“視聴率=作品の質”か? 「べっぴんさん」視聴率18%台と7日から大台割れ ※追記あり

“視聴率=作品の質”か? 「べっぴんさん」視聴率18%台と7日から大台割れ

毎日、観るのも書くのも楽しい『べっぴんさん』なのに

観るのが毎日苦行のようだった前作が終わったのが、今月1日。当初は不安要素含みでスタートを迎えたNHKの連続テレビ小説『べっぴんさん』も、5日(水)放送の第3回から一気に物語が動き出して、面白くなった。

確かに最近の朝ドラとしては、序盤の展開が早めではあるが、今後の描くべきものにとっての有効なエピソードの取捨選択の結果であると、当blogでは判断している。また、美しい映像や丁寧な描写にも、辛口な私もかなりの高評価をしているつもり。毎日、感想を書くのも楽しいほどだ。

しかし、今日以下のようなニュースを目にしたので、紹介する。

第1週平均視聴率20.0% だが7日から18%台と大台割れ

べっぴんさん:視聴率18%台と7日から大台割れ - MANTANWEB(まんたんウェブ)
  http://mantan-web.jp/2016/10/11/20161011dog00m200001000c.html

 女優の芳根京子さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「べっぴんさん」が7日の放送で、平均視聴率18.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録したことが11日、明らかになった。3日の放送スタート以来、初めて20%を下回った。8日の放送は18.7%、10日も18.7%で18%台が続いている。

 朝ドラの視聴率が20%を下回るのは、1日に最終回を迎え、今世紀3位の期間平均視聴率22.8%を記録した「とと姉ちゃん」が8月6日放送で記録した18.0%以来。

果たして「視聴率=作品の質」の法則は、成り立つのか?

当blogでは、以前から「視聴率と作品の質」について度々書いてきた。高視聴率な番組がより多くの人に面白いと支持されると言う事実は否定しない。しかし、面白いと言う部分に様々なウケ狙い的な要素が大きく影響し、テレビドラマと言うよりバラエティー番組に近いような話題性勝負のテレビドラマが少なくない。

そこで、「視聴率=面白さ」は一定量認めた上で、果たして「視聴率=作品の質」の法則は成り立つのかと、いつも疑問に思う。決して「高視聴率ドラマ=質の低いドラマ」「低視聴率ドラマ=質の高いドラマ」と言いたのではない。タイトルに書いた通り「視聴率≠作品の質」は明らかでないかと言うことだ。

「Web拍手」の数と視聴率の"意外"な関連性

さて、私は11日放送の第8回までを見る限りでは、前述の通りに「質の高いドラマ」「よく出来たドラマ」になりつつあると毎日観ている。しかし、ここで1つの興味深い数字を挙げてみる。それは、当blogの「Web拍手」の数の推移だ。何れの数値も、2016年10月11日 20:17現在。

 第1回(10/3 月) 35回
 第2回(10/4 火) 30回
 第3回(10/5 水) 70回
 第4回(10/6 木) 77回
 第5回(10/7 金) 128回
 第6回(10/8 土) 137回
 第7回(10/10 月祝) 77回
 第8回(10/11 火) 59回

第3回からじわじわと拍手の数は右上がりに増え、第5,6回と100の大台を超えるが、第7,8回は右下がりになっている。

もちろん、拍手の数は私の感想への反応であるから「作品の質」とは直接無関係なのは承知だ。しかし、ここまで明らかに8日(土)放送の第6回が、紹介のニュースにとっても当blogにとっても、大きな分岐点になっているのは興味深くはないだろうか。

「子役をもっと見たい」 子役パートが早く終わり過ぎた?

では、7日(金)に放送された第5回はどんな内容だったのか思い出してみる。前回の第4回までにヒロインの母が亡くなり子役パートも終了。ヒロイン役も第5回の終盤で既に大人編の芳根京子さんに交代している。

そして第6回の冒頭は女学生になったすみれで始まり、すみれの幼馴染・野上潔も高良健吾さんに交代し25歳で登場。終盤では、すみれの淡い初恋の乙女心が描かれて終了した。

まず、ここで私が考えた視聴率が下がった原因の1つが「子役パートの終わりが早過ぎた」こと。通常の朝ドラなら第1週のラスト1分間までは、子役パートが続く。しかし、本作は実質的に金曜日で終了。やはり、かわいい子役をもっと見たいと言う視聴者心理に大きな影響を与えてはいないだろうか?

「恋愛、結婚、出産」のエピソードが、楽しめない?

これで「8日の放送は18.7%」の理由は見えてきた。では、「10日も18.7%で18%台」をどう考えるか?ここは、私は「第2週の予告編」がキーポイントになると考えた。予告編は今なら公式サイトで見ることが出来るが、ざっとこんな意味合いのカットの集合体だ。

 ・すみれの姉・ゆり(蓮佛美沙子)の結婚話から結婚式当日
 ・すみれの「結婚します」宣言
 ・すみれの結婚式(ウエディングドレスを着る)
 ・すみれが我が子らしき子どもと添い寝をしている

僅か1週間に、ヒロインの姉もヒロイン自身も結婚し、ヒロインは出産まで終わる構成なのは誰の目にも明らかだ。

私は “無駄なエピソードの取捨選択” こそ脚本家がすべき最大の役割だと思っているが、これまた多くの朝ドラ視聴者は「恋愛の過程を楽しみたい」「結婚を決意してから結婚、出産に至る女の生き方を見てみたい」と思ってやしないだろうか。

実際、最近に限らず「女一代記」的な要素が強い朝ドラは、恋愛、結婚、出産をとにかく描いておくのが一般的。しかし、本作はそこを端折りますと、予告編で宣言したのだ。だから、“裏切られた感” が数字に表れたのではないだろうか。

あとがき

まさか、『ぺっぴんさん』の視聴率が『とと姉ちゃん』より低いなんて、想像もしなかったので驚きました。そして、朝ドラの視聴率を下支えしている視聴者の多くの割合の朝ドラへ期待するものが見えたような気がします。やはり、朝ドラは特殊な連ドラなんですね。ともあれ、私は今週末までは好意的に視聴継続します。


【追記 2016/10/12 07/13】
本文中に引用したニュース記事が削除されたようです。また、「ガラケーから読めない」とのコメントも頂きましたので、他に引用先を再掲載します。なお、ガラケーから読めるかどうか未検証です(謝)

[べっぴんさん]視聴率18%台と7日から大台割れ | マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/news/2016/10/11/073/
<べっぴんさん>視聴率18%台と7日から大台割れ (まんたんウェブ) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161011-00000002-mantan-ent

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第1週『想(おも)いをこめた特別な品』
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第2週『しあわせの形』
7 8

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