相棒season15 (第4話・2016/11/2) 感想

テレビ朝日系・『相棒season15』(公式)
第4話『出来心』の感想。
右京(水谷豊)と青木(浅利陽介)は、帰宅途中の路上でひったくりの現場に遭遇。犯人は通行人の平井(風間杜夫)に撃退される。実は平井は詐欺師で、だました男性(武子太郎)から金を巻き上げるところだった。騒ぎの中、男性に逃げられた平井も現場から立ち去る。名乗りもせず消えた平井が気になり、周辺で聞き込みを始めた右京と亘(反町隆史)は、平井が相棒の留美子(内田慈)と詐欺のために運営している悩み相談所にたどり着く。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
かなり斬新で新鮮味を感じた でも観たいのはこれじゃない
脚本は、『相棒12-15,13-13,14-16』『コウノドリ』等の山本むつみ氏。演出は、『京都地検の女シリーズ』『出入禁止の女~事件記者クロガネ~』等の藤岡浩二郎氏。
ここ数年来の『相棒』と言う名の『杉下右京の事件簿』を見慣れて、古き良き頃への『相棒』回帰を期待している私にとっては、かなり斬新で新鮮味を感じ第4話とは言える。ただ、これが私の求めていた回帰して欲しい『相棒』か?と自問自答すれば、間違いなく「これではない」と言うしかない作品だった。
全体的に"普通の刑事ドラマ"過ぎる
うーん、“全体的に普通の刑事ドラマ過ぎる” と言えば良いだろうか。確かに、これまで最大に気になっていた右京(水谷豊)の出しゃばり過ぎは抑えられていた。亘(反町隆史)も “亘らしさ” を放って、先輩の右京を面白おかしくフォローもしていた。こと、“相棒” の2人については、そんなに不満は無い。
"相棒文化"みたいなものは残して、原点回帰は不可能か?
ただ、伊丹(川原和久)たちや鑑識の存在が、“普通の刑事ドラマ過ぎ” た。鑑識の米沢の不在も大きな要因の一つではあるが、伊丹たちの捜査の表現が、普通の刑事ドラマと同じなのだ。もちろん、『相棒』も刑事ドラマではあるのだが、長年のシリーズ化によって、独特なクセのある表現が “らしさ” になっているのだ。
それが、伊丹刑事を「イタミン」、捜査一係を「捜一」と言う愛称で呼ぶような独自の “相棒文化” みたいなものを形成してきた。今回はそれが大変に薄かった。ゼロではないが少なかった。もしかしたら、この位のことをしないと本当の意味での “原点回帰” は出来ないかもしれない。しかし、これがそれだとは思えない…
あとがき
宗教の冒涜とか下品なくだりばかりとか、そう言うのも気にはなりますが、そもそも『土曜ワイド劇場』で始まった本作としたら、こう言う世俗的なネタも悪くないんですよね。ただ、ゲストが風間杜夫さんである瞬間に大よその流れは想像出来ちゃうし、「それなりに面白いけど、相棒としては物足りない」と言うしかありませんでした。次回に期待します。
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
相棒season14 ブルーレイBOX(6枚組) [Blu-ray]
相棒season14 DVD-BOXI(6枚組)
相棒season14 DVD-BOXII(6枚組)
相棒season14 オリジナル・サウンドトラック
★本家の記事のURL →
http://director.blog.shinobi.jp/Entry/9092/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方は、
http://dmesen.seesaa.net/article/443380538.html でも受付けております。
- 関連記事
-
- べっぴんさん (第28回・11/3) 感想 (2016/11/03)
- 地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子 (第5話・2016/11/2) 感想 (2016/11/03)
- 相棒season15 (第4話・2016/11/2) 感想 (2016/11/03)
- べっぴんさん (第27回・11/2) 感想 (2016/11/02)
- 逃げるは恥だが役に立つ (第4話・2016/11/1) 感想 (2016/11/02)