Chef~三ツ星の給食~ (第10話/最終回・2016/12/15) 感想

フジテレビ系・木曜劇場『Chef~三ツ星の給食~』(公式)
第10話/最終回『奇跡起こせ!三ツ星の給食』の感想。
近隣の小学校の給食調理室が老朽化し、市は給食センターへの移行を検討する。センターは一括で大量に給食を作り、それを複数の学校に届けることで効率化と人件費削減を図るシステム。三つ葉小学校も給食センターに組み込まれる可能性があり、荒木(遠藤憲一)らは独自の給食作りができなくなると猛反対。児童や保護者たちも反対する中、荒木や光子(天海祐希)らは地産地消の給食イベントを開き、移行を阻止しようとする。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
もっと、光子の "優先順位" が変化したことを描けば…
光子「三ツ星の店より、こっちの方がワクワクするの」
光子(天海祐希)が篠田(小泉孝太郎)に満面の笑みと自信で語ったこの台詞が、実にしっかりときれいにまとめた最終回。これまで、本作がもっと描くべきは、光子にとっての優先順位が変化したことだった。そこを屋台を入れたことで、やや中途半端になってしまったのが、本当に残念だ。
最終回くらいに屋台を効果的に使っていれば…
光子「ラ・レーヌにいたら、この料理は思い付かなかったかも知れません」
しかし、屋台も無駄と言うわけではない。クリスマスに合わせてターキーレッグ風の見た目にして、野菜などの具材を鴨肉で巻いた「クリスマス用鴨のコンフィ」を提供する際に言った光子の台詞で、自由に作るよりも制限や規則があった方がワクワクすると言う “新生・光子” に物語が繋がっていくから。
最終回が一番良かった
荒木(遠藤憲一)と光子の “料理の見立て” が同じなのも良かった。そして、屋台の鴨のコンフィが地産地消の給食のメイン料理に繋がるのも上手い流れ。給食室のメンバーの個性も魅せたし。何より安心したのは、テレビクルーがやたらと登場せず役割を果たしたこと。最初からこの位だったら…。本当にもったいない。
あとがき
確かに「一ツ星」のおかげで給食室が残されたのですが、市長が存続を決めた理由が「一ツ星」ってのがちょっと引っ掛かりました。何となく、タナボタ的に見えてしまって。また、今の光子があそこまで「星」に拘り過ぎなくても良いかなとも。まあ、タイトルが『三ツ星の給食』だから、納得は出来ますが…
でも、全体的には天海祐希さんにしか出来ないドラマに仕上がっており見応えがありました。フィクションならではの “あり得ない展開” も、意外と大人が楽しめるファンタジーとして見たら楽しかったし。さて、これから光子の屋台とラ・レーヌはどうなるのか?気になります…
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