相棒season15 (第5話・2016/11/9) 感想

テレビ朝日系・『相棒season15』(公式)
第5話『ブルーピカソ』の感想。
画家の三上(斉藤陽一郎)が転落死。捜査でオークション会社に行った右京(水谷豊)は、社長の磯田(坂西良太)と社員の貴和子(森尾由美)が、見つかった「ブルーピカソ」について話すのを聞く。その絵は8年前、ピカソの未発見の作品ではと画廊主の古澤(堀内正美)に持ち込まれたが、公式鑑定人の来日直前、偽物にすり替えられ消えていた。無名時代、三上が古澤の世話になったと知った右京は三上の死と絵の関係を疑う。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
右京が興味本位にあれこれ調べ、自分で納得して終了…
脚本は、『相棒14-11』や2時間サスペンスを手掛ける坂上かつえ氏。演出は、前回と同じ『京都地検の女シリーズ』『出入禁止の女~事件記者クロガネ~』等の藤岡浩二郎氏。
前回同様に、「それなりに面白いけど、相棒としては物足りない」と言うしかないような。だって、そもそも右京(水谷豊)が8年前の贋作事件に興味を持って、興味本位にあれこれ調べて自分で納得して終了みたいな話。完全に画家の三上(斉藤陽一郎)の転落死より、「ブルーピカソ」にぞっこんってだけだから。
だから、普通なら『杉下右京の事件簿』と言うところだが、今回は『杉下右京の徒然日記』って感じ。とにかく、ここまで「特命係」が描かれないと、もはや『相棒』としても認めにくいレベル。きっと、『相棒』以外の刑事ドラマでやったら、意外と2サス風に楽しめた脚本かもしれない。
右京が関係者の話を聞いて、まとめてるだけって感じ…
脚本が脚本なら、演出も問題がある。全編に亘って、杉下右京が関係者の話を聞いてまとめてるだけの印象が強い。右京が興味本位で動くのなら、亘(反町隆史)にはもっと捜査しているような描写を入れたら良かった。
なのに、結局、亘も情報を右京に伝えるだけのシーンが多いから、ちっとも「特命係」が捜査しているように見えないのだ。前回と今回で何か演出的な部分で、新しい『相棒』を模索しているように見えなくもないが、「特命係」を魅せ、ファンお馴染の “相棒文化” を残しつつ、リニューアルしないと、いつまでも物足りないままではないだろうか。
あとがき
今回のような杉下右京と冠城亘の2人だけのストーリーになると、どうしても右京に持って行かれちゃう。やはり、サイバー捜査官の青木年男(浅利陽介)を絡めた方が無難に「特命係」を引き立てられそうですね。それも残念ですが。次回に期待します。
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