べっぴんさん (第97回・1/28) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『べっぴんさん』(公式)
第17週『明日への旅』『第97回』の感想。
なお、ヒロイン・坂東すみれのモデルは、アパレルメーカー「ファミリア」創業者の1人である坂野惇子(ばんの あつこ)さんで、関連書籍は未読。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
キアリスが担当した大急百貨店の展示がお披露目となった。挨拶を求められたすみれ(芳根京子)は、展示のテーマを「女の一生」とし、いろいろな生き方をする女性たちを応援したいという思いが込められていると話す。展示の制作を通じて思いを固めたすみれは、家出して姉のゆり(蓮佛美沙子)の家にいる娘・さくら(井頭愛海)に会いに行く。すっかり心を閉ざしてしまっているさくらに、すみれは自分の気持ちを必死で伝えるが…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
女子学生にねだられて、客前で脚立を出す?
女子学生が、展示が始まったばかりのコウノトリを「かわいい」と言う理由だけで「袋をの中を見せて」と言うがまず強引。その上、ねだられて他のお客様のいる中で脚立を出して…これはやりすぎ。それに、そもそもあの袋を咥え直させないなら展示に不要ってことになる。まあ、強引なのはいつものことだが。
明美の人形づくりこそ、回想でなくきちんと描くべき
これ、回想シーンで、明美(谷村美月)が赤ちゃんの人形を作っているシーンが挿入されたが、これは回想でなく、きちんとした時間軸の中で入れるべきだったのでは?
武(中島広稀)を上手く絡めて、明美の台詞で4人分の人形を作って入れる場面を。そして、会場説明ですみれ(芳根京子)が話して、客らが見たいと言っても、それは皆さんで想像して下さいとか夢を持たせるとか…
これのどこがサブタイトルの『明日への旅』なのか?
すみれとさくら(井頭愛海)の久し振りの対面のシーン。演技指導でそうなっているのだと思うが、さくらの台詞の “間” が長過ぎて、台詞がブツ切れになって意味が掴み難いほど。でまた、いつものすみれの涙ぐむカット。ここ、そんなに尺を取る必要あるだろうか。
それに、母親として娘の気持ちを聞くのでなく、最終的には自分の気持ちを押し付けてる。そして、いつぞやの展開と同じに「子供のために仕事を辞める」って話。子どもの時期は違えど2度目。娘の出した結論も「東京行き」となんの変化も無し。これのどこがサブタイトルの『明日への旅』なのか???
あとがき
何か、何かなあ。突っ込む所も良い所も殆どない15分間でした。一度さくらは仕事を辞めるって話は昨年末にやりましたよね。これで2度目。この脚本家は、「女の一生」は母と娘の関係しかないとでも考えているような。20周年記念の前にもう一度やりそうな気配さえありますね。
いつになったら、キアリスの、ベビー服のお話になるのか期待し続けて観ているのですが、これではキアリスはホントにおまけになってしまうのでは?と心配になります。何とか持ち直して欲しいのです。だから、脚本を何とかして欲しい。演出家も諦めないで欲しい。それだけです…
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坂野惇子 子ども服にこめた「愛」と「希望」 (中経の文庫)
ファミリア創業者 坂野惇子 - 皇室御用達をつくった主婦のソーレツ人生
坂野惇子の人生 (MSムック)
上品な上質---ファミリアの考えるものづくり
時空旅人別冊 “べっぴんさん"坂野惇子の生涯: サンエイムック
連続テレビ小説 べっぴんさん Part1 (NHKドラマ・ガイド)
NHK連続テレビ小説 べっぴんさん 上
NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」オリジナル・サウンドトラック
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【これまでの感想】
●“視聴率=作品の質”か? 「べっぴんさん」視聴率18%台と7日から大台割れ
●「べっぴんさん」初回“総合視聴率”は27% 新視聴率調査でテレビのおばさん化に影響を与えるか?
●べっぴんさん "お嬢様"を言い訳にし過ぎたり、各エピソードの"配分"の悪さが、ドラマに今一つのめり込めない原因か?
●「べっぴんさん(第43回・11/21)」を"紀夫の立場"で改めて考えてみた
●「べっぴんさん」2か月過ぎても、まだ本当の意味で "ドラマ" になってない!?
●「べっぴんさん」第50回まで描かれずに残念だったこと。そして、本作の課題と今後に期待すること
第1週『想(おも)いをこめた特別な品』
1 2 3 4 5 6
第2週『しあわせの形』
7 8 9 10 11 12
第3週『とにかく前に』
13 14 15 16 17 18
第4週『四つ葉のクローバー』
19 20 21 22 23 24
第5週『お父さまの背中』
25 26 27 28 29 30
第6週『笑顔をもう一度』
31 32
33 34 35 36
第7週『未来』
37 38 39 40 41 42
第8週『止まったままの時計』
43
44 45 46 47 48
第9週『チャンス到来!』
49 50
51 52 53 54
第10週『商いの聖地へ』
55
56 57 58 59 60
第11週『やるべきこと』
61
62 63 64 65 66
第12週『やさしい贈りもの』
67
68 69 70 71 72
第13週『いつものように』
73 74 75
第14週『新春、想(おも)いあらたに』
76 77 78 79
第15週『さくら』
80 81 82 83 84 85
第16週『届かぬ心』
86
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第17週『明日への旅』
92
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