。今回は、いよいよ諭高(高橋一生)がメイン。まあ、とにかく、4人がそれぞれ超が付く程の個性的なキャラクターで、どうしようもない性格の中に可愛らしさや寂しさを抱えて、実に魅力的なのだが…

まさか、ここへきて4人を超える女を登場させるとは!それも、諭高の元妻と言う意味深な設定を背負った上に、バリバリの関西弁の強烈な茶馬子(高橋メアリージュン)が、実に物語によーく嵌ってる。何せ、茶馬子を前にすると、4人が変わり者に見えないと言う面白さ。もはや、諭高は良きパパにしか見えないし。

今やこの4人以外の配役はあり得ないと思えるレベル

これ程に癖と言うよりアクの強い “坂元節” をここまで普通のドラマのように、苦手な視聴者にも見せてしまうのは、脚本の巧みさはもちろんだが、それを具現化する演出と俳優があってこそ。特に、キャスティングが見事。今やこの4人以外の配役はあり得ないと思えるレベル。正に、脚本、演出、俳優の三位一体だ。

本作が、『火曜ドラマ』枠である理由

放送当初は、なぜ本作は金曜22時の『金曜ドラマ』枠で無いのか不思議だった。だって、火曜22時の『火曜ドラマ』は前作が『逃げるは恥だが役に立つ』で日本中に恋ダンス旋風を作った恋愛ドラマにはうってつけの放送枠。だから、次も似たようなラブコメで攻めれば良いのに、本作。だから、不思議な世界観の作品は『金曜ドラマ』。

きっと、TBSは『火曜ドラマ』がラブコメ枠と言う固定概念を付けられるのを避け、ジャンルやテイストは違えども、少し癖のある評価が分かれそうな作品でも、自信を持って品質の高いドラマを提供する放送枠にしようと言う意図が反映されているのではないだろうか。

『逃げるは恥だが役に立つ』は高視聴率だったが、『ダメな私に恋してください』『重版出来!』は視聴率には恵まれなかったが、丁寧に作られた高品質なドラマだった。本作もこの流れに乗っているに違いない…

あとがき

手の握り方や手のアップの撮り方など、本当に丁寧で的を射た演出と演技で、坂元節をプッシュしてますね。益々、好みが分かれる作風にはなっていますが、良い感じで、次回は折り返しできそう。第5話に期待します。

本作のサウンドトラック盤が発売決定です。発売予定日は2017年3月8日です。どんな楽曲が収録されるのか楽しみです。

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★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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