カルテット (第3話・2017/1/31) 感想

カルテット

TBS系・火曜ドラマ『カルテット』公式
第3話『四角関係』ラテ欄『あなたの過去バラしますよ…?秘密と恋の四角関係』の感想。



ある日、演奏前のすずめ(満島ひかり)たちの前に、純という若者が現れる。純はすずめに、彼女の父・欧太郎が明日をも知れぬ命で、最期に娘に会いたがっていることを告げる。ところが、すずめは「仕事があるから」と再会を拒否。すずめは、幼い頃の出来事から、欧太郎に対し複雑な思いを抱いていた。悩むすずめは、司(松田龍平)に相談しようと考えるが、言い出せない。そんな中、カルテットのサイトにある動画が送られてくる。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---

視聴者をさらりと裏切る作風も "坂元ワールド"

前回の感想で、今後の放送回の感想については “書きたい時に書く” のペースになりそうと書いたのに、早速この第3話で感想を書きたくなった。序盤のパンツでのツカミは、本作らしくて大成功。そこからも巧みにツカミネタを畳み掛けるのは、正に脚本家・坂元裕二氏の世界観。

しかし、今回は私が苦手としている台詞満載の人間関係で魅せる群像劇の体を若干、いや、かなり抑え気味にしてすずめ(満島ひかり)の個人的なお話に終始した。こう言う視聴者をさらりと裏切るような作風も “坂元ワールド” だから、途中離脱が出来ないのだ。

本作らしい "希望" が集約された心に響くシーン

真紀「泣きながらご飯食べたことある人は、
   生きていけます」

すずめの父親への一方的な確執とその父の死に目に会わない娘の気持ちを、蕎麦屋での松たか子さんと満島ひかりさんが見事に演じてくれた。カツ丼をがっつりと食べながら真紀が言うこの台詞に、本作らしい “希望” が集約された心に響くシーンだった。

金子文紀氏の演出が、物語に合っていた

今回の演出は、これまでの土井裕泰氏から交替して金子文紀氏だ。二人が『逃げるは恥だが役に立つ』を支えた演出家だが、金子氏の演出の方が若干人間描写が直球で映像的にもメルヘンチックよりも現実的な雰囲気が得意。その意味で。すずめにフォーカスを絞った第3話には、合っていたのではないだろうか。

終盤の演奏シーンで、すずめが楽曲を変えたのも良かった

また、ラストの演奏シーン・最初にすずめが弾いていたのは、1曲目はバッハの無伴奏チェロ組曲1番『プレリュード』で、これは結構有名な楽曲だし、無伴奏チェロと言えば、バッハが定番。演奏しなおした後の曲は、カサドの無伴奏チェロ組曲。なぜ、すずめはこの曲に変更したのか。実は演出に鍵があるのでは?

基本的にチェロの無伴奏曲は、暗譜で弾くのが前提。四重奏の1曲目としての選曲だったのだろう。最初の曲では譜面にチラリと目線が行くが、その後は暗譜で弾く。しかし、2曲目は始めから暗譜で弾く。まるで自分と闘っているように…。スペイン風の情熱的な旋律が合っていた。

あとがき

あとは、諭高(高橋一生)ですね。きっと、坂元節全開で描いてくるんでしょう。過去の3話とは違った趣きの第3話でしたが、ドラマチックで楽しかったし感動的でした。ちゃんとラストで楽器演奏がシンボリックに描かれているのも良かったです。次回に期待します。

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