嘘の戦争 (第1話/初回2時間スペシャル・2017/1/10) 感想

フジテレビ・関西テレビ系・『嘘の戦争』(公式)
第1話/初回2時間スペシャル『天才詐欺師の復讐劇2時間SPで今夜開幕仕組まれた殺人事件…愛する家族の仇を討て巧みな嘘と罠で因縁の宿敵に地獄を見せろ』の感想。
なお、『銭の戦争 (第11話 最終回・3/17) 感想』あります。
30年前に家族の命を奪った男をタイで見つけた詐欺師の浩一(草なぎ剛)は、男を追って日本に帰国。相棒のハルカ(水原希子)や詐欺師見習のカズキ(菊池風磨)と調べた男の正体は、父の元同僚で、大学病院の准教授・五十嵐(甲本雅裕)だった。さらに、五十嵐の背後の黒幕が大手医療機器メーカー創業者・二科(市村正親)と判明。30年前の事件の真相を暴くため、浩一は身分を偽り、二科の長男の晃(安田顕)や娘の楓(山本美月)に近づく。
上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
私の本作への期待度は、星★5つの最高ランク
脚本は、『銭の戦争』『家族ノカタチ』等の後藤法子氏。演出は、『銭の戦争』『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』等の三宅喜重氏。2015年1月期/冬ドラマとして放送された『銭の戦争』のスタッフが再結集し、主演に草なぎ剛を迎えたフジテレビの今期一押しで二匹目のドジョウを狙ったドラマ。
幼い頃に家族を殺された主人公が成長して天才的な詐欺師となり、巨大企業へ復讐を…って話。私の本作への期待度は、星★5つの最高ランク。期待大だからこそ敢えて書くが、企画は焼き直しだし、一部の脇役が前作よりも好みが分かれるキャスティングが視聴率にどう反映するか?
第1話は “ネタフリが多過ぎ” って感じ
ただ、個人的には視聴率はどうでも良い。興味は二匹目のドジョウとして前作を超える面白い作品であるかどうか?その意味で、この第1話は “ネタフリが多過ぎ” って感じ。序盤のエピソードみたいに、ちゃんと終盤でどんでん返しをして回収してこそ、本作らしい面白味が出るってこと。
実は『銭の戦争』もシリーズの中盤までネタフリと煽ってばかりの繰り返しで、面白みに欠けていた。それが中盤で主人公の素性が次第に明らかになる度に、“俳優・草なぎ剛” の存在感を増して楽しくなったのだ。と言うことは、本作もそのパターンか?
中盤 "草なぎ剛さんを魅せるドラマ" なのが気になった
とは言え、第1話を見終えた感想は、前作以上の期待を裏切らない面白さがあるのは確か。ただ、これは第1話だから、SMAP解散直後だからと思うが、メインのエピソードが序盤(と終盤)で描かれたエピソードに挟まれて、劇中劇とまでは言わないが、草なぎ剛さんを魅せるドラマになっていたのが気になった。
スタッフのファンサービスかもしれないが、もう敢えて “俳優”と括らないが、私が認める草なぎ剛さんに妙な飾り立てをして欲しくなかった。いくら二匹目のドジョウとは言え、主人公の「一ノ瀬浩一」は前作の「白石富生」とは別人なのだから、種明かしが早過ぎる。前作の反省を活かしたにしても早過ぎる。
もっと不思議で謎めいた主人公を演じる草なぎ剛さんを…
もっと、不思議で謎めいている「一ノ瀬浩一」を演じる草なぎ剛さんの演技を、あと数話は楽しみたかった。でも、これでほぼ主要登場人物の紹介は終わったと思えば、次回からは前作同様にいろんなパターンのエピソードと、草なぎさんの “多才で多彩な演技” で魅せてくるのを期待したい。
あとがき
話のテンポは前作よりも速くなっていて、詐欺師のスリリングな雰囲気もあって良かったです。とにかく、1時間枠の次回からが本番。妙に草なぎさんを画面に多く登場させるなんてことはせずに、彼の存在感と演技に賭けた方が良いです。そこをフジテレビが見誤らなければ、前作以上になると期待します。
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