A LIFE~愛しき人~ (第2話/15分拡大・2017/1/22) 感想

A LIFE~愛しき人~

TBSテレビ系・日曜劇場『A LIFE~愛しき人~』公式
第2話/15分拡大『俺の患者!!譲れない医師の信念』の感想。



壮大(浅野忠信)は沖田(木村拓哉)に、深冬(竹内結子)の脳にある腫瘍のことを伝える。大きな自覚症状はないものの、このままでは命が危ないという。深冬の主治医に任命された沖田だが、彼女に病気を告げることができず、苦悩する。一方、井川(松山ケンイチ)が、虎之介(柄本明)の友人で和菓子職人・森本(平泉成)の担当医に立候補する。診察の結果、井川は通常の開胸オペではない方法を選択。沖田は、強気な井川の様子が気に掛かる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

まえがき

脚本と演出は、第1話と同じ橋部敦子氏と平川雄一朗氏のコンビ。おかげで、前回の25分拡大版と合わせても見応えのある作品に仕上がった。そして今回も、本作の感想記事については、かなり “俳優・木村拓哉” 贔屓になることを前置きしておくが、このことについては「あとがき」で軽く触れてみる。

成長する井川が、話の中心だったのが意外で良かった

さて、何かと木村拓哉さん主演ドラマとして、あちこちで話題になる本作だが、今回は意外にも井川(松山ケンイチ)をメインに描いてきた。“意外にも” の真意は “キムタク主演なのに” と言う意味でだが、医師として成長していく井川(松山ケンイチ)がメインのエピソードとしても見られる内容だったのが “意外” だった。

もしも、井川に沖田(木村拓哉)が絡んでいなければ、あれこれ詰め込んだ群像医療ドラマになっていた。まあ、木村拓哉さん主演ドラマだから、当然沖田が絡んでくるが、そこを見越しての存在感ある松山ケンイチさんの起用と井川のエピソードづくりは、かなり綿密に慎重に計算されていると言って良いだろう。

治療の説明が丁寧なのは好感が持てるが、テンポが悪い

では、医療ドラマとしてはどうか。井川の術式はともかく、沖田が和菓子職人・森本(平泉成)にするインフォームド・コンセントだけでなく、その他の部分でも治療方法の説明が実に丁寧。何となくCGでかっこよく描くのでなく、視聴者を患者に見立てたような丁寧過ぎる表現は好感が持てる。

もちろん、その部分がドラマ全体を、やや説明臭くテンポを悪くしているのは事実だが、スーパードクターだから視聴者に何となく “スゴイ治療” をしている感を醸し出して終わる医療ドラマが多い中では新鮮味さえ感じる。あとは、もう少し上手く描いてくれたら…

3人の "職人" を重ねたエピソードは見応えがあった

今回は、ストーリーが良かった。患者の和菓子職人と沖田の父・一心(田中泯)の寿司職人と、更に沖田自身が “職人” と言う3つを重ねて、物語を組み立てた。これで沖田の父の必然性も高まったし、何より沖田が “アメリカでオペ経験を積んだ職人外科医” と言う肩書を定着させるのにも一役買った。

深冬が関わるパートが、全体的に既視感が漂うのが残念

ただ、深冬(竹内結子)の脳にある腫瘍のくだりが、殆ど進まなかったのは残念。その分、三角関係の要素がここまで首をもたげてくるのは意外。「ヒューマンラブストーリー」と言えば聞こえが良いが、前回よりも「ヒューマンドラマ」と「ラブストーリー」の組合せが、かなり既視感を生んでいるのが不安要素。

脳に腫瘍が確認されている小児外科医に手術をさせるとか、詳しくは列挙しませんが、医療ドラマとして詰めの甘い部分も気になる。結局、医療ドラマとしてはテンポが悪いが、人間ドラマとしては三角関係や親子関係など、かなり見所は整っている。あとは、その2つの要素のつなぎ目を良くしたらいいのに…

あとがき

なぜ、木村拓哉さん主演作品の場合、わざわざ “俳優・木村拓哉” の応援団と書くのか?私は別に木村拓哉さんが主演だから、出ずっぱりで見所満載のドラマや映画を期待しているような応援団ではありません。単純に “俳優・木村拓哉” の出演作品を見たいってだけ。

実は、最近作では『HERO』以外は、意外と木村拓哉さんを強引に押し出して見せ場を作る作品は減っていると思うんです。それは、最近の木村さんが持っている視聴率や、一般的な人気度やSMAPのこと等で、贔屓目に見ている私でも、かなり “普通の” 主演俳優の劇中への露出頻度になっていると感じています。

ただ、これまでのイメージや先入観によって、視聴者によってはどうしても “キムタク主演作品” と言うレッテルで見られてしまう。誰にでも俳優の好き嫌いはあって当然です。でも、それとドラマの内容の良し悪しは違うと思います。だから、アンチでも大ファンでもない “応援団” と前置きをしているわけです。

と言うわけで。まずは、もっと抜け目のない脚本を期待したいです。必要以上に主人公を引き立てず、群像劇に埋もれることもなく、医療ドラマとしての見せ場もきちんとあって…そんな脚本は難しいですね。次回も期待します。それと、本作のサウンドトラック盤の発売をして欲しいです。

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【これまでの感想】
第1話

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