ディレクターの目線blog@FC2

本家「ディレクターの目線blog」の緊急時&トラックバック用ブログです。コメントは出来れば本家blogへ!

●このブログは、本家ディレクターの目線blog』の緊急時&トラックバック用ブログです。

●記事の閲覧やコメントの投稿は、本家ディレクターの目線blog』をご利用下さい。


0

IQ246~華麗なる事件簿~ (第10話/最終回・2016/12/18) 感想

IQ246~華麗なる事件簿~

TBSテレビ系・日曜劇場『IQ246~華麗なる事件簿~』公式
第10話/最終回『最期の知恵くらべ』の感想。



マリアT(中谷美紀)のわなにより警察内に沙羅駆(織田裕二)の射殺許可が出る。奏子(土屋太鳳)は沙羅駆逮捕を命じられるが、拒否してそのまま彼に同行。一方、入院中の賢丈(寺島進)は沙羅駆への疑いを晴らそうと警視総監・棚田(篠井英介)に掛け合う。折しもマリアTが日本の電気の中枢を握り国家を脅迫、その仲間と見なされた沙羅駆はマリアTもろとも抹殺されようとしていた。そして、沙羅駆をかばい奏子が撃たれてしまう。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

中途半端な仕上がりの原因は、"脚本" に間違いない

脚本家が最終回のサブタイトルを『最期の知恵くらべ』としたセンスにしても、このタイトルから創造した IQ246 と IQ300 の登場人物が生死を賭けて繰り広げる見応えある攻防戦やワクワクする心理戦や凡人が思い付かない斬新などんでん返しの心理戦も、拍子抜けのエンディングも「これか?」って感じの最終回。

この脚本が、本作の3人の女性脚本家の内のメインライター・泉澤陽子氏に手によると言うのだから、この仕上がりの中途半端さの最大の原因は、「脚本」であることに間違いない。確かに新たな書き手を増やすのは大切なことだが、1人くらいはベテランを配するなり、脚本協力させた方が良かった。

3つの "大きく悔やまれる" こと

さて、全10話を振り返ってみる。そうすると “やり方次第” で、もっと面白いドラマになったのでは?と悔やまれる部分が多い。もう、これまで何度も書いてきたことだが3つある…

1つ目は、沙羅駆(織田裕二)の “あの口調” と “あの演技” だ。私は、第5話当たりから慣れてきたが、視聴率的に考えたら、あそこまで “癖” のあるキャラクターづくりをしなくても良かったような。

2つ目は、ほぼすべての事件が、“完全犯罪” とはお世辞にも言い難い “普通の事件” だったこと。「本作は謎解きを楽しむドラマでない」との向きもあるが、とは言え話の基礎になる犯罪に IQ246 が興味がわくような事件である必要はあったわけで、それが脚本で描かれなかったのは拍子抜けだ。

3つ目は、沙羅駆が誰と対決しているのかわかりにくかったこと。自身の頭の中でゲームを解いているような部分と、犯人との対決がごちゃごちゃした印象だった。最終回の沙羅駆とマリアT(中谷美紀)との対決と胃洗浄の結果も、勧善懲悪としては物足りない。

和藤泰子が "別の女優さん" だったら…

ただ、個人的には、和藤奏子を演じた土屋太鳳さんさえ、別の女優さんが演じてくれたのならば、これ程までに楽しめなかった作品にはならなかったと。朝ドラ『まれ』での “賑やかなだけ” と言う印象を引きずっている私にも一定の責任と言うか偏向があるのは認めるとして…

回を重ねるごとに織田さんは “癖” を弱めてきたのに、土屋さんは演技が大げさになり、バディのバランスを崩した。もちろん、私が指摘できる話ではないが、もっと演技そのものを勉強して欲しい。あそこまで、度胸が据わった芝居を出来る若手女優はあまりいないはずだから…

あとがき

第6話のラストシーンまで、マリアTが監察医・森本朋美(中谷美紀)であると伏せた構成がどうだかった?ってことも、本作の仕上がりに大きな影響を与えてますね。ここ最近の織田裕二さんの映画やテレビドラマの中では、本作が一番好きです。それだけに脇役の配役と脚本が残念過ぎました。

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ くる天-人気ブログランキング


           

★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
【早期購入特典あり】IQ246?華麗なる事件簿? Blu-ray BOX(缶ミラー付)
【早期購入特典あり】IQ246?華麗なる事件簿? DVD-BOX(缶ミラー付)
IQ246~華麗なる事件簿~ Blu-ray BOX
IQ246?華麗なる事件簿? DVD-BOX
TBS系 日曜劇場「IQ246~華麗なる事件簿~」オリジナル・サウンドトラック
IQ246 華麗なる事件簿(上)
IQ246 華麗なる事件簿(下)


★本家の記事のURL →  http://director.blog.shinobi.jp/Entry/9287/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方は、
   http://dmesen.seesaa.net/article/445043643.html でも受付けております。


【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話

関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

トラックバック

IQ246~華麗なる事件簿~ 最終回「最期の知恵くらべ」

マリア・T(中谷美紀)の陰謀で、彼女の仲間と見なされ、警察の機動隊に包囲され、棚田警視総監(篠井英介)により、沙羅駆の射殺許可命令が下った、沙羅駆(織田裕二)は奏子(土屋太鳳)や賢正(ディーン・フジオカ)賢正がおとりになって、その場を突破しますが、3人が車に乗り込もうとしたところ沙羅駆の命を狙っていた警察のスナイパーに気がついた奏子が沙羅駆を庇い、撃たれてしまいます二人は奏子を連れて病院へと...

IQ246~華麗なる事件簿~ 最終回

マリアT(中谷美紀)の策略で、沙羅駆(織田裕二)に射殺許可命令が出てしまいます。 取り囲む機動隊員を賢正(ディーン・フジオカ)が制し、沙羅駆と奏子(土屋太鳳)は脱出して車に乗り込もうとします。 しかし、物陰から沙羅駆の命を狙う警察のスナイパーに気付いた奏子が、沙羅駆を庇って撃たれてしまいます。 激しく憤る沙羅駆に、賢正は治療が先決と諌め、2人は被弾した奏子を連れて病院に駆け...

IQ246~華麗なる事件簿~ #10 最終回

『絆vs頭脳!!命を懸けた闘い』

日曜劇場『IQ246~華麗なる事件簿』第10話(最終話)

「絆vs頭脳!!命を懸けた闘い」内容沙羅駆(織田裕二)らの前に現れた警察の機動隊。棚田警視総監(篠井英介)により、沙羅駆の射殺許可命令が下ったという。奏子(土屋太鳳)が説得を試みるも、ダメ。沙羅駆たちは、取り囲まれてしまうが、賢正(ディーン・フジオカ)がオトリになり、沙羅駆は包囲を脱出。 そのころ、日本中で大規模な停電が起きていた。棚田警視総監は、...

IQ246 華麗なる事件簿最終話 & ドクターX 外科医・大門未知子4期第10話最終話 (12.18-22)

2016年ももうすぐ終わろうとしてますね。 僕は昨日が仕事納めで、今日は明石家サンタの録画を観ていたりと まだ大晦日の実感がありません。未だクリスマス気分です。 そういえば、ワム!のジョージ・マイケルが亡くなってしまいましたね。 学生時代、好きでした。 今年はショッキングなニュースが多すぎたな。 2017年は平穏な年でありますように。 ・IQ246 華麗なる事件簿最終話 マリア・T(中谷美...

天才貴族が事件を解決!

ドラマ「IQ246〜華麗なる事件簿〜」を見ました。 TBSにて 日曜9時からやってました 織田裕二 主演で IQ246の天才的頭脳を持つ現代の貴族 法門寺 沙羅駆が さまざまな事件を解決していく 天才ゆえに奇人変人という主人公設定はありがちだけど、まぁ定番かな これは織田...
My profile

Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

PR


TB送信について

一部のブログサービス(特に、FC2ブログ)宛に、FC2からトラックバックが届かないケースが発生中です。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村  PVアクセスランキング にほんブログ村

楽天市場PR

カテゴリー+月別アーカイブ

 

検索フォーム

PR

FC2カウンター

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数: