カインとアベル (第1話/初回15分拡大・2016/10/17) 感想

カインとアベル

フジテレビ系・月9『カインとアベル』公式
第1話/初回15分拡大『僕とアニキの2つの三角関係』の感想。
なお、原案:旧約聖書「創世記」第4章「カインとアベル」は未読。また、関連の映像作品も未見。



優(山田涼介)は、父の貴行(高嶋政伸)が社長を務める高田総合地所で働く平社員。幼い頃から成績優秀で完璧な兄・隆一(桐谷健太)は副社長を務めていて、隆一にばかり目をかける父に、優は複雑な感情を抱いていた。会社の創立50周年記念パーティーの日、会場に居づらくなり抜け出した優は、梓(倉科カナ)という女性と知り合う。後日、商業施設のコンペのためのプロジェクトチームに隆一の推薦で入った優は、そこで梓と再会する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

社会人で、営業で、男性で、茶髪はあり得ない!

当blogの読者さまならご存知の方も多いと思うが、私は基本的に自称 “俳優・山田涼介” の応援団だ。そんな私がついに山田涼介さんの月9主演に期待しないはずがない。しかし、冒頭でその期待は見事に裏切られた。

シャンパーニュのボトルを振って持ち歩くのは、その後の展開として止むを得ないとしても、コルクを覆うキャップシールシールが既に取られている意味が分からない。その上、フルートグラス1脚をパンツのポケットに入れて歩く意味も分からない。そして、一流企業の営業が茶髪なのが最も理解できない。

確かに、かなり好意的な解釈をすれば、いろんなものへの反発で優(山田涼介)が茶髪だとしようとしても、一般的な社会人の営業担当で男性があれだけの茶髪は現実離れし過ぎ。フリーランスの私だって企業の看板を背負って仕事する時は…おっと、茶髪に染める髪そのものが無いが(苦笑)。

話が逸れた。やはり、いくらドラマ、いくら大人の事情があろうと、一般社会で働く社会人を扱うドラマとしてはこれは無い。2015年の24時間テレビスペシャルドラマ 『母さん、俺は大丈夫』の佐々木諒平 役では帽子でごまかしていたのだから、今回はウィッグで乗り越えられなかったのか。悉く残念。

結局、若年層向けの『月9』ではないのか!?

先日も『「べっぴんさん」初回“総合視聴率”は27% 新視聴率調査でテレビのおばさん化に影響を与えるか?』の記事で書いたが、フジテレビ上層部も『月9』の若返り化を発表していた割に、観終えた第一印象は「結局、若年層向けじゃないの!?」ってこと。

本作への感想とはずれてしまうが、この辺のドラマの詰めの甘さが今のフジテレビのドラマの悪いところ。こう言うことをやるから、フジテレビ×ジャニーズは…ってことになる。フジテレビは本気で考え直した方が良い。でないと、高嶋政伸さんと

混沌とする主人公が頑張る"お仕事ドラマ"で良かった!?

さて、やっと本作の本編のこと。事前に何となく兄弟の確執、父親への偏見みたいのを描くだろうとは想像していたが、ここまで恋バナと言うか三角関係を押し出すのは想定外。どちらかと言うと今年放送された『ナオミとカナコ(主演:広末涼子)』の木曜10時の『木曜劇場』的な雰囲気。間違いなく『月9』ではない。

ただ、主人公の茶髪を除けば、意外と普通に作られている。でもこれは『月9』だから。『月9』が恋バナ必至でないのは明白。だとしたら、劣等感だらけの主人公が父と兄を見返すために、仕事に恋に頑張るお仕事ドラマとか職業ドラマの類でも良かったはず。ではなぜ、そう感じてしまうのか?

理由は簡単。父と兄の方を強烈なキャラに描き過ぎるから、弟である主人公が埋没するのだ。事実、第1話を観てもこれと言った特徴や個性や才能があるようには見えない。敢えて言うなら、食い下がる根性だが、それもこの規模の巨大プロジェクトの一員なら当然のレベルの仕事量。と言うか少な過ぎな位だから。

主人公の"裏表"や"ギャップ"を魅せるぺき

“俳優・山田涼介” の応援団としては、優の仕事以外での一面を表現したらドラマが激変するような気がする。それこそ大胆に言えば茶髪は仕事用で私生活は黒髪とか。そう言う主人公の裏表やギャップを魅せた方が良い。

でないと、高嶋政伸さんと桐谷健太さんにぜーんぶ持って行かれてしまう。第1話の主人公の存在感の薄さで、残りの(例えば)9話で徐々に本性を見せていくのは厳しい。すぐにでも起動修正した方が良い。

複数の"大人の事情"が見え過ぎる

そして気になるのは大人の事情。山田涼介さんはジャニーズ事務所所属、桐谷健太さんはユニバーサルミュージック、倉科カナさんはソニー・ミュージックアーティスツとメインの3人が音楽事務所の所属なのだ。だから、どうしても3人に当分割に見せ場をってなる。

その上、脚本家が最近フジテレビが推している阿相クミコ氏。しかし、近作はどれも不発に終わっている(Wiki参照)。だから、フジは何とかして華を持たせたいのだろうが、月9の前作の 桑村さや香氏、前々作の倉光泰子氏と、女性脚本家は軒並みハズレだから。

こんな大人の事情が裏でうごめいていて、面白い作品が出来るとは到底思えない。とにかく、主人公を一番前に押し出すことから始めるしかない…

あとがき

『月9』枠らしくなくても良いから、もっときちんとしてテレビドラマを見たかったです。良いところもあるので、取り敢えず主人公がどんな人物かを、早い時期に描くべきです。でないと、本当に出演者目当ての視聴者しか見なくなります、きっと…。次回に期待します。

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