ドクターX ～外科医・大門未知子～[4] （第7話・2016/11/24） 感想

テレビ朝日系・木曜ドラマ『ドクターX ～外科医・大門未知子～ [第4期]』（公式）
第7話『音をなくしたピアニストの命とプライド』の感想。

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晶（岸部一徳）は、人気ピアニストの七尾（武田真治）のアシスタントの由香（知英）から、七尾の耳の治療を依頼される。幼い時に病気で聴力を失った七尾は、奇跡のピアニストとして聴衆を魅了していた。由香は、七尾の聴力の回復を信じ治療に前向きだが、当の本人はあまり乗り気ではないようだ。晶は未知子（米倉涼子）の執刀で七尾の手術を引き受けるが、蛭間（西田敏行）の意向で、七尾の担当医は北野（滝藤賢一）になってしまう。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

今シリーズの初期の頃に戻ってしまった感じ…

ここ数回は、白い巨塔に巻き込まれながらも、自分らしさを活かして未知子（米倉涼子）が大活躍する [第4期] らしい作品に仕上がっていたのに、今回は今シリーズの初期の頃に戻ってしまったようで、ちょっと残念。

また、人気ピアニストの七尾（武田真治）が人工内耳の手術を拒む理由が、こちらがあれこれ考える、自分の商品価値、音楽家として聞こえなくても良い音が聞こえる邪魔さ、アシスタントの由香（知英）に喜んでもらえる今が大切、みたいな部分が不明瞭のため、未知子のプライドの部分が不鮮明に終わったのも残念。

"人情モノ"として、未知子が2人を助けなかったのが秀逸

ただ、この類の話は、兎角 “人情モノ” として2人を未知子が助けちゃうと思いきや、それは無し。きちんと未知子らしい千里眼で由香の病気を見抜き、抜群のオペのスキルで魅せた。また北野（滝藤賢一）と原（鈴木浩介）のやり取りの面白さも、もはや伝統芸的な完成度。

まあ、これだけ高視聴率だから、少し色合いを変える意味でちょっと捻ってみましたってところかもしれないが、やはり『ドクターX』らしいか？と言うと正直微妙。面白いには面白いのだが…。大人気ドラマは、やはり作るのが難しいってことだろう。

あとがき

武田真治の演技が良かったです。知英さんの聴力が戻った時の表情も良かった。次回に大いに期待します。

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【これまでの感想】
ドクターX～外科医・大門未知子～スペシャル （2016/7/3） 感想
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話