べっぴんさん (第85回・1/14) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『べっぴんさん』(公式)
第15週『さくら』『第85回』の感想。
なお、ヒロイン・坂東すみれのモデルは、アパレルメーカー「ファミリア」創業者の1人である坂野惇子(ばんの あつこ)さんで、関連書籍は未読。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
すみれは(芳根京子)キアリスの仲間と入社試験の結果について夜遅くまで話し合いを続けていた。一方、娘のさくら(井頭愛海)は、友人の山本五月(久保田紗友)に連れられナイトクラブに来ていた。派手な服装で楽しそうに踊る人々を前に圧倒されるさくらだったが、その視線の先には、ドラムを叩く二郎(林遣都)の姿があった。そして演奏を終えた二郎に近づく男がいて…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
無理矢理にだが "良かったところ" を書いてみた
『バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~』を観た直後に、本作の録画を見た私が悪かった。濃厚で上質な40分間のドラマを見た後では、何一つ良い感想が思い付かない。そこで、無理矢理に良かったところを書いてみる。
それは、キアリスの入社試験のくだりが進んでいること。そして、キアリスの面々が喧々囂々とまでは言わないが、ぶつかり合って先に進もうとしていること。また、栄輔(松下優也)が再登場してさくらと再会したこと。
前者が良いのは、キアリスを描こうとしたこと(当然と言えば当然だが、それをやらないのが本作だから)。後者が良いのは、連ドラとして「語り」でなく、登場人物の変化で時間経過を表現したこと。以上。
あとは、不満と愚痴だけ
あとは、不満と愚痴だけ。そんなのこの状態で列挙しても意味が無いが、気になったところだけ書いてみると。まず、シーンを会話の途中でぶった切る編集がイラッとする。ナイトクラブのシーンも、毎回ちっとも変わり映えがせず飽き飽きした。ここまで鈍感な母親のすみれ(芳根京子)を見るのも呆れて来た。
そして最大の不満と愚痴は、すみれと娘のさくらとのギクシャクした母子関係は、実は女中の喜代(宮田圭子)が過労で倒れた頃から始まってる。だから、すみれは一度キアリスを辞めた。なのに、何も母子関係を修復もせずに仕事に復帰。その後はすみれ役こそ交代しても、8年近くはギクシャク関係はずーと続いているのだ。
だから、とっとと解決して頂きたい。それでないと、物語が前に進んだとは言い難いし、面白くもなんともない。
あとがき
来週も、ナイトクラブを見せられるんですね。もしかして、本当に今月いっぱいはさくらの反抗期を描くつもりなんでしょうか。
あくまで想像ですが、残りの20周年までのキアリスの部分は、箇条書き程度にしかネタが無いのかも?だって、10年であれだけですから。それで、母子のホームドラマにしてごまかしてるとか?だとしたら、大量の「語り」による説明も時間経過の多用も説明が付きます。とにかく、本作への期待がどんどん薄まった第15週でした…
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坂野惇子 子ども服にこめた「愛」と「希望」 (中経の文庫)
ファミリア創業者 坂野惇子 - 皇室御用達をつくった主婦のソーレツ人生
坂野惇子の人生 (MSムック)
上品な上質---ファミリアの考えるものづくり
時空旅人別冊 “べっぴんさん"坂野惇子の生涯: サンエイムック
連続テレビ小説 べっぴんさん Part1 (NHKドラマ・ガイド)
NHK連続テレビ小説 べっぴんさん 上
NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」オリジナル・サウンドトラック
★本家の記事のURL →
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【これまでの感想】
●“視聴率=作品の質”か? 「べっぴんさん」視聴率18%台と7日から大台割れ
●「べっぴんさん」初回“総合視聴率”は27% 新視聴率調査でテレビのおばさん化に影響を与えるか?
●べっぴんさん "お嬢様"を言い訳にし過ぎたり、各エピソードの"配分"の悪さが、ドラマに今一つのめり込めない原因か?
●「べっぴんさん(第43回・11/21)」を"紀夫の立場"で改めて考えてみた
●「べっぴんさん」2か月過ぎても、まだ本当の意味で "ドラマ" になってない!?
●「べっぴんさん」第50回まで描かれずに残念だったこと。そして、本作の課題と今後に期待すること
第1週『想(おも)いをこめた特別な品』
1 2 3 4 5 6
第2週『しあわせの形』
7 8 9 10 11 12
第3週『とにかく前に』
13 14 15 16 17 18
第4週『四つ葉のクローバー』
19 20 21 22 23 24
第5週『お父さまの背中』
25 26 27 28 29 30
第6週『笑顔をもう一度』
31 32
33 34 35 36
第7週『未来』
37 38 39 40 41 42
第8週『止まったままの時計』
43
44 45 46 47 48
第9週『チャンス到来!』
49 50
51 52 53 54
第10週『商いの聖地へ』
55
56 57 58 59 60
第11週『やるべきこと』
61
62 63 64 65 66
第12週『やさしい贈りもの』
67
68 69 70 71 72
第13週『いつものように』
73 74 75
第14週『新春、想(おも)いあらたに』
76 77 78 79
第15週『さくら』
80 81 82 83 84
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