突然ですが、明日結婚します （第3話・2017/2/6） 感想

フジテレビ系・月9『突然ですが、明日結婚します』（公式）
第3話『俺の女に手を出すな』の感想。
なお、宮園いづみ氏の漫画「突然ですが、明日結婚します」」は未読。

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あすか（西内まりや）は名波（山村隆太）に、料理しに行くとメール。小野（森田甘路）や莉央（中村アン）、桃子（岸井ゆきの）も同席予定だったが、3人は気を利かして、2人だけにする。ところが緊張のせいか、2人の会話は弾まない。そんな中、あすかは名波が新番組で夕子（高岡早紀）と共演すると知る。一方、名波は神谷（山崎育三郎）について探りを入れる。数日後、仕事帰りのあすかと神谷は、路上でテレビクルーに取材される。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

いくら料理が上手くても、夕食シーンでのあすかの髪が…

専業主婦になりたい女が主人公だから、こう言う部分を気を付けて演出指導も演技もして欲しいと感じたのが、15分頃のあすか（西内まりや）と名波（山村隆太）の夕食シーン。

二人が食事をするシーンの会話が恐ろしくつまらなかった。脚本の台詞そのものがただの言葉の行ったり来たりで感情が高まるでもない上に、あの平坦な演技だから、その後の土手を歩くシーンに移動しても、結局ただただ話してるだけ。シチュエーションもへったくれもない脚本。

実は、それよりも気になったのが、あすかの髪の毛。今にもご飯にくっつきそうで不潔。料理を作っている時は、昔なら姑に怒られるレベルだが、今ならギリギリ許容範囲で後ろで束ねてたのに。こう言う不潔感ってどうなのかな。まあ、料理は得意ってことを描写したから、良しとするか。

あすかが "口先だけの専業主婦願望" でないのが描かれた

さて、本題。先の料理の部分が描かれたために、あすか（西内まりや）が一倍結婚願望が強く、専業主婦になることが将来の夢である女性であることが、これまでは台詞だけだったが、やっと映像的に描かれた第3話。

もちろん、まだまだ口先だけの “専業主婦願望” には違いないのだが、マシになった程度でも無いより良かった。やはり、もっと応援したくなるような魅力で、物語をけん引するだけのパワーを持たせないと、主人公として弱すぎる。

名波は若干おとなしめのキャラに変更か？

一方の名波は、第1話から若干静か目キャラに変更したくらいで、変わり映えしない。一応、神谷（山崎育三郎）を後退させたことで、前に出たから、“ヒロインの相手役風” には見えたり見えなかったり。まっ、これ以上は厳しいかな。

山村隆太さんが名波に慣れてきて、観易くはなった

全体的には、悪くはなっていない。そんなレベル。僅かに良くなっているのは、名波役の山村隆太さんが名波に慣れてきているのが分かること。だから、第1話のような棒演技への衝撃が薄まってるだけに、観易くなった。

脚本の展開も台詞も平坦過ぎ　演出はメリハリ無さ過ぎ

ただ、演技よりも問題は脚本と演出。とにかく興味がわきにくい。展開はベタだし先が読めなくもない。演出（演技指導）はメリハリが無い。やってるつもりなのだろうが、脚本の平坦な会話を面白く見せるような演出をしないと。

低視聴率ばかりが話題になる本作だが、個人的にはそれ程悪くないと見ている。ただ、次回もまた観たくなるような魅力が足りな過ぎる。感想を書くために再び録画を朝一番で観たのに、睡魔に襲われるような作品ではダメだってことだ。

あとがき

専門的なことは省略しますが、スタジオセットと屋外ロケの映像に差があり過ぎますね。簡単に言うと屋外ロケの映像が映画風。物語が非現実的なのだから、スタジオセットでの映像のようにペタッとした作り物っぽい方が、本作に合うような。カップルでないと知りつつインタビューするシーンもどうかなあ。

とにかく、視聴率を上げるのも作品自体を面白くするのも、本作に於いては、脚本と演出しかないのは確か。何せ、事前の話題性も第1話のツカミも、俳優の部分では失敗しているから。次回にちょっとだけ期待してみます。

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