カインとアベル (第7話・2016/11/28) 感想

カインとアベル

フジテレビ系・月9『カインとアベル』公式
第7話『秘密!?激情!?策略!?迫り来る非情な運命』の感想。
なお、原案:旧約聖書「創世記」第4章「カインとアベル」は未読。また、関連の映像作品も未見。



ホテルを共同開発するリゾート会社CEO、スティーブン(リチャード・W)へのプレゼン初日。仲間の思いを背負って臨んだ優(山田涼介)は、梓(倉科カナ)の的確なサポートもあり、無事プレゼンを終える。が、スティーブンは顔色一つ変えず、手応えが得られない。一方、隆一(桐谷健太)はもし優が交渉に成功すれば会社の英雄になると貴行(高嶋政伸)に言われ、複雑な心境に。そんな中、優は梓が隆一との結婚を迷っていると知る。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

相変わらず谷村政樹氏の演出はイマイチだが…

脚本は、第5話以外を担当する本作のメインライター・阿相クミコ氏。演出は第3話で前回までの最低視聴率6.9%を出した谷村政樹氏。

会社を背負って初めての外国企業とのプレゼン交渉に、自分なりの方法で体当たりでぶつかっていく前向きな主人公の優(山田涼介)と、婚約相手・梓(倉科カナ)の気持ちも見えず、弟に憎悪に似た嫉妬が宿り壊れ始めているような隆一(桐谷健太)が…。そんな感じの第7話。

相変わらず演出がイマイチ。画面構成が似たようなベタな画角ばかりだったり、丘の上の仮設ホテル風セットも、予算も関係するだろうが、もう少し気合を入れて欲しかった。あそこに説得力がないと物語全体が嘘っぽくなるから。もちろん、脳内補完できるのだが、ロケ時の風の強さはどうしようもないとしても、あともう少し…

なぜ、阿相クミコ氏は"恋バナ"と"三角関係"を書くの?

どうして、脚本の阿相クミコ氏は “恋バナ”と“三角関係” をこそこそって忍ばせてくるんだろう?折角、優が黒髪に戻した第5話で、ストーリーを兄弟と家族と仕事モードにシフトチェンジしたのに…。

忍ばせたところで、全体のストーリーは、もはや完全に、第1話での父からの寵愛を受ける兄とそれに嫉妬する弟の構図が逆転しつつある、正に見応えのある転換期だから、兄と弟、そして父を描くだけで良いのに。もちろん、それで『月9』としては良いのか?の疑問は残るが。

どうして、ラストシーンで梓をあんなに映すのか?

父(社長)から次期取締役にと言われた優が、翌日会社のロビーで兄と擦れ違うシーン。とても兄と弟の確執を描くのに大事なシーンで、なぜ梓を入れ込んだ画面構成にしたんだろう?ここは、兄と弟のカットバックで互いの表情や態度の微妙な変化をきっちり魅せるべきシーン。

その最後に梓を入れるのならともかく…。きっと、脚本のト書きには、隆一と優が擦れ違う。それを傍らで見ている梓」とあったのを、こう言う撮影にしたのだろうが集中が散漫になってしまった。この辺も描くものが絞り込まれていない迷走状態が悪影響していて残念。

兄弟が擦れ違う時、優の表情の変化を魅せた山田涼介さん

しかし、優を演じた山田涼介さんの演技は素晴らしかった。笑顔から一瞬の無表情、そして再び笑顔からの落胆や諦めや悲壮感のある表情から、やるべきことを見定めた決意の目ヂカラのある表情のラストカットが最高。

元々、目が魅力的な “俳優・山田涼介” だが、イマイチな演出の谷村政樹氏ですらスローモーションで魅せたくなったあの目の芝居。大人の俳優として着実に歩んでるのはうれしい。(偉そうに言ってすみません。でも嬉しいのは事実だから)

あとがき

いよいよ主人公のサラリーマン・高田優が、父に認められたい、兄への寵愛と言う呪縛の中でもがき葛藤しながら、仕事で成果を出し、ついに父にも認められ、“本当に大切なもの”をその手に掴もうとする決意が伝わってきました。

梓のポジションが宙ぶらりんなのを早々に決着つけて、兄とのせめぎ合い、梓への思い、父との関係の変化など、弟の優をメインに最終章前に固めて頂きたいです。次回に期待します。

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【これまでの感想】
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