IQ246~華麗なる事件簿~ (第1話/初回20分拡大スペシャル・2016/10/16) 感想

TBSテレビ系・日曜劇場『IQ246~華麗なる事件簿~』(公式)
第1話/初回20分拡大スペシャル『天才貴族が汚れたクリエイターの完全犯罪を突き崩す』の感想。
沙羅駆(織田裕二)は北鎌倉の名家・法門寺家の89代目当主。IQ246の天才だが、日々退屈を持て余していた。一方、警視庁の刑事・奏子(土屋太鳳)は突然捜査一課に配属となり、沙羅駆の護衛に任命される。法門寺家を訪れた奏子を、執事・賢正(ディーン・フジオカ)が出迎える中、こっそり家をタクシーで抜け出した沙羅駆は、殺人事件の現場に遭遇。沙羅駆は、被害者を見ただけでその身元や犯人像を言い当てるも、無賃乗車で連行される。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
物語の構造は、『日曜劇場』らしい安定感はある
脚本は、『お迎えデス。』等の泉澤陽子氏。演出は、『99.9 -刑事専門弁護士-』等の木村ひさし氏。天才過ぎて、暇をもてなす(この設定自体がよくわからん)男が、IQ246の頭脳で事件を解決ってことらしい。そんな高知能なら、自分で暇を解決しろって思うのだが。
刑事ドラマ、探偵ドラマとしては、『日曜劇場』らしくネタ振りから回収までちゃんとされている。誰の目にも、主人公の天才っぷりはわかるはず。その上、各登場人物も個性的で役割分担も明瞭。第1話としては、かなり脚本と演出で攻めてきたって感じだ。
なぜ、織田裕二さんと土屋太鳳さんを"あんな"キャラに?
ただ、問題は…。俳優の演技を言及しない立場だが、本作は触れないわけにはいかない。なぜなら、本作の最大の問題と言うかクセの強さが、織田裕二さんと土屋太鳳さんと言う俳優の、いや俳優とその演技の好みのへの好みになるだろうから。
織田裕二さんは古畑任三郎と相棒の右京さんを足して2で割った感じで、野村萬斎さん演じた『オリエント急行殺人事件」の日本版ポアロ役の勝呂武尊のような超癖のあるしゃべくりキャラに。そのお陰で、話し方などキャラづくりの違和感で、なかなかすんなりと物語が頭の中に入って来ない。
相棒役を演じる土屋太鳳さんは、最近の劇場版では敢えて封印した?朝ドラ『まれ』のヒロイン津村希役の、あのウザい演技に逆戻りしてしまった。封印できるのなら、すれば良いのに。どうやらしっかり演技指導をする劇場版とそうでない連ドラでは制御能力に差が出るか、テレビは目立とうとしちゃうのか。残念過ぎる。
更に、"お仕着せがましい番宣"をやり続けるしかないか…
内容を冷静に見れば、謎解きドラマとしてはまあまあなのに、撮影(リハーサル)中に誰も「この役づくりは無理があり過ぎる!」とか「単純に似合ってない!」と言う意見は現場で出なかったのかと、不安と疑念に頭の中が満杯になる。
どうやら、本作の今後の視聴率や人気を決めるのは、脚本と言うよりも俳優とその演技への好みの問題になりそうだ。『日曜劇場』の大看板があるから心配無用との意見もあるかもしれないが、裏番組がある限り、更にお仕着せがましい番宣をやり続ける必要性はある。さて、どうなるか?
あとがき
俳優の演技を脳内削除して観ると(そんな必要があるとは思いませんが)、事件や解決のくだりはそんなに悪いとは思いません。しかし、完全な好みとして、織田裕二さんと土屋太鳳さんの演技もコンビも的外れすぎます。何話まで撮影が進んでいるかわかりませんが、第3話くらいでクセが治らないと継続視聴は厳しそうです。
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