カインとアベル (第4話・2016/11/7) 感想

フジテレビ系・月9『カインとアベル』(公式)
第4話『奇跡の大逆転!運命を変えたひらめき!』の感想。
なお、原案:旧約聖書「創世記」第4章「カインとアベル」は未読。また、関連の映像作品も未見。
隆一(桐谷健太)が会社を無断で休み、姿を消した。貴行(高嶋政伸)は、隆一が特命事項で動いていると役員たちにうそをつく。心配する優(山田涼介)は、隆一を捜して梓(倉科カナ)と神奈川・葉山の別荘に行き、彼の服とかばんを見つける。安心した梓は、隆一を傷つけたくないと言い、2人は彼に会わずに帰ることに。一方、優は隆一がタイ・バンコクの都市開発の件で銀行に追加融資を断られ、100億円用意できず苦しんでいたと知る。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
チャラい設定は無意味 優を普通のビジネスマンに描がけ
副社長室の秘書?を待ち伏せしている時も腕組んで、挨拶も簡単に済ませたり、四葉銀行の頭取に会う時もワイシャツの第1ボタンが止まってないような。なんか、優(山田涼介)だけ横柄な態度(接客)がとても気になる本作。普通にビジネスマナーは持ってる設定で良いのに。チャラいキャラなんて全く意味がない。
『超図解!ショッピングモールが出来るまで』は終了?
さて、本編。前回のラストでの隆一(桐谷健太)の失踪でどうなるかと案じたが、まさかのこれまで描いてきた優主演のお仕事ドラマ『超図解!ショッピングモールが出来るまで』が突然の緊急停止。金髪で兄に反発する若造が巨大ショッピングモールを成功させるドラマ、結構楽しく見ていたのだが…
まるで「新章」がリスタートした感じに驚いた
まるで「第2章」とも言いづらい程に方向修正して、完全に「新章」の雰囲気で始まったのには驚いた。
いや、第1話で何となく描かれ脳内補完した、父から寵愛を受ける兄とそれに嫉妬する弟が、“愛への渇望”“父に認められたい”と言う呪縛の中で、私生活や仕事の中で葛藤して、本当に大切なものを見出す話に、再び帰着したとも言えなくもない。
都合良く再構築して正規路線に帰着はしたが…
結局、こんな展開になるなら『超図解!ショッピングモールが出来るまで』なんてそこそこしておいて、きちんと兄の隆一を描いておくべきだった。兄が唐突に挫折して、兄を心配した弟の優が100億円融資の相手を説得に成功。弟の株が上がり、弟に助けられて再びプライドが傷ついた兄が弟に嫉妬…
どれだけ都合良く話を再構築して物語を進めるんだと言う思いはあるが、正規路線に戻ったのは確か。でも、兄の人間性が中途半端にしか描かれてこなかったから、急に感情的な人間として動き出すのは違和感アリアリ。なぜ、突然にこんな風にしたんだろ?
あとがき
取り敢えず、父と兄弟の確執のお話になっていく、と好意的に解釈すれば良いのでしょうか。結局、相当内輪と言うか家族内のお話なのに、巨大企業を舞台にしてその舞台がリアルでない。だから、全体にチグハグさも出ちゃってますね。この先、どうなるんでしょう?大人の演技になってる “俳優・山田涼介” は良いと思います。
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