メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断 (第2話・2016/10/18) 感想

フジテレビ・関西テレビ系・『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』(公式)
第2話『母想いの水泳選手が謎の病』の感想。
競泳選手の南野(浅香航大)が入院した。筋力低下などの症状を自覚する南野は、別の病院で筋萎縮性側索硬化症を宣告されたが、受け入れられず再検査に来たのだ。葉子(伊藤蘭)らが検査を進める一方、独自に別の病気の可能性を探り始めた志帆(吉田羊)は、綾香(吉岡里帆)を連れて南野の練習施設へ行き、彼のタイム表を入手する。確定しない診断にいら立つ南野は、勝手に退院しようとするが、直後、全身に力が入らず崩れ落ちる。
上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
「病名」を知りたいから最後まで見るなんて視聴者いる?
ついに、NHK総合で放送していた『総合診療医 ドクターG』をドラマ化しているだけの内容になった本作。これで良いのだろうか。観たことのない人にちょっと解説すると、その道で有名な医師「ドクターG」が経験した難解な症例に研修医が挑み、病名を突き止める新感覚!病名推理エンターテインメント番組だ。
再現VTRをもとに病名を探り当てるまでの謎解きの面白さは、医師の疑似体験も出来る。さて、本作も基本的には「病名を探り当てるまでの過程」を描くわけだが、なぜこちらは面白くないのか。理由はあちらはクイズバラエティー番組、こちらはドラマ、連ドラだからだ。
要は、もう全体の流れはほど決まってるし、チームと言いながら志帆(吉田羊)が活躍するだけなのも第1話と一緒。クイズバラエティー番組なら「答え=病名」が何かを知りたいために最後まで観たくなるが、本作で「病名」を知りたいから最後まで見るなんて視聴者がどれだけいるのだろう。
医療ドラマなのに診察や治療をしているように見えない
だからこそ「病名」でなく、「病名を探り当てるまでの過程」を面白く楽しく丁寧に描かなければいけないのに、そこが “雑” で “散漫” だから頂けない。「病名を探り当てるまでの過程」以外のどうでもよいくだりが多いし、無意味な演出も多い。
一番頭が痛いのは、医療ドラマなのに診察や治療をしているように見えないこと。そして、チームが全員集まるとくだらないことをどうでも良い無駄話ばかりになること。これ、「病名当て」としても医療用語が多過ぎて視聴者置いてけぼりでつまらないし、医療ドラマとしては診察治療の場面も楽しめない。
ドーピングネタ? 病名がついても後味が悪過ぎる
おまけに、世の中が2020年の東京五輪に向けていろいろ騒がれている中で一流アスリートたちを応援しているのに、ドーピングをネタにする悪趣味さには、流石にちょっと…。
一流アスリートが抜き打ちでドーピング検査させられることくらい、今や常識だし、そこまでして記録に固執する競技生活に説得力なければ、ラストに母の想いを重ねても後味の悪さは薄まらない。
あとがき
今更ですが、綾香(吉岡里帆)をメインにして志帆(吉田羊)が指導するドラマの方が『総合診療医 ドクターG』みたいに謎解きが面白くなったのでは?でも、今回で離脱します。継続視聴の皆さん、続きを楽しんで下さい。
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【これまでの感想】
第1話
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