べっぴんさん (第46回・11/24) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『べっぴんさん』(公式)
第8週『止まったままの時計』『第46回』の感想。
なお、ヒロイン・坂東すみれのモデルは、アパレルメーカー「ファミリア」創業者の1人である坂野惇子(ばんの あつこ)さんで、関連書籍は未読。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
坂東営業部復活の目玉として、ゆり(蓮佛美沙子)と潔(高良健吾)は、婦人服のファッションショーを計画。近江での協力体制も取り付ける。すみれ(芳根京子)たちは、そのドレスの縫製を依頼され大忙しとなる。紀夫(永山絢斗)は五十八(生瀬勝久)の説得に心動かされ、再び坂東営業部で働くことになる。やる気を取り戻したかに見えた紀夫だったが、自分が働く代わりに今度はすみれに「店を辞めてほしい」と言い出す。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
主従関係が逆になってない?
これ、主従関係が逆になってない?前回も書いたが、明らかに「キアリス」よりも “坂東営業部” の方に脚本も演出も力が入ってるから面白くなってる。その上、今回は “坂東家” の物語も加わって、ゆり(蓮佛美沙子)と潔(高良健吾)、そして紀夫(永山絢斗)の存在感までグッと増して楽しくなってる。
そして、困ったことに、物語自体が、「坂東営業部」に「キアリス」が仕事を貰うと言う主従関係になってしまって、ドラマとしての面白さも楽しさもヒロイン不在の場面の方がドラマとして良く出来てるのは、流石に問題では?
すみれの言動もイマイチ解せないことばかり
それに、すみれ(芳根京子)の言動もイマイチ解せないことばかり。あれだけ神戸の街を見下ろして号泣して待ち焦がれた紀夫が無事に帰還したのに、有難味も見せず自分のことばかり。店のこと、紀夫が店を辞めろと言うのを相談するのも栄輔(松下優也)って。紀夫が栄輔に殴りかかったのは、すみれの記憶から削除されたのか?
すみれが相談するのは栄輔でなく麻田でしょ?
「坂東家パート」には、生瀬勝久さん、本田博太郎さん、中村玉緒さんのベテラン俳優がでーんと構えてるのに対して、「すみれパー」トは市村正親さんと田中要次さんって布陣。だとしたら、すみれが店や夫のことを相談するのは麻田(市村正親)にしないと映像的に釣り合わないし、面白みも増してこない。
今回の終盤でも、麻田がいるのに喋るのは栄輔。これ、完全におかしい。まさか、本当に脚本家も演出家も「坂東家パート」の方が楽しくなっているような。それが事実でも、ヒロインはヒロイン、全体のバランスを考えて俳優や登場人物を使い分けた方がいい。
あとがき
いよいよ、紀夫が再起動して「坂東家」の当主として動き出しました。それも妻のお陰で無く、義父の一言をきっかけに。これで良いのかなあ。まあ、しばらくは「坂東家」と「坂東営業部」のくだりを楽しもうかなと。子供服も今週はお預けみたいですしね。ホント、これで良いのかなあ。
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坂野惇子 子ども服にこめた「愛」と「希望」 (中経の文庫)
ファミリア創業者 坂野惇子 - 皇室御用達をつくった主婦のソーレツ人生
坂野惇子の人生 (MSムック)
上品な上質---ファミリアの考えるものづくり
時空旅人別冊 “べっぴんさん"坂野惇子の生涯: サンエイムック
連続テレビ小説 べっぴんさん Part1 (NHKドラマ・ガイド)
NHK連続テレビ小説 べっぴんさん 上
NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」オリジナル・サウンドトラック
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【これまでの感想】
第1週『想(おも)いをこめた特別な品』
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第2週『しあわせの形』
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“視聴率=作品の質”か? 「べっぴんさん」視聴率18%台と7日から大台割れ
9
「べっぴんさん」初回“総合視聴率”は27% 新視聴率調査でテレビのおばさん化に影響を与えるか?
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第3週『とにかく前に』
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第4週『四つ葉のクローバー』
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第5週『お父さまの背中』
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第6週『笑顔をもう一度』
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べっぴんさん "お嬢様"を言い訳にし過ぎたり、各エピソードの"配分"の悪さが、ドラマに今一つのめり込めない原因か?
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第7週『未来』
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第8週『止まったままの時計』
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「べっぴんさん(第43回・11/21)」を"紀夫の立場"で改めて考えてみた
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