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メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断 (第1話/初回15分拡大・2016/10/11) 感想

メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断

フジテレビ・関西テレビ系・『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』公式
第1話/初回15分拡大『手術しない天才外科医!!原因不明の病を推理』の感想。


総合病院の脳神経外科医・志帆(吉田羊)は手術中に幻覚を見たことから医師を辞める決意をする。だが、東光大学病院の院長を務める恩師・北畠(高橋克典)に説得され、診断医として同院の解析診断部で働くことに。そこは、他の医師が解明できなかった病の原因を特定、診断する部門。メンバーは、部長で内科医の葉子(伊藤蘭)、外科医の雪野(相武紗季)ら全員が女性だった。出勤初日、志帆は腹部を押さえ吐血した男児と遭遇する。
上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

斬新か? 寄せ集めか? 微妙な仕上がりのチーム医療ドラマ

脚本は、『青春探偵ハルヤ~大人の悪を許さない!?』『ディアスポリス 異邦警察』等の田中眞一氏。演出は、『お義父さんと呼ばせて』『不機嫌な果実』等の星野和成氏。

内容は、あるトラウマで脳外科医を辞めた主人公が、他の医師が解明できなかった病の原因を特定、診断する患者にとっての最後の砦「解析診断部」のチームに入り、患者を救うって感じだろうか。初見では、医療ドラマとして斬新なのか寄せ集めなのか微妙な仕上がりだった。

吉田羊さんをウザさと耳障りな台詞回しで嫌いになりそう

病人が登場し、主人公も登場し、手術はしないで問診、観察、医師の勘で、病気の原因を解明して患者や患者家族を救うと言う、本作のコンセプトやコンセプトを描こうとしていること、本作の見所やその魅せ方も基本的には間違っていない。

ただ、とにかく最大級のドラマとしての違和感がある。それがタイトルにある「チーム」が全くと言って良いほどに描かれていないこと。むしろ、主人公は「チーム」の中で孤立した立場になっている。

もちろん、第1話で着任したばかりだからとか、「チーム」の個々のメンバーに役割分担があるからとか、脚本上の理由はあるのはわかる。だとしても、孤立しているのを利用して、ここまで主人公一人が前面に出て、チームのメンバーを顎でこき使い、上司をコケにして、知人の院長の傘の下で保身するのはどうだろう。

更に、主人公は「私、手術は致しません」の姿勢だから、全編台詞を喋りっ放し。いくら吉田羊さん初の主演ドラマとしても、流石にやり過ぎ。私は吉田羊さんとは個人的にも面識があるから、こんな人で無いことは重々承知だが、あまりのウザさと耳障りな台詞回しで嫌いになりそう。

間違いなく、吉田羊さんの出番を減らして、もっと「チーム」を押し出して、その中で志帆(吉田羊)の千里眼的なものを魅せるべき。

あんな程度の画像診断も出来ない「救命救急」で良いの?

もう一つ気になったのが、他の医師で診断出来なかった患者にとっての最後の砦を描く医療ドラマとしての構成。冒頭で患者は救急搬送されて「救命救急」に運ばれたのなら、そのまま救命チームが診断と処置をするのが普通。確かに、途中で「解析診断部」が乗り込むことは説明されているが、それで良いのかってこと。

あんな程度の画像診断も出来ない「救命救急」を持つ「東光大学病院」って、どれほどの医療レベルの病院なの?ってそもそも論になってしまった。本作、かなりの調整をして、まずは医療ドラマとしての違和感、ドラマとしての主人公の在り方、そして本作に見合った病気の選択、これらを早急にすべき。

ラストの描き方なんて悪くなかったのだから、出来ないスタッフでは無いはず。是非、やれることは全部やって欲しい。

あとがき

今期は、曜日こそ違いますが医療ドラマの金字塔とも言える『ドクターX~外科医・大門未知子~』が控えてますから、既存の医療ドラマの寄せ集めと吉田羊さん人気にあやかるだけでは、太刀打ちできないはず。次回も様子見します。

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★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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