カインとアベル (第2話・2016/10/24) 感想

カインとアベル

フジテレビ系・月9『カインとアベル』公式
第2話『ハートを掴め!!恋も仕事も驚きの大逆転』の感想。
なお、原案:旧約聖書「創世記」第4章「カインとアベル」は未読。また、関連の映像作品も未見。



アウトレットモールを設計する有名建築家・神谷(竜雷太)の担当になった優(山田涼介)と梓(倉科カナ)は、設計部の長谷川(小林隆)と神谷の元へ。だが、神谷は要望を一顧だにせず、好きなようにやると宣言。仕方なく辞去した後、長谷川の家に招かれた優らは、彼の家族に好感を抱く。一方、隆一(桐谷健太)は貴行(高嶋政伸)から見合いを迫られていた。数日後、完成した神谷の設計図はコストが掛かり過ぎで、優らは打開策を迫られる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

演出担当が、第1話の武内英樹氏から葉山浩樹氏に交代

おお、もう冒頭から演出家の交代がすぐわかるね。社長室での隆一(桐谷健太)と貴行(高嶋政伸)のやり取りの座る位置で。貴行をカメラの手前に上手(右側)向きに座らせ、隆一はカメラの正面の隆行の奥に立たせて、2人の目線を合わさないようにした構図で、2人の目指すものが違うことを映像で見せた。

こう言うような人物配置で人間性や人間関係を表現する演出、まあサスペンスドラマ等でよく目にする台詞を使わずに脚本の行間を埋めるカット割りや編集は、第1話にはなかった。一方の第1話は、引いた画が多かったし、出来るだけ横並びか真正面の向かい合わせの立ち位置で、台詞を使って設定も感情も一緒に表現していたから。

で、クレジットを見れば、演出担当が第1話の武内英樹氏から葉山浩樹氏に交代していた。普通は第2話までは同一人物で行くのが多いのに。まあ、そんな裏事情はどうでも良い。とにかく、前作とは見違えるほどの良い仕上がりになったのは確か。

「兄,父,梓」を優の惑星のように配置し、関係性を描く

実は、第1話がすごくに気になる部分が多かった。脚本的には盛り込み過ぎなのに繰り返しな表現も多く、全体的に誰が主人公で何をどう描きたいのか最後までわからず仕舞いだった。演出も全体を見せようとし過ぎていたし、所々でおかしな部分もあった。

しかし今回は違う。主人公の優(山田涼介)を中心に、兄の隆一、父の隆行、梓(倉科カナ)を惑星のように配置して、3つの人間関係を描く中で、改めて各登場人物の設定も描いて見せた。また、仕事上でのやり取り以外の会話も盛り込めれたことで、各人の仕事上での顔と普段の顔の両面が描かれたのも良かった。

4人のキャラクターが、より明瞭になり面白みが増した

演出も前回の上流階級な家族の韓国ドラマ風や、三角関係のドロドロ劇、主人公の成長ドラマがごちゃ混ぜになっていたのを、今回はサスペンスドラマ仕立てに統一したことで、俄然と見やすくわかりやすく、なにより “ドラマ” らしくなった。

実は、描かれていることは前回とさほど変わっていない。“愛への渇望”“父に認められたい”ともがき苦しみながら、家族や仕事の狭間で葛藤しつつ、“本当に大切なもの”を見つけ手に入れるってことは。

ただ、取り敢えず今回で4人のキャラクターが(十分ではないが)前回よりも明瞭になったお陰で面白みが増したのは間違いない。

何とか良い方向へ進みそうな気配を感じた

神谷「多くの人間が進もうとする道と逆の道を進みたがる」

有名建築家・神谷(竜雷太)のこの言葉1つで、主人公の茶髪や髪型やメイクへの違和感も、ほんの僅かだかが払拭も出来た。脚本も前回のクレジットにあった脚本協力の金沢達也氏の名前が消えていた。どうやら脚本は阿相クミコ氏1人で行くようだ。そして、本作には、この脚本家と演出家が相性良さそうだ。

やはり、視聴者に好意的な解釈を要求してばかりではつまらない作品しか出来ない。提供するべき情報は提供し、その上で想像させるのが上手いドラマ。何とかその方向に向いてくれそうな気配を感じた。そんな第2話だった。

あとがき

優と梓の関係の「公私」の「私」も、「表裏」の「裏」も描き始めてもいないのに、今回の展開はちょっと早計かなって思います。いろいろな事情で焦りが見えるような。衣装もメイクも美術セットも予算の無さが見えてますし。でも、山田涼介さんが大人の芝居になりつつあるのが良いです。次回に期待します。

そして、10月23日に亡くなられた平幹二朗さんに、謹んで哀悼の意を表します。

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【これまでの感想】
第1話

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