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カインとアベル (第6話・2016/11/21) 感想

カインとアベル

フジテレビ系・月9『カインとアベル』公式
第6話『嫉妬?欲望?転落?動き出す禁断の恋!!』の感想。
なお、原案:旧約聖書「創世記」第4章「カインとアベル」は未読。また、関連の映像作品も未見。



何か悩んでいる様子の梓(倉科カナ)と、対照的に結婚の準備で充実していると言う隆一(桐谷健太)の姿に戸惑う優(山田涼介)。そんな中、リゾート会社CEOへのプレゼンが2週間後に迫り、梓らプロジェクトメンバーとその準備に奔走する優は、働くことの楽しさを全身で感じる。そして梓も優と一緒に生き生きと働く。そんな2人の姿を目にした隆一は、改めて自分と結婚したら仕事を辞め、高田家に入ってほしいと梓に告げる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

また、阿相クミコ氏の迷走状態の脚本に戻った?

折角、前回で良くなったと思ったのに、また迷走状態の脚本になったと思ったら、脚本担当が第1~4話担当の阿相クミコ氏に戻っていた。そして、演出家も前回良かった洞功二氏から第2話担当の葉山浩樹氏へ戻った。

前回は、優(山田涼介)の心機一転を茶髪から黒髪に戻したりと、優の覚醒的な見所があったと言う効果で、かなり良い感じに仕上がって来たのに、今回はまたおかしな状態になってしまった。

隆一が「梓には仕事を辞めて欲しい」と言い過ぎる

一番気になったのは、優と梓(倉科カナ)の関係が今回のラストのようになるのは事前に決まっていたこととは言え、隆一(桐谷健太)は突然「梓には仕事を辞めて欲しい」と半ば病的に連呼をし始め、一方の梓も突然に「仕事が面白い」と言いだしたこと。この唐突さが半端無い。

全編で一番記憶に残ってるのが、この隆一と梓の台詞だけと言って良いくらい。それで、ラストの優と梓の中途半端な状態で終了とは、流石に引き延ばし過ぎ。一気に三角関係に家事を切りたかったのが見え過ぎた。もう少し自然な流れにしてくれたら良かったのに…

兄弟の仕事をもっと描いて欲しい

それと、仕事を描かな過ぎる。兄弟のキャラクターの違いを描くのは当然だが、第6話だけを見ると、兄は結婚相手を束縛するタイプで、弟は社運を賭けたプロジェクトのリーダーと言う違う土俵での対比になってしまっている。その原因は、兄・隆一の仕事の部分をさらりとそれも隆一以外の台詞だけでしか描いていないから。

もっと、兄弟の仕事の違い、仕事のやり方の違いを明確に描かないと、このまま進んだら、兄弟の三角関係を描いてる単なる “恋バナ” になりかねない。やはりここはタイトルにあるように「兄弟」のストーリーを中心に描くべき。その上で三角関係が無いと本当にタイトル負けになるだけだ。

隆一が激しく感情をあらわにするシーンが多過ぎる

あと、これは演出も大きく関わってくるが、今回から隆一が激しく感情をあらわにするシーンが多く挿入されていたが、あそこまでの過剰さと分量が必要だろうか?もちろん、やりたいのも入れたい理由もわからなくも無いが、あの場面だけ舞台調の演技と演出になっており、全体から浮いてしまっていた。

もう少し全体とのバランスを考えての、演技指導なり編集に努めた方が良い。それでなくても、優の同僚・ひかり(山崎紘菜)の片思いなんて無駄なパートがちょこちょこと登場して、物語の流れが削がれているのだから。

あとがき

仕上がりの良さは、前回を上回ることはありませんでしたが、前回から始まった新生・優が登場した「新章」としては悪くないと思います。ただ、いろんな部分のバランスが良くないですね。

兄弟のそれぞれの仕事を描くことで、梓が仕事を辞めたくない気持ちも描かれますし、それが三角関係にも繋がっていく理由にもなって一石二鳥。それと、優の仕事の能力が過剰に良すぎ。やはり、もう少し全体のバランスを良くしたら、面白くなるのではないでしょうか。

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★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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