キャリア~掟破りの警察署長~ (第3話・2016/10/23) 感想

フジテレビ系・『キャリア~掟破りの警察署長~』(公式)
第3話『命がけの悪女の秘密!!』の感想。
高齢の城山(柴田義之)がガス中毒で意識不明に。南(高嶋政宏)らは、城山が世話になっていた介護士・百合子(奥菜恵)の犯行を疑う。城山は百合子に遺産を譲ると遺言書を書き直したばかりだった。前日、2人の姿を街中で見掛けていた金志郎(玉木宏)には、百合子の犯行とは思えない。彼女の身の潔白を証明するため、金志郎は施設で仕事を手伝いながら独自に捜査。そんな中、実里(瀧本美織)は百合子に関する黒い噂を耳にする。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脚本&演出が新コンビ 様々な"新しさ"があって良かった
脚本は、第1話で小山正太氏と共著だった関えり香氏が単独。演出は、本作は初担当の山内大典氏。
いろいろパターンを模索しているのか、カタチがいろいろあるのかわからないが、本作初の南(高嶋政宏)と実里(瀧本美織)らの北町署刑事課の面々と、金志郎(玉木宏)が一緒に捜査。それも冒頭から。これでは主人公が “警察署長” である設定が完全に埋没してしまうと心配したのだが…
今回は様々な “新しさ” があったため、これまでで一番良い仕上がりになった。中でも一番良かったのは、金四郎が副所長・半田(柳沢慎吾)から情報を入手して、“警察署長” の仕事をしたこと。これだと署長として部下を指示するよりも、当然だが映像的に署長に見える。警務部長・長下部(近藤正臣)も効果的に活用されたし。
今回は、"掟破りの警察署長らしさ"が際立った
その上でなら、署長が刑事みたいに捜査会議で発言したり聞き込みをしたりしても、“掟破りの警察署長” らしさが際立つし、心なしか金四郎と南(高嶋政宏)の対立構造も更に明瞭に描かれたことで、劇中の人間関係がよく見えるようになった。刑事ドラマで組織を目に見えるように描くのは、大事なことだから。
第3話なのに、かなり完成度が高くなった
終わってみれば、金四郎の刑事としての一面と警察署長としての一面、そして金四郎個人の真面目さや優しさをしっかりと描いて、主人公・遠山金志郎を前面に押し出した “掟破りの警察署長” が活躍する刑事ドラマに大きく近づいた第3話だった。
ちょっと残念なのは、ここまで金四郎が前に出てキャラがハッキリしてしまうと、実里(瀧本美織)の存在意義が薄まってしまったこと。私には今回の脚本と演出のコンビが本作に合っているように感じたが、さて次回は誰が担当するのか?そしてどう変わるのか?楽しみであり不安でもある…
あとがき
突っ込みどころは満載だが、確実に良い方向に進んでいる本作。ゲストを含めて俳優さんたちの演技もバランスがとれていて良いですね。笑いあり涙あり正義感ありで、着実にご本家『遠山の金さん』に近づいてる感じ。いっそ、警察手帳を見せるラストでCGの桜吹雪でも舞わせたら、『水戸黄門』らしさが払拭できるのに…。次回に期待します。
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