嘘の戦争 (第4話・2017/1/31) 感想

フジテレビ・関西テレビ系・『嘘の戦争』(公式)
第4話『標的は政治家…裏金5億を奪え!激化する天才詐欺師の復讐劇』の感想。
なお、『銭の戦争 (第11話 最終回・3/17) 感想』あります。また、「草なぎ剛」の「なぎ」は “弓ヘンに前の旧字の下に刀” です。
浩一(草なぎ剛)は30年前のOL殺人事件の犯人が国会議員・綾子(ジュディ・オング)の息子・司(森岡豊)らだと突き止める。綾子が二科(市村正親)に事件のもみ消しを依頼したため、浩一の家族が皆殺しにされたのだ。浩一はハルカ(水原希子)を占い師に仕立て、綾子に接近させる。同じ頃、30年前の事件関係者の周辺に「千葉陽一」が出没していると気付いた隆(藤木直人)は、彼の行方を追い、守(大杉漣)の児童養護施設にたどり着く。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
冒頭から、本作らしさ満タンな滑り出しに早速感動
前回で、私が観たかった「期待度★★★★★」の連ドラに見事昇格した本作。今回も冒頭の「前回までのあらすじ」の部分から緊張感溢れる編集で見せつつ、スムーズに且つ期待感を高める本編への入り方。流石、演出が第1,2話担当で本作プロデューサーの三宅喜重氏だけあって、本作らしさ満タンな滑り出しに早速感動だ。
浩一の復讐劇と草なぎ剛さんをしっかりと魅せるのがいい
さて、本編。物語は第3話の延長線上にありながら、浩一(草なぎ剛)の復讐劇に更に焦点を合わせて見応え十分。とにかく、脚本と演出が巧みだなと感心するのは、二科兄弟のくだりの面白さを描きながら、あくまでも本筋は復讐劇であり、主人公を演じる草なぎ剛さんをしっかりと魅せていることだ。
"草なぎ剛" の存在感が "一ノ瀬浩一" の魅力を引き出す
普通は、主人公よりもそれを演じる俳優をクローズアップさせると、作品の世界観が壊れるのだが、ここが “俳優・草なぎ剛” の不思議な魅力で、草なぎさんの存在感をきちんと描かないと “一ノ瀬浩一” が活きてこないのだ。
それでいて、草なぎさんも浩一も他の俳優陣とも登場人物たちとも差別化が図られて面白いのだから、やはり “俳優・草なぎ剛” の魅力は素晴らしい。また、草なぎさんは共演者の女優さんの魅力を引き出すと言われるが、第4話に限ればハルカを演じる水原希子さんは、間違いなくその恩恵を受けているのではないだろうか。
視聴者を飽きさせる部分が見当たらない
回を重ねるごとに面白くなっているのは当然の上で、映像作品や連ドラとしての完成度が高まっているのも素晴らしい。実は、天才詐欺師が復讐をすると言う1話ごとの流れはほぼパターン化している。なのに、ただ、潜入や洗脳や盗聴盗撮アイテムなどの上手な工夫で、新鮮味さえ感じる仕上がりになってる。
更に、どんでん返しの入れ方、フラグの立て方など、本当によく計算されて視聴者を飽きさせる部分が見当たらないのはスゴイ。これ、番宣をもっとすれば、更なる高視聴率を叩き出すような。今のフジテレビでは貴重な上ネタの本作。もっと番宣したら良いのに…
あとがき
最初は、天才詐欺師の復讐劇だったのが、次第に “騙し騙され” の連鎖が広がって益々面白くなってますね。それに、第4話はレギュラーの登場人物たちが個々に個性を発揮して動き出したために、物語は広がり謎は深まってきました。もしかしたら『銭の戦争』を超えるかも。次回に大いに期待します。
林ゆうきさんと橘麻美さんが担当する本作のサウンドトラックの発売が決まりましたね。発売予定日は2017年2月22日です。
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