べっぴんさん (第27回・11/2) 感想

連続テレビ小説「べっぴんさん」

NHK総合・連続テレビ小説『べっぴんさん』公式
第5週『お父さまの背中』『第27回』の感想。
なお、ヒロイン・坂東すみれのモデルは、アパレルメーカー「ファミリア」創業者の1人である坂野惇子(ばんの あつこ)さんで、関連書籍は未読。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


テーブルクロスを作るという新しい依頼を受けたすみれ(芳根京子)たちは、デザインを相談するため、良子(百田夏菜子)を店番に残してでかけていく。パッチワークで制作を進めることで了解を得て帰ってきたすみれたちに、良子が突然、衝撃の告白をする。一方、すみれの姉・ゆり(蓮佛美沙子)は、父の五十八(生瀬勝久)と共に警察に捕まった潔(高良健吾)を迎えにいく。釈放された潔と共に大阪の闇市に帰るが…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

ヒロインは、おどおど、そわそわ、おろおろしてるだけ?

うーん、今回のアバンタイトルは頂けなかった。最初から最後までナレーションをベタ付けして、前2日分の振り返りをしただけなのだが、肝心の潔(高良健吾)が入っていない。いや、この2日間で突然に挿入される高良健吾さんの印象が強過ぎて、アバンに登場しないのが違和感にさえなってしまっているってこと。

これ、本来はそうあっちゃダメなパターン。だって、ヒロインを描きヒロインを印象付けるのが本来やるべきことなんだから。なのに、ここ数日のヒロインは値段付けにおどおど、仲間の関係にそわそわ、姉夫婦の騒動におろおろしてるだけ。そう見えて見えてしまうようなアバンは、すぐに止めた方がいい。

麻田と明美の"僅か2分間"のシーンが、一番心に染み込む

流石に初対面(だよね)の勝二(田中要次)の身の上話で8分過ぎまでは長過ぎるよ、と思ってイライラし始めた時に、本作での2大存在感の濃い登場人物・麻田(市村正親)と明美(谷村美月)の共演。まあ、主人公以外の登場人物をもう一歩踏み込んで描くのは悪くないが、流石に唐突過ぎるやしないだろうか。

でもって靴店「あさや」の店内。手前と奥の照明のバランスで魅せる夜の店の奥行き感、抒情的な音楽。カット変わって明るい店内に遠くの夜汽車の汽笛と犬の遠吠え。画面の真ん中でカメラに背を向け表情を見せずの状態から、パッと真正面にカットが切り替わった時の無言の表情。

もう言葉がなくても明美のすべてがこちらに伝わる谷村美月さんの演技と、それを支える市村正親さんの演技。僅か2分間に満たないシーンだが、心に残る映像だった。

10分過ぎにYahoo!テレビのあらすじに突入は遅すぎる

久し振りにじーんとしていたら、夜明けの看板のカット。あれっ?閉店は「CLOSE」でなく「CLOSED」でないの?なんて思ったのも束の間、やっと10分過ぎになってYahoo!テレビのあらすじに突入って遅くないか。なーんて思っていたら、良子(百田夏菜子)一人を店番に残して、なぜかすみれ(芳根京子)もランディ家へ。

案の定 “思い” と言うキーワードを言うだけに不自然にランディ家に来ただけ。このあとの美子の爆弾発言のための準備なのはわかるが、4人でやっているのに接客が一番苦手な良子を残してって…

4人を"平等"に描こうとし過ぎでは?

これ、4人を平等に描こうとし過ぎではないだろうか。(私の中では)すみれがどう言う人物像なのか未だ定まっていない状態で、こうして次々とすみれ以外の3人のエピソードを描き続けられると…。

それでなくても、既にキャラが確立している明美、病弱と言うだけで印象付けが出来てる君枝(土村芳)、そして個性的な言動の良子と、3人の人物像はそれなりに見えているのに、すみれが見えてこない。

まずは、すみれの人物像を徹底的に描いて魅せて欲しい

すみれの印象と言えば、ウェディングドレスでこしらえた子供服を3人が嬉しそうに持っている美しく感動的なシーンくらい。ただ、それも苦労してとか3人をまとめてとか言う印象は無く、“思い” を台詞で表現しただけ。お世辞にもドラマとして映像で魅せたとは言いにくい。

少なくとも、すみれが4人のリーダー的な存在だとか、4人が平等な組織を作ろうとしているとか、何でも良いからすみれがどう言うことを考えているのか見せて欲しい。おどおど、そわそわ、おろおろして、時々笑って時々泣いてるだけでは、どんな人物なのかさっぱりわからない。

ヒロインの人物像をまず徹底的に描いて魅せて、すべてはそのあとに始まるべきではないだろうか。

あとがき

明美、あれだけの英語力があれば、進駐軍の通訳でも生活できるのではないのかな?なんて思ってしまいました。そして明美の苦労人設定が、どんどんお嬢様3人組を呑気な人たちに見せちゃいますね。まあ、いいや。とにかくほぼ脇役状態のヒロインの人物像を描いて欲しいです。がんばれ、脚本家さんと演出家さん。

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上品な上質---ファミリアの考えるものづくり
時空旅人別冊 “べっぴんさん"坂野惇子の生涯: サンエイムック
連続テレビ小説 べっぴんさん Part1 (NHKドラマ・ガイド)
NHK連続テレビ小説 べっぴんさん 上
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【これまでの感想】
第1週『想(おも)いをこめた特別な品』
1 2 3 4 5 6
第2週『しあわせの形』
7 8
“視聴率=作品の質”か? 「べっぴんさん」視聴率18%台と7日から大台割れ
9
「べっぴんさん」初回“総合視聴率”は27% 新視聴率調査でテレビのおばさん化に影響を与えるか?
10 11 12
第3週『とにかく前に』
13 14 15 16 17 18
第4週『四つ葉のクローバー』
19 20 21 22 23 24
第5週『お父さまの背中』
25 26

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