べっぴんさん (第23回・10/28) 感想

連続テレビ小説「べっぴんさん」

NHK総合・連続テレビ小説『べっぴんさん』公式
第4週『四つ葉のクローバー』『第23回』の感想。
なお、ヒロイン・坂東すみれのモデルは、アパレルメーカー「ファミリア」創業者の1人である坂野惇子(ばんの あつこ)さんで、関連書籍は未読。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


すみれ(芳根京子)は女学校時代の手芸倶楽部仲間・良子(百田夏菜子)と君枝(土村芳)と協力してドレスを完成させる。ドレスのできばえに感激するエイミーを見て、改めて特別な品「べっぴん」を作る歓びをかみしめたすみれ。その想(おも)いは、良子や君枝も同じだった。手芸倶楽部の再結成は一回限りと気持ちを切り替え、一人で再び前を向こうとしたすみれの元に、良子と君枝、そして看護婦の明美(谷村美月)が訪ねてきて…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

金銭のやり取りを描いたのは良いこと

前回の感想で書いた「お金」が、今回の前半で描かれた。もちろん、ここで言う「お金」は硬貨やお札をのことではない。すみれ(芳根京子)が「お金を稼いでいる」と言う描写のこと。それが、やっと描かれた。まだ値付けはしていないが、それでも金銭のやり取りを描いたのは良いこと。

ただ前回にも書いたように、「西洋式おしめ」のくだりで明美(谷村美月)への協力の報酬がどうなったか?そもそもジョン・マクレガー(ドン・ジョンソン)とすみれの間には金銭のやり取りがあったのかが描かれず仕舞いだから、私にはすみれが明美に「写真入れ」だけを渡したのに違和感を覚えてしまった…

すみれが初めての売り上げを喜んでる1カットがあれば…

結局「お金」を描かないと、こう言う違和感が拭えないのだ。少なくとも私には…。本作では、すみれが “生活に困っている” と言うのは、殆どがゆり(蓮佛美沙子)と女中の喜代(宮田圭子)を介して描かれる。基本的にすみれ1人が生活に困っている風には描かれない。

しかし、物語は間違いなく “生活に困っている=お金に困っている” から、すみれが働き始めたことになってる。

赤ん坊もいる、女中もいる、だからお金を稼がないといけない。そう言う流れになっているのだから、すみれが初めての売り上げ(ジョンの写真入れなのか、西洋式おしめなのか、子供服なのかわからないが)を笑顔で喜んでいる映像が1カットあっても良かった。いや、それが無いと、私にはおかしな話に見えてしまうのだ。

お金持ち"小嬢ちゃん"の自己満足の奉仕活動でないはず

それは、本作が「お金」よりも、自分が作ったものが相手に喜んでもらえた「喜び」を強調して描いていることにも起因する。確かに、ものづくりには「喜び」も必要だ。しかし、お客様の「喜び」のために「お金」と言う対価を頂き、最終的にはそれが自分の「喜び」になると言う図式が正しいのでは?

誤解を恐れずに書けば、今のすみれの言動では、お金持ち気質が抜けない “小嬢ちゃん” の自己満足の奉仕活動に見えてしまっている。当然、好意的な解釈をすれば、そうでないことなど百も承知。しかし、好意的な解釈に頼っていては、いつまで経っても…

最初の地点"お金に困って"に戻った映像にして欲しい

決して、前作のヒロインのように拝金主義に描けと言っているのではない。硬貨やお札を映せと言っているのでもない。すみれが、ものをつくりだしたのは “お金に困っているから” と言う最初の地点に戻った映像にして欲しいだけ。

だって、ものづくりを始めたのは、会社設立のためでも、子供服づくりのためでも、ましてや仲たがいしていた明美との関係修復のためでも、手芸倶楽部の復活のためでもないのは明らかなのだから。

あとがき

今回のラストで、すみれは赤ちゃんをおんぶしていませんでした。これでは、子育ては女中さんに任せて時間が出来たすみれの尽力で、手芸倶楽部が復活したように見えませんか。もちろん、好意的に見ればわかりますよ。

物語の流れも、美しい映像も、この静かに淡々と進む雰囲気も、実に本作らしくて良いのです。ただ、すみれが代金を頂いて「ありがとうございます」と言うそんな1カット、すみれがさくらをおんぶして頑張ってるそんな1カットがあれば良いだけなんです…

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坂野惇子 子ども服にこめた「愛」と「希望」 (中経の文庫)
ファミリア創業者 坂野惇子 - 皇室御用達をつくった主婦のソーレツ人生
坂野惇子の人生 (MSムック)
上品な上質---ファミリアの考えるものづくり
時空旅人別冊 “べっぴんさん"坂野惇子の生涯: サンエイムック
連続テレビ小説 べっぴんさん Part1 (NHKドラマ・ガイド)
NHK連続テレビ小説 べっぴんさん 上
NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」オリジナル・サウンドトラック


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【これまでの感想】
第1週『想(おも)いをこめた特別な品』
1 2 3 4 5 6
第2週『しあわせの形』
7 8
“視聴率=作品の質”か? 「べっぴんさん」視聴率18%台と7日から大台割れ
9
「べっぴんさん」初回“総合視聴率”は27% 新視聴率調査でテレビのおばさん化に影響を与えるか?
10 11 12
第3週『とにかく前に』
13 14 15 16 17 18
第4週『四つ葉のクローバー』
19 20 21 22

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自分を変える>『べっぴんさん』第23話

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べっぴんさん 第23回

内容良子(百田夏菜子)君枝(土村芳)とともに“べっぴん”なドレスをつくり上げたすみれ(芳根京子) すみれは、良子、君枝、明美(谷村美月)に感謝を伝える。 敬称略 ドラマとして、決して悪いとは思いませんが。 初めの目的に戻ろうよ。そして、それを描こうよ。 何のために、仕事をしていたんだ???

【べっぴんさん】第23回(10/28金)感想と視聴率

第3週(10/17~)「とにかく前に」の週間最高視聴率、関東は21.3%↑(10

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