べっぴんさん (第86回・1/16) 感想

連続テレビ小説「べっぴんさん」

NHK総合・連続テレビ小説『べっぴんさん』公式
第16週『届かぬ心』『第86回』の感想。
なお、ヒロイン・坂東すみれのモデルは、アパレルメーカー「ファミリア」創業者の1人である坂野惇子(ばんの あつこ)さんで、関連書籍は未読。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


キアリスの新入社員採用試験の準備で帰りが遅くなったすみれ(芳根京子)は、駅前の繁華街で娘のさくら(井頭愛海)らしき影を見かける。紀夫(永山絢斗)と一緒に帰宅すると、やはりさくらは家にいなかった。探しに行こうと慌てて外に出たところに、さくらが幼なじみの健太郎(古川雄輝)、龍一(森永悠希)と帰ってくる。三人がナイトクラブに行っていたと知り、紀夫とすみれは激しく怒り……
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

この15分間は、演者の表情が場面と全然合ってない!

うーん。今回の15分間で一番気になったのは、登場人物たちの表情とそのシチュエーションでの登場人物の感情の違和感だ。簡単に言えば「どうしてこの登場人物は、今こんな顔してるの?」ってことだ。演技指導が雑と言うより、演者が追いついていない印象だが…

すみれの "無責任さ" を絵に書いただけ…

さて、大人までの4つの発育・発達段階の内の初期である「幼年期」と「児童期」をぼぼ描かずに、最もデリケートな第3期の「思春期」。それを、先週から唐突に描き始める暴挙に出た本作の第16週『届かぬ心』が始まった。サブタイトル通りなら、先週描かなかった母親側を描こうと言う作戦だ。

しかし、どう好意的に解釈しても子育てしたのは女中の喜代(宮田圭子)のは確か。それなのに、序盤のキアリスでのすみれ(芳根京子)が良子(百田夏菜子)の子育てを責める光景は異様なレベル。流石に「お前が言うか」とテレビに突っ込んでしまった。

脚本家は、恐らく可愛い娘を大切に思うがあまり、つい親友に言い過ぎてしまった程度の解釈なのだろうが、そこに演出が加わることをまだ考えていない。百田夏菜子さんの大変申し訳ないが言われても…的な表情に対して、芳根京子さんのおどおどしながら責め立てる表情は、印象が悪過ぎる。すみれの無責任を絵に書いただけ…

紀夫のPTSDを治したのは、すみれでなく脚本家だった!

確か、全員で厳選な入社試験をしたのに、わざわざ所信表明演説ばりの自己紹介シーンで本人が人物設定を説明する雑な脚本。本来なら、先週の入社試験のくだりで、面接や履歴書を活用して描けば、キアリスの目指す方向性まで一度に描けたのに。こう言う説明だけのシーンが一番つまらない。

紀夫「社会人は、気持ちを切り替えることが大事です!」

しかし、紀夫(永山絢斗)がこの台詞を発した時に目が覚めた。そうだったんだ。戦地から帰還した時、百貨店で説明した時、あの紀夫の精神的な問題は、時間経過と社長昇進によって無事に完治したんだ。すみれの存在が影響したのではなく、脚本家が治療したんだ。なんだこりゃ?

壁のセットがグラっと揺れたのも、笑うべきか?

終盤の村田家で健太郎(古川雄輝)が女性たちから「健ちゃん」と呼ばれるくだりも、コミカルな劇番が付いていたから笑う部分として、脚本家も演出家も作っているのだろうが、健太郎が「ダメです」と言ってドアをたたいた瞬間に、壁のセットがグラっと揺れて壁掛けのふくろうまで揺れた。あれも笑うところか?

明美さん?さくらを育てたのは喜代さんなんだってば…

明美「自信が無いからやない?」

まさか、残り2分で、かつては冷静沈着で4人中最も世間を知っていたはずの明美(谷村美月)からこの言葉が出たのは驚きと共に呆れ、最後には失笑してしまった。これ、そんな明美を使って「すみれがずっと子育てを頑張って来たのを私は見てきたよ」と言うつもりなのだろうが、さくらを育てたのは喜代さんなんだってば。

いやあ、すみれたちの子どもたちが新たな俳優たちになってから散々な仕上がりだ。演出家も完全にこの脚本にお手上げ状態なのを視聴者に訴えてるとしか思えない。本作、流石にこれ以上期待しても、再起は厳しいかも?と思わせる15分間だった。

あとがき

これ以上、演出家が手抜きをしたら、本作は完全に終わってしまいます。どうか、演出家さんにだけは、頑張って欲しい。何とかしようとしているのは、きちんと伝わっていますから…

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坂野惇子 子ども服にこめた「愛」と「希望」 (中経の文庫)
ファミリア創業者 坂野惇子 - 皇室御用達をつくった主婦のソーレツ人生
坂野惇子の人生 (MSムック)
上品な上質---ファミリアの考えるものづくり
時空旅人別冊 “べっぴんさん"坂野惇子の生涯: サンエイムック
連続テレビ小説 べっぴんさん Part1 (NHKドラマ・ガイド)
NHK連続テレビ小説 べっぴんさん 上
NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」オリジナル・サウンドトラック


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【これまでの感想】
“視聴率=作品の質”か? 「べっぴんさん」視聴率18%台と7日から大台割れ
「べっぴんさん」初回“総合視聴率”は27% 新視聴率調査でテレビのおばさん化に影響を与えるか?
べっぴんさん "お嬢様"を言い訳にし過ぎたり、各エピソードの"配分"の悪さが、ドラマに今一つのめり込めない原因か?
「べっぴんさん(第43回・11/21)」を"紀夫の立場"で改めて考えてみた
「べっぴんさん」2か月過ぎても、まだ本当の意味で "ドラマ" になってない!?
「べっぴんさん」第50回まで描かれずに残念だったこと。そして、本作の課題と今後に期待すること

第1週『想(おも)いをこめた特別な品』
1 2 3 4 5 6
第2週『しあわせの形』
7 8 9 10 11 12
第3週『とにかく前に』
13 14 15 16 17 18
第4週『四つ葉のクローバー』
19 20 21 22 23 24
第5週『お父さまの背中』
25 26 27 28 29 30
第6週『笑顔をもう一度』
31 32  33 34 35 36
第7週『未来』
37 38 39 40 41 42
第8週『止まったままの時計』
43  44 45 46 47 48
第9週『チャンス到来!』
49 50  51 52 53 54
第10週『商いの聖地へ』
55  56 57 58 59 60
第11週『やるべきこと』
61  62 63 64 65 66
第12週『やさしい贈りもの』
67  68 69 70 71 72
第13週『いつものように』
 73 74 75
第14週『新春、想(おも)いあらたに』
 76 77 78 79
第15週『さくら』
 80 81 82 83 84 85
第16週『届かぬ心』

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