地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子 (第6話・2016/11/9) 感想

日本テレビ系・水曜ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(公式)
第6話『一晩で緊急校閲!集え!作家&編集&校閲涙の本作り』の感想。
なお、原作小説の宮木あや子氏『校閲ガール』シリーズは未読。
森尾(本田翼)と幸人(菅田将暉)の仲を疑う悦子(石原さとみ)は、幸人を尾行して自己嫌悪に陥る。一方、子ども向けの新しい雑誌用の小説の校閲を任された悦子は、難解な作品で掲載には不向きと判断。貝塚(青木崇高)に企画の趣旨を作家にちゃんと伝えたかと尋ねるが、貝塚は人気作家を起用して売れればいいの一点張りだ。そんな中、貝塚は、やって来たバイク便の男性が、以前、新人作家として担当していた桐谷だと気付く。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
とにかく、いろいろな"バランス"が秀逸すぎる
通りすがりの三宅さん役で、リオ五輪の女子48kg級重量挙げの銅メダリストの三宅宏実さんが出演し、それだけでお得感の高かった第6話。
とにかく全体のバランスが秀逸。何のバランスかって?まず、恋バナとお仕事ドラマのバランス。それに、校閲部と編集部のバランス。そして何より、悦子(石原さとみ)を中心とした幸人(菅田将暉)と貝塚(青木崇高)との距離感。
今一つ幸人のキャラが不明瞭なのは気になるが、それでも、幸人を前に出して、悦子の “仕事と恋との葛藤” をストレートに描いたのは、折り返しとも言える第6話としては、脚本として上手いところ。俄然と後半戦への期待が高まった。
笑いあり涙ありの"感動お仕事ドラマ"に仕上がった
また、今回はいつもの悦子が有名作家さんにダメ出しをして、あとから気にいられると言うパターンを打破して、新刊企画から作家の掘り出し、編集、校閲と言う出版の流れみたいなものを、「お仕事ドラマ」として見せつつ、笑いあり涙ありで感動ストーリーに仕上げたのはお見事。
校閲部のメンバーも悦子に少しずつ影響されている様子や、貝塚を恨んで筆を折っていた作家・桐谷(安藤政信)の再生にもジーンと来たし、それを見届けた幸人の涙も良かった。明日も仕事を頑張ろうって気にさせてくれるドラマだ。
あとがき
作家としての幸人の苦悩にも、話が進んでいくのでしょうか。今年4月期の『重版出来!』に通じるものがありますね。当初は恋バナの部分はあまり必要ないと思っていましたが、恋愛も仕事を頑張るための大きなエネルギーになりますもんね。仕事と恋のバランスも上手く描いて欲しいです。次回に期待します。
そう言えば、劇中にLOEWE(ロエベ)のバッグが話題に上がっていました。ちょうど10年前、日本橋三越で開催された「ロエベ160周年記念イベント」でスペインの本国の担当者さんたちへのインタビュー映像のディレクションをやったのですが、スペイン語もわからず、徹夜で編集したのを思い出しました。
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