視覚探偵 日暮旅人 (第1話/初回30分拡大・2017/1/22) 感想

日本テレビ系・新日曜ドラマ『視覚探偵 日暮旅人』(公式)
第1話/初回30分拡大『匂い・感情が目で視える探し物探偵…笑い&涙&スリル満載で贈る堤幸彦監督最新作』の感想。
なお、原作:山口幸三郎氏の『探偵・日暮旅人』シリーズは未読。2015年11月20日に「金曜ロードSHOW!」枠で放送された番組と2017年1月17日に放送された映画天国「連続ドラマ化御礼!『視覚探偵 日暮旅人スペシャルドラマVer.』」も鑑賞済み。
五感のうち唯一残った視覚を駆使して探偵業を営む旅人(松坂桃李)は、相棒・雪路(濱田岳)、血のつながらない娘・灯衣(住田萌乃)と暮らしている。ある日、ヤクザの組長・村山(桐山漣)から金庫破りの犯人捜しを頼まれた旅人に、続いて保育園の園長(木野花)から現在地に移転前の園庭に埋めた「タイムカプセル」を掘り出してほしいと依頼が入る。それは保育士・陽子(多部未華子)らが園児だった20年前に埋めたもので…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
SP版と同じ主要キャストと堤幸彦監督の連ドラ版
上で書いた通り、原作は未読で過去のスペシャルドラマは2作共鑑賞済み。脚本は、『福家警部補の挨拶』『ティーンコート』等の福原充則氏。演出は、『TRICKシリーズ』『ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~』『神の舌を持つ男』等の堤幸彦氏。
聴覚・嗅覚・味覚・触覚は失ったが、唯一残された視覚が発達し、音や匂い、温かさや冷たさ、そして物に残された人の思いまでをも “視る” 特殊能力を得た主人公が、“探し物探偵” として特殊な視覚を駆使して難事件を解決していくってお話。SP版と同じ主要キャストと堤幸彦監督の連ドラ版だ。
全体的にイライラ…
まあ、基本的はSP版と同じで、全体的に退屈な印象。ただ、第1話だから人物設定と状況説明がある分だけ、中盤まではそれなりに面白かったが、中盤を過ぎたら一気にトーンダウン。これ、そもそも日暮旅人の人物設定がテキパキしている人間でないせいもあって、全体的にイライラする展開になるのが残念。
設定はわかりやすいのに、何を描きたいのか見えてこない
その分を脇役たちで盛り上げつつ、テンポアップさせているつもりなのだろうが、今度はそこはそこで空回りしちゃう。だから余計にイライラ感が増してしまう。更に、連ドラ版から新加入の3人が無意味な言動ばかり。
設定はわかりやすいのに登場人物が多くて何を描きたいのか見えなくなったのは、『レンタル救世主』を思い出させた。もっと描くべき事柄を絞り込んだら良いのに…
あとがき
堤幸彦さんは最近作『神の舌を持つ男』に続いて、演出が空回りしちゃってますね。代表作『TRICK』風に作ったら馬鹿馬鹿しいだけでしたし、でも、それを取ったら堤ワールドでは無くなった本作のようになってしまう。今回は初回で30分拡大したのも良い方向に働かなかったように思いますし。
もっと、無駄を削いで、全体的にテンポを良くしないと、通常の1時間枠になってもイライラ感は変わりそうにないですね。それと、日暮旅人をもう少し活動的にした方が良いかも。俳優は結構いい感じに揃っているので、脚本と演出次第でしょうか。しばらく様子見です。
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