嘘の戦争 (第2話/15分拡大・2017/1/17) 感想

フジテレビ・関西テレビ系・『嘘の戦争』(公式)
第2話/15分拡大『詐欺で復讐…30年前の嘘と真実』の感想。
なお、『銭の戦争 (第11話 最終回・3/17) 感想』あります。
楓(山本美月)と晃(安田顕)は、父親である二科(市村正親)の身代わりに刺された浩一(草なぎ剛)を信頼する。しかし、隆(藤木直人)は兄妹に近づく浩一を警戒する。そんな中、浩一は二科家の顧問弁護士・六反田(飯田基祐)が30年前に自宅に新聞を届けに来ていた配達人だと気付く。六反田も事実と異なる証言を刑事にしていた。事件後、苦学生だった六反田が二科家の援助を受けて弁護士になったと知った浩一は、彼に揺さぶりをかける。
上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
星★5つの最高ランク。期待大だからこそ敢えて書く…
私の本作への期待度は、星★5つの最高ランク。期待大だからこそ敢えて書く。確かに面白い。草なぎ剛さんはもちろんのこと、他の俳優陣の個性も上手く引き出して魅せている。ただ、星★5つの最高ランクに届かない何かモヤモヤしたものが、前回同様に心の中に残ってしまった、そんな第2話だった。
まず、気になるのは全体の構成。今回も真実に辿り着かせるために、二科家の顧問弁護士・六反田(飯田基祐)と言う男を新たに登場させた。確かに徐々にと言うより、少し前の表現を使えば「ジェットコースタードラマ」のような急転直下な展開を描くには、新たな登場人物で急ハンドルを切るのは悪くない。
後出しジャンケンや偶然でなく、天才詐欺師の技で…
ただ、毎回この “後出しジャンケン” 的な手法が続くと、いやパターン化してしまうと面白味を感じにくくなるはず。既に第2話でも「またか!?」と思ってしまったし。それに、六反田は実行犯でもないし、そもそも “偶然” に出会ってる。前回の実行犯を狙って近づいたのとは、明らかに見劣ってしまう。
やはり、天才詐欺師が大活躍するドラマを期待しているのだから、出来るだけ “偶然” は利用せず、頭脳で作戦でチームワークで、真実に目的に辿り着くのを見てみたい。
第1話と第2話で、2時間で十分では?
あとは、フジテレビさんへ。なぜ、今回も「15分拡大」にしたのだろう。この「15分間」って裏番組を見る立場としてはとても邪魔だし、ドラマの感想を書く立場と言うか真剣に楽しくドラマを楽しむ立場としては、ちょっと長過ぎるのだ。初回はサービスだとしても、第2話以降の拡大放送は必然性が無ければ止めて欲しい。
あとがき
残念ながら、まだ『銭の戦争』を超えてはいませんね。どうも、本作の方がつくりものっぽいものを感じてしまいます。俳優と演出は好きです。脚本をもっと煮詰めて、サスペンスらしいスピード感やハラハラドキドキ感で、もっともっと盛り上げて欲しいです。それに、リアルさももう少し欲しい。
欲しい欲しいの連続になりましたが、期待しているからこそ。次回にも多に期待します。
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
銭の戦争 Blu-ray BOX
銭の戦争 DVD-BOX
銭の戦争 オリジナルサウンドトラック
★本家の記事のURL →
http://director.blog.shinobi.jp/Entry/9383/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方は、
http://dmesen.seesaa.net/article/446032456.html でも受付けております。
【これまでの感想】
第1話
- 関連記事
-
- べっぴんさん (第88回・1/18) 感想 (2017/01/18)
- カルテット (第1話/初回15分拡大・2017/1/17) 感想 (2017/01/18)
- 嘘の戦争 (第2話/15分拡大・2017/1/17) 感想 (2017/01/18)
- べっぴんさん (第87回・1/17) 感想 (2017/01/17)
- べっぴんさん (第86回・1/16) 感想 (2017/01/16)