相棒season15 (第12話・2017/1/18) 感想

テレビ朝日系・『相棒season15』(公式)
第12話『臭い飯』の感想。
右京(水谷豊)は白骨遺体が発見された廃倉庫で、大手米穀販売会社の食品偽装を告発するメモと証拠の米が入った袋を見つける。白骨の身元が前科のある蜂矢(稲健二)と判明。蜂矢が、元受刑者の受け入れ制度があったその米穀販売会社に再就職していたことも分かる。同社社長・多岐川(宮本大誠)は食品偽装を全面的に否定。右京と亘(反町隆史)は、蜂矢の失踪と同時期に刑務所へ逆戻りした元同僚・亀井(笹野高史)に面会に行く。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
凝ったカメラワークの1カット長回しの演出が目障り…
脚本は、『S13-9』『S14-18,19』を担当した池上純哉氏。演出は、『相棒』初演出の杉山泰一氏。内容以前に演出の癖が強すぎてイライラしっ放しの1時間。初演出の杉山泰一氏、調べてみたら、これまでの作品は映画の助監督を長くやっていた人。それだけに、気合が入り過ぎたと言うか、あれこれ挑戦しすぎた感じ。
特に気になったのが、1カット長回しで且つカメラワークに凝った映像が多かったこと。ああ言うのは、映画なら2時間くらいあるから多用しても “監督らしさ” に映るが、1時間弱でCMで細切れになる連ドラでは、ここぞと言う一発芸で使わないと見づらいだけ。エキストラの動きも不自然だし、妙に生花に拘るのも『相棒』には不要…
『杉下右京の事件簿』だが、亘らしい形で関わった
また、脚本だが、犯罪者を集めて…的な部分が『元旦SP』と被ったのが残念だったし、右京(水谷豊)だけが推理を進めて犯人にお説教して終了する『杉下右京の事件簿』に戻ってしまったのも残念。ただ、これまでの『事件簿』とは違うのは、亘(反町隆史)が推理や捜査こそ右京と別行動で大したことはしていないが、亘らしい形で右京を事件に絡ませた。これは、悪くない。
笹野高史さんの存在感と演技が光りまくった
そして、今回で一番良かったのは、右京と亘が向き合い相手を亀井(笹野高史)に絞り込んだこと。特に、笹野高史さんの存在感と演技が光っていた。やはり、名優の演技があると無いでは、ここまで仕上がりに差が出るのかと思い知らされた。
あとがき
カット割り、もう少し工夫と言うかシンプルに出来なかったのかな?それがホント残念。物語自体の発想が良かっただけに。それにしても、あそこまで大量に『劇場版』のCMを流す必要ってあるのかなあ。次回の予告編の後に1回でも、十分だったような。そして、次回の2話と『劇場版』が1セットなのが吉と出るかも、気になりました。
※次週1月25日(水)の放送はお休みです。
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