IQ246~華麗なる事件簿~ (第6話・2016/11/20) 感想

TBSテレビ系・日曜劇場『IQ246~華麗なる事件簿~』(公式)
第6話『才能買う画家が描く殺しの絵』の感想。
沙羅駆(織田裕二)、奏子(土屋太鳳)らは東京都内の地下道で殺された弁当工場従業員・鈴木(今野浩喜)のアパートを訪問。彼の年収では買うのが難しい高価な限定フィギュア6体と、証券会社の株購入予定の資料およびその担当者・亮次(和田聰宏)の名刺を見つける。ところが、その亮次が自宅で死亡。警察が事故死と判断する中、沙羅駆は、突然羽振りがよくなった亮次の兄で、売れない画家・壮一(平岳大)に疑いの目を向ける。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
相変わらず"やっちまった感"はあるが、ギリギリかな?
うーん、どう言えば良いのだろう?相変わらず、警察で十分に犯人確保まで行けそうな難事件とは言えないレベルの事件に、強引に沙羅駆(織田裕二)を絡めてる “やっちまった感” はあるのだが…
監察医の下で解剖室?で新たな証拠を見つけたり、沙羅駆に奏子(土屋太鳳)を絡めたり、賢正(ディーン・フジオカ)の新たな面を見せたりと、“本作らしさ” を醸し出そうと必死なのはわかる。まあ、1話完結の推理ドラマとしては、ギリギリ “らしさ” を保ちつつ描き切ったって感じはする。
『99.9』に続いて、視認性の低い短いカット編集が辛い
ただ、前述の “本作らしさ” を醸し出そうと必死と言う部分で、特に第1,2話と今回の演出を担当した木村ひさしの回で顕著なのが、非常に短いカットを多用する編集。木村氏は前作『99.9 -刑事専門弁護士-』でも、この視認性の低い短時間のカット編集をして、ドラマを見づらくした張本人。
本人は斬新とかスタイリッシュとか思っているのだろうか?肝心な部分を短いカットにして視聴者に気付かせないことで、そこに沙羅駆は気付いてるなんて演出は邪道中の邪道。
だから、私は第2話から録画で見るようになった。そうすると、沙羅駆が気になった部分は私でも気になる部分で、そこを視認したら大した事件で無いのは一目瞭然になる。そんな稚拙な事件しか書かない脚本を演出(編集)でフォローしていると言えば聞こえは良いが…
演出・木村ひさし氏の公私混同こそ、これぞ醜悪至極なり
それに、何とか隠してきた「13」の謎を、あっさり14分頃に誰でもわかるような中谷美紀さんの特徴的な “顎” を挿入て台無しにしたり…。また、木村氏は『99.9』同様に、本作でも度々作品を私物化してイラッとさせる。最初の被害者のメモ癖のマーク「スマイリーフェイス」が木村氏の名前に使っているのと同じとか…
本人のプロレス好きから、奏子(土屋太鳳)が持っていたスポーツ新聞の見出しが現プロレスラー・棚橋弘至選手だったり、宝くじの当たり券の名前が往年の名選手ジャンボ鶴田をもじったツルタジャンボとか。こう言う公私混同こそ、これぞ醜悪至極なり。
あとがき
(再び)うーん、奏子(土屋太鳳)が良くも悪くも気になってしょうがない。個人的には他の女優さんで演じてもらえたら、もっともっと普通に作品の世界に貼り込めたと思います。完全に好みの問題なんですけれど。
それと、今回ですが2つの殺人事件は必要だったかなって。確かに「殺す価値が無い人間が…」は面白いとは思いますが、1つに絞り込んだ方がじっくりと描かれて良かったような。やはり、私が信じる「良い作品は引き算で魅せる」から外れてますね。だから、いつまでも “やっちまった感” が消えない。
織田裕二さんを見たいので、最終回まで付き合うつもりですが…
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