IQ246~華麗なる事件簿~ (第4話・2016/11/6) 感想

TBSテレビ系・日曜劇場『IQ246~華麗なる事件簿~』(公式)
第4話『天空の密室に響く殺人協奏曲』の感想。
大学病院の医師・土門(金田明夫)が自宅の高層マンションで殺される。この‘天空の密室殺人’の現場を勝手に見に来た沙羅駆(織田裕二)は、面白い事件に出くわしたと上機嫌だ。沙羅駆は、土門の部屋で見つけたCDから有名ピアニスト・由里(国仲涼子)に着目。由里は患者として土門と1年前から接触があった。土門は女性患者と言い争っている姿を何度か目撃されていたが、それを聞いた由里は自分ではないと否定する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
最も"沙羅駆が難事件を捜査"しているように見えた
脚本は、本作初担当の栗本志津香氏。演出は、第3話と同じ坪井敏雄氏。脚本家が変わったことで、本作の印象が違って見えた。特に、ストーリー展開に「実は親子関係だった」と言うそれなりの捻り(かなり無理矢理だが)があったからだろう。
まず、これまでよりも沙羅駆(織田裕二)が難事件に取り組んでいるように見えた。和藤(土屋太鳳)と賢正(ディーン・フジオカ)についても、和藤については存在理由自体に疑問はあるものの、賢正の見せ場が極端に無いことも気にはなるが、連ドラとしての登場人物としての役割は、最低限は果たしたとは言える。
わざわざ"難事件でないように見せる"必要はない
ただ、気になることはある。例えば、本作は天才が登場しないと解決しない難事件であるように謎解きの瞬間まで視聴者に見せる必要がある。なのに、冒頭の5分過ぎには真犯人の犯行シーンをなかり細かく見せてしまったこと。その上、22分頃には「ナイフの二度刺し」にまで触れてしまった。
この時点で、多くの視聴者は被害者が犯人をかばっていたことは見抜いてしまう。そして、「実は親子だった」と言う流石に「おいおい」と突っ込みたくなるオチで、本作の意外性と沙羅駆の天才ぶりを描こうと言うのは、強引すぎる。
もっと和藤の「報告書」を活かして、存在意義を示せ
もう一つ気になるのは、和藤の存在の意味の無さ。なぜそう感じるのか?和藤が単独行動をし過ぎるから。確かに「眠らされる」くだりは、本作らしいコミカルなお役だとは思う。ただ、あそこまで沙羅駆と別行動をしていると、推理の手助けをしているわけでもなく、本当に監視役でしかない。
しかし、沙羅駆には始終張り付いている賢正がいるのだ。だから、賢正との役割の違いともっと描かないなら、和藤は不要と言うことになる。今さら出番を無くすことは出来ないだろうから、もっと「報告書」の部分を活用して、いつもスマホで校正するとか、何か工夫が絶対に必要だ。
あとがき
第1話からどんどん事件が難事件とは言えないレベルに低下してますね。その上、和藤の存在意義もどんどん薄まってます。そして、いろんな部分での雑さも目立ちます。もっと、難事件、和藤の存在理由は改善すべきでしょうな。唯一良いのは、沙羅駆の強いクセが薄まっていることです。さて、次回こそ難事件をお願いします。
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