べっぴんさん (第69回・12/21) 感想

連続テレビ小説「べっぴんさん」

NHK総合・連続テレビ小説『べっぴんさん』公式
第12週『やさしい贈りもの』『第69回』の感想。
なお、ヒロイン・坂東すみれのモデルは、アパレルメーカー「ファミリア」創業者の1人である坂野惇子(ばんの あつこ)さんで、関連書籍は未読。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


キアリスをやめたすみれ(芳根京子)の元に、息を切らした潔(高良健吾)が勢いよく玄関に飛び込んでくる。妻のゆり(蓮佛美沙子)が、家出をしてしまったとのこと。すぐに近江の実家にいるとわかるが、ゆりは帰ろうとしない。途方にくれた潔は靴屋の浅田(市村正親)を訪ねる。また、子供たちのための新しい刺しゅうのサービスのアイデアが浮かんだすみれはキアリスを訪れる。すみれの存在の大きさを改めて痛感する仲間たちだった
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

"当たり前のこと" は大声で言うと名言に聞こえるのだが…

はな(N)「家族は、共に過ごす時間がその土台になっています。
      何事も土台がもろければ簡単に崩れてしまうのです」

この「語り」はスゴイ。よく、「当たり前のことを大声で言うと名言に聞こえる」なんてことを言うが、この妙な関西弁で小声で囁くように言われると、「何を今さら!?」と突っ込みたくなる。それが、『逃げ恥』の翌日の朝ドラだから、完成度の落差に頭痛すらしそうだ。

しかし、やっと、やっと、脚本家が主人公を描こうとしてる。これは確かだし、悪いことではない。時既に遅しではあるが、描かぬままより断然に良いこと。とにかく今さらでも良いから、ヒロインで主人公のすみれ(芳根京子)を描け。そう思ったのに、主題歌明けはゆり(蓮佛美沙子)のことだもんなぁ。がっかり…

こう言う、すみれの "家族の日常" が見たかった

しかし、4分過ぎには再びヒロインでホッ。それも「語り」でなく実写版のはな(菅野美穂)の回想までいれて、ヒロインを描いた。母子で毛糸の巻き直しをするシーンなんて夕日の逆光が眩し過ぎてサングラスが必要な程の過剰演出だったが、こう言う “家族の日常” が見たかったのは事実。回想の使い方も悪くない。

すみれが、ふとキアリスに立ち寄って “編み物のサービス” のアイデアをさりげなくアドバイスした(ように見えた)のも悪くない。良子(百田夏菜子)がすみれの存在感の大きさをポロリとこぼしたのも良い。主人公の特徴、どこに居ようとも劇中での主人公の居場所を作るのも良いこと。このまま終われば “神回” だったのに…

すみれには、「想い=満面の笑み」の法則があるから…

はな(N)「誰かのために、べっぴんを作る。
      そんな時のすみれの輝きを、
      改めて感じる紀夫君でした」

一番最後の、すみれの満足気な満面の笑みに被さる、この「語り」ですべてを台無しにしてしまった。どうしてか?9分頃の回想シーン中に、子供時代のすみれにこんなセリフがあった。

すみれ「貰ろうた人が嬉しい思うてくれるような、
    “想い” を伝えられるような、
    そう言う “べっぴん” を作る人になりたい」

この “想い” が曲者。すみれが「ベビーショップあさや」の当時から、あんな満足気で満面の笑みがあったろうか。残念ながら私の記憶には、お人形さんのような表情を変えないすみれの印象しかない。

これでは残念ながら、「ベビーショップあさや」から「キアリス大急支店」に至るまで、すみれの作り出した商品には “想い” が無かったことを意味してしまう。仕事だけではない、さくらの子育てにも、夫のとの夫婦生活に於いても、 “想い” が無かったことになってしまった。補強するべき「語り」で朽ちたか…

あとがき

いきなり、主人公を描き出したのには違和感を覚えますが、これまでの体たらくを見れば良いことです。ただ、あまりにも主人公の本質的な部分を描いてこなかったために、今となっては主人公とその周辺環境よりも、すみれが抜けたキアリスやすみれに委託されたキアリスガイドの方が気になります。本来、そうであってはいけないのですが…

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坂野惇子の人生 (MSムック)
上品な上質---ファミリアの考えるものづくり
時空旅人別冊 “べっぴんさん"坂野惇子の生涯: サンエイムック
連続テレビ小説 べっぴんさん Part1 (NHKドラマ・ガイド)
NHK連続テレビ小説 べっぴんさん 上
NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」オリジナル・サウンドトラック


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【これまでの感想】
“視聴率=作品の質”か? 「べっぴんさん」視聴率18%台と7日から大台割れ
「べっぴんさん」初回“総合視聴率”は27% 新視聴率調査でテレビのおばさん化に影響を与えるか?
べっぴんさん "お嬢様"を言い訳にし過ぎたり、各エピソードの"配分"の悪さが、ドラマに今一つのめり込めない原因か?
「べっぴんさん(第43回・11/21)」を"紀夫の立場"で改めて考えてみた
「べっぴんさん」2か月過ぎても、まだ本当の意味で "ドラマ" になってない!?
「べっぴんさん」第50回まで描かれずに残念だったこと。そして、本作の課題と今後に期待すること

第1週『想(おも)いをこめた特別な品』
1 2 3 4 5 6
第2週『しあわせの形』
7 8 9 10 11 12
第3週『とにかく前に』
13 14 15 16 17 18
第4週『四つ葉のクローバー』
19 20 21 22 23 24
第5週『お父さまの背中』
25 26 27 28 29 30
第6週『笑顔をもう一度』
31 32  33 34 35 36
第7週『未来』
37 38 39 40 41 42
第8週『止まったままの時計』
43  44 45 46 47 48
第9週『チャンス到来!』
49 50  51 52 53 54
第10週『商いの聖地へ』
55  56 57 58 59 60
第11週『やるべきこと』
61  62 63 64 65 66
第12週『やさしい贈りもの』
67  68

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