べっぴんさん (第37回・11/14) 感想

連続テレビ小説「べっぴんさん」

NHK総合・連続テレビ小説『べっぴんさん』公式
第7週『未来』『第37回』の感想。
なお、ヒロイン・坂東すみれのモデルは、アパレルメーカー「ファミリア」創業者の1人である坂野惇子(ばんの あつこ)さんで、関連書籍は未読。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


すみれ(芳根京子)のもとを訪れた紀夫(永山絢斗)の両親が、「息子は戦死したかもしれない、もうあきらめてくれ」と懇願する。混乱するすみれを、思いを寄せる栄輔(松下優也)が優しく励ます。一方、店では良子(百田夏菜子)たちが、子どもたちが復員した夫に懐かないと悩みを話し合うのを聞き、紀夫を思ってすみれはさらに落ち込む。それを見ていた明美(谷村美月)は「あんたは淡々としていればいい」とアドバイスを送る。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

僅か2分間のアバンタイトルが、"不自然だらけ"って?

これでも好意的に観ようとはしているのだが…

土日が婚礼シーズンで大忙しで、ゆっくり感想を書けなかったため、土曜日の分まで遡って感想を書いてみる。まずは、土曜日。終盤で客寄せのためにヒロインの淡い恋バナでも描こうとしているのか知らないが、いくら “いい人” の設定の栄輔(松下優也)とは言え、夜遅くに女所帯のすみれ宅を訪れる不自然さに驚いた。

そして、今回のアバンタイトルでも描かれた、不自然に栄輔がいる所へ、更に不自然に戦地で行方不明の夫・紀夫(永山絢斗)の両親が訪れれて、孫の顔を見に来たと見せかけて唐突に「息子を忘れてくれ」って。そんなこと言ったって、すみれ(芳根京子)が紀夫を心配しているなんて描写はほぼ無いから、如何にもネタ振りが丸見え。

それに、紀夫の親夫婦の話を朝ドラお得意の立ち聞き(今回は座り聞きだが)で栄輔がグッとくるのも…。その栄輔からカットチェンジですみれのアップになると、既に涙が瞼からこぼれそうになっていたのも残念。ここは女優魂でカット頭から、うるうるきて涙をこぼして欲しかった。僅か2分のアバンが不自然だらけって?

闇市は、"偶然"のオンパレード

今度は闇市。1週間ほどで?心を入れ替えた闇市の元締め・根本(団時朗)も不自然だが、あんなことを言ってる場面にすみれが遭遇するのが偶然過ぎる。どうやら、この闇市の目玉商品は「偶然」らしい。今度は偶然に栄輔が登場。更に、栄輔の実家の傘工場で作った傘を積んだ雑貨商の荷車が、偶然栄輔の横を通りかかる。

もちろん、脚本家は、“混乱するすみれを、思いを寄せる栄輔が優しく励ます” シーンを思うがままに書き綴っただけだろうが、流石に元締めの心変わりをぶっこむのはやり過ぎ。また、演出家も栄輔が何気に右目で傘に気付いた1カットを入れれば良いものを、完全に後ろに過ぎてから気付く演出は雑過ぎる。

すみれの前で、親友が"父親になつかない話"をする?

今度は「あさや」。既に脚本家が面倒くさくなったのだろか、冒頭から良子(百田夏菜子)の「うちもよ~」の偶然シグナルからスタート。「子供が父親になつかない」と出征して帰還した夫に子供がなつかないと言う同じ悩みを君枝(土村芳)も偶然に抱えてる。

もちろん、この時代にはこのような親子と夫婦は多かっただろうが、ここまで偶然を重ねてきた上で、更に未だ夫の消息が不明な親友の目の前で、偶然と言う形で愚痴をこぼさせる脚本家の真意は何なのだろう?このあとの流れを見ても、嫌味や嫌がらせの類にしか見えないのだが。

すみれが丘で泣くシーンの芳根京子さんは頑張った

そして、今度は君枝の夫が息子を連れて、不自然且つ偶然に「俺に子供がなつかない」と店にやって来るが、その息子を演じる子役が母親役にちっともなついていないと言うお寒い撮影現場まで披露しちゃう。まっ、子ども役が母親役になついていないのは、以前から巷の話題にはなっていたが。

特に、さくら役の河上咲桜ちゃん…。ラストの丘で、すみれの涙のシーンでの芳根京子さんは頑張った。ただそのために余程待たされたのか、さくらは完全に口開けておねんね状態。まあ、起きている必要はないが、こう言う編集をされるとそう見えちゃう。もったいない…

なぜ、すみれの変化に気付いて励ますのが明美なのか?

ここで、ふとした疑問が沸いた。なぜ、すみれの心境の変化や心の悩みに気付いて励ます係りを脚本家はが明美(谷村美月)にしたのかってこと。確かに、良子と君枝が励ますのは酷な話ではある。だから、明美が「あんたは淡々としていればいい」とアドバイスを送ると言う流れは、自然と言えば自然。

ただ、先週だかで4人で一緒に働きたくても夫の反対で諦めかけた良子と君子を励まし応援した(やり方には疑問は残るが)のだから、ここは恩返し的に良子と君枝がすみれを励ますエピソードを入れた方が良かったのではないかと。書けないなら、別に行方不明の紀夫のネタで無くても…と言う意味で。

今度は、良子と君枝がすみれを応援する…でないの?

なぜなら私は、すみれが良子と君枝を応援し一緒に仕事をしたいと思ったのは、3人が女学校時代の手芸倶楽部の親友同士だからだと考えるから。だとしたら、3人の内ですみれだけが夫の帰らぬ身で苦しんでいることなど、親友なら当然気遣うことではないのか?劇中のみんなは互いに助け合って生きているのに…

その上、すみれの変化に気付いたのが、未婚で元使用人の娘の明美と言うのが解せない。映像的に見ると、明美のアドバイスだけで、その直後に君枝の夫のシーンって何となく違和感がある。もしかして、良子と君枝は時間の都合上削除したとか?有り得ないとは思うが、だとしたら、なぜ入れないの堂々巡りだ。

あとがき

流石に、前回と今回は偶然と不自然が多過ぎたように感じました。別にある程度のご都合主義は許容範囲内ですが、第1,2週の頃のようなテンポの良さや無駄を省いた心地良さとは、ちょっと違うような。もう少し、自然な流れで4人の友情を魅せて欲しいです。

また、高台に上って遠くの船の汽笛のあとに「あなたのお父さんはね。あなたが、この世に誕生したのを知った時…」のくだりは、名作ドラマ『ビーチボーイズ』の第9話『この想い、君に届けたい』のラストシーンで、前田春子が「お母さんはー!お母さんはー!あなたの事、ずっと、ずーっと、思ってるからー」へのオマージュ?台詞回しもそっくりで、そっちを思い出して感動してしまいました。

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坂野惇子の人生 (MSムック)
上品な上質---ファミリアの考えるものづくり
時空旅人別冊 “べっぴんさん"坂野惇子の生涯: サンエイムック
連続テレビ小説 べっぴんさん Part1 (NHKドラマ・ガイド)
NHK連続テレビ小説 べっぴんさん 上
NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」オリジナル・サウンドトラック


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【これまでの感想】
第1週『想(おも)いをこめた特別な品』
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第2週『しあわせの形』
7 8
“視聴率=作品の質”か? 「べっぴんさん」視聴率18%台と7日から大台割れ
9
「べっぴんさん」初回“総合視聴率”は27% 新視聴率調査でテレビのおばさん化に影響を与えるか?
10 11 12
第3週『とにかく前に』
13 14 15 16 17 18
第4週『四つ葉のクローバー』
19 20 21 22 23 24
第5週『お父さまの背中』
25 26 27 28 29 30
第6週『笑顔をもう一度』
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べっぴんさん "お嬢様"を言い訳にし過ぎたり、各エピソードの"配分"の悪さが、ドラマに今一つのめり込めない原因か?
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第7週『未来』

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べっぴんさん 第37回

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