A LIFE~愛しき人~ (第3話・2017/1/29) 感想

A LIFE~愛しき人~

TBSテレビ系・日曜劇場『A LIFE~愛しき人~』公式
第3話『決断!!患者の未来をかけた戦い』の感想。



深冬(竹内結子)が7歳の友梨佳(石井心咲)の担当医になる。母の美保(紺野まひる)によると、1年前に腹部の手術を受けている友梨佳は、半年ほど前から夜に時々起きる腹痛に苦しんでいた。前の病院では、小児外科治療学会のトップ・蒲生が心因性の症状と断定。蒲生の診断を覆すと圧力をかけられる可能性が高い。他の医師が二の足を踏む中、沖田(木村拓哉)が友梨佳を共に診ると言い、育児中の深冬に代わって当直につく。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

"俳優・木村拓哉" の応援団でも、第3話はつまらなかった

演出は、本作初担当で、『まっしろ』『ヤメゴク』『神の舌を持つ男』等で数話の演出を担当した加藤新氏。これまで、“俳優・木村拓哉” の応援団として贔屓目に見てきたが、流石にこの第3話は単純につまらなかった。

基本的な物語の構成は第2話と同じ。患者が来院して、原因を調べたが簡単に手術が出来ない問題が発生。止めるしかないか…。いや、止める訳にはいかない。だからあれこれ策を施して、いざ手術。沖田(木村拓哉)は偉い。壮大(浅野忠信)は嫉妬。深冬(竹内結子)の治療は引き伸ばして次回へ。毎回この繰り返し。

ただ、今回で違うのは、前回で話の中心にいた井川(松山ケンイチ)がいなくなって、深冬一人がメインになったこと。それと、深冬と壮大が退く退かないのくだりを強めに描いたこと。とにかく、物語の構成に変化や工夫が無さ過ぎる。まずは、脚本の骨格そのものを見直して欲しい。

いくらフィクションでも、医療ドラマとしておかし過ぎる

細かい部分で気になることも多い。今回も脳腫瘍の患者が小児の手術に立ち会ってるし、自覚症状がある医師が自身の検査結果を未だに見ないし、医師たちがオペ室で感情むき出しで会話してるし、患者本人の希望が無いのに他の病院に情報開示してるし、書き出したらキリがない。

これ、いくらフィクションとは言え、医療ドラマとして倫理的に疑問を持たざるを得ない設定が多過ぎる。

盛り込み過ぎが、主人公アゲやリアリティーの欠如に

多過ぎると言えば、やはり小児科の存続、存亡の危機のくだりに、医師たちの誇りや使命感だけでなく、深冬の病気、沖田と壮大と深冬の三角関係を盛り込んでることが、かなり気になった。

確かに、主人公の苦悩は大きければ大きい方が応援したくなるし、葛藤が長ければ長いほど緊張感や緊迫感も出る。そして何より、主人公の “孤高なヒーロー” っぷりを際立たせれば面白くなる。これらのことは間違ってはいない。

しかし、何事にも限度ってものがある。本作は明らかにやり過ぎ。結局、これらをやるがために、無理矢理に病院と言う組織全体を悪役に仕立てて、正義の味方は悪の組織には所属しないって構図を作ったから、あちこちに歪みが出る。それが、単純に主人公アゲやリアリティーの欠如と言う悪い面に働いてるのが残念だ。

まずは、深冬を共感できるキャラにしたら?

“俳優・木村拓哉” の応援団として改善策を考えてみた。まず、深冬を共感できるキャラクターに変えた方が良い。独り善がりの正義感はウザいだけ。自覚症状がある時点で医師としてやるべき行動をとっても欲しい。三角関係を描くなら、夫の壮大の方にもっと向いていないと面白味が出ないのでは?

主人公らの "自己満足" を止めて "患者のため" にしたら?

そして、致命的なのは、物語の流れも結末も、主人公とその味方たちの自己満足が中心になっているように見えてしまっていること。治療方法は、前回のように「患者のため」の物語に変えること。そして、全体をより単純かすること。単純になればなるほど、物語も分かり易くなるし、見せ場も際立つはず。

これだけの俳優たちを集めて、サウンドトラックも良いのに、チープな構成を劇番で強引に盛り上げているように見えているのはもったいない。撮影がどこまで進んでいるか分からないが、高視聴率と騒がれている内にテコ入れして頂きたい…

あとがき

医療ドラマとして、脳腫瘍の患者が手術をするのは「命」を軽視しているようにしか見えません。心臓血管と小児外科が専門の外科医が脳外のオペをする違和感も気になります。従って、さっさと沖田先生には深冬の手術を成功させ、沖田が本業の心外と小外のカリスマドクターの話にした方が良いと思います。
次回にも大いに期待します。

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【これまでの感想】
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