Chef~三ツ星の給食~ (第5話・2016/11/10) 感想

フジテレビ系・木曜劇場『Chef~三ツ星の給食~』(公式)
第5話『給食中止!?サメが救世主!』の感想。
篠田(小泉孝太郎)の妨害でカモが手に入らず、屋台の再開ができない光子(天海祐希)。荒木(遠藤憲一)は食材の高騰で仕入額を予算内に収められず、給食の維持が困難な状況に。給食を1日も休まないと決意する荒木に、光子も諦めず屋台を続けると宣言する。新店舗を出す篠田が高級なカモを買い占める中、光子は卸売業者の鈴木(山本龍二)から、二流のカモを卸した店を教えてもらう。一方、荒木は一番安値のサメを使った献立に挑む。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
前回よりも良かったこと…
演出は、第1,2話を担当した平野眞氏。まず、前回よりも良かったのは、テレビでは伝わりにくい「味」「味付け」の表現がわかりやすく且つ明瞭になったこと。給食の代替えレシピのメモ書きとか鴨のソースを作っている場面なんて良い例。そして、調理場にテレビクルーがいなかったこと。話も画もごちゃごちゃするだけだから。
給食バートがかなりいい感じに進んでいるだけに…
それにしても「屋台」のくだりがここまでガッツリと必要なのだろうか?光子(天海祐希)の「鴨のコンフィ」を作るためには “最高の鴨” が必要と、材料探しに奔走するのはわかるのだが、一方の給食の代替えレシピでは「味で一流に仕上げる」と言っている。
確かに好意的に解釈すれば、一番安値のサメを使った献立を光子流にして、みんなが喜んだことで「味で一流に仕上げる」に気付いたと捉えることは出来る。しかし、これまでも光子は給食で、最高ではない材料で「味で一流に仕上げる」をやっていたではないか。
確かに、フランス料理を作る過程を美味しそうに映して、視聴者に見せたいのだろうが、タイトルが『三ツ星の給食』である限り、光子が三ツ星の給食をつくる部分だけで十分ではないか。いや、給食バートがかなりいい感じに進んでいるだけに、他の部分は邪魔に感じてしまう。もう給食だけに絞り込んだらいいのに…
最高でない材料で"味で一流に仕上げる"に特化したら?
と、ちょっと批判的なことを書いたが、私は意外と楽しんで観ている。天海さんがフレンチ料理を作る佇まいや仕草も良いし、明らかに空回りしていたり無駄なエピソードはかなりあるものの、光子が「一流の味」に拘っている部分には共感できる。
だからこそ、給食で最高ではない材料で「味で一流に仕上げる」部分に特化して描いたらどうだろう?確かに屋台が今後の伏線になっているのだろうが、光子の「一流の味」に拘る気持ちが、ブレているように描くのは避けた方が良い。
あとがき
平均視聴率が、第1話から8.0%、7.0%、6.2%、4.9%と、低視聴率で打ち切りの噂がありましたが、この第5話が8.0%(関東地区)と巻き返しました。やはり、給食のくだりを中心にしたのが良かったんでしょうね。材料費の高騰は一般家庭でも共通の話ですし。
このまま、給食に絞り込みつつ、チラリとフレンチ屋台で進んで欲しいです。次回にも大いに期待します。最後に、先日私が作った「鴨のコンフィ」です。盛り付け前の写真ですが…
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