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地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子 (第1話/初回10分拡大・2016/10/5) 感想

地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子

日本テレビ系・水曜ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』公式
第1話/初回10分拡大『なんで私が校閲に?オシャレ校閲ガールが大暴れ!』の感想。
なお、原作小説の宮木あや子氏『校閲ガール』シリーズは未読。


悦子(石原さとみ)は愛読するファッション誌の編集者を目指し中途採用試験を受け続けて7年。やっと採用されるが、配属先は文章の誤りや不備を訂正する「校閲部」だった。抗議する悦子に対し、部長の茸原(岸谷五朗)は、仕事ぶりが認められれば異動もあり得ると話す。そんな悦子が社内で高校の後輩・森尾(本田翼)と遭遇。悦子が志望する編集部にいる森尾は、男性モデル探しを命じられ、大学生の幸人(菅田将暉)に注目する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

"女優・石原さとみ"って…

脚本は、『ディア・シスター』等の中谷まゆみ氏。演出は、『掟上今日子の備忘録』等の佐藤東弥氏。

内容よりも、石原さとみさんて、月9『5→9~私に恋したお坊さん~』の桜庭潤子役も映画『シン・ゴジラ』のカヨコ・アン・パタースン役時もそうだったけど、早口で喋りまくって周囲の空気を読めない礼儀知らずで喜怒哀楽の激しいアラサー女性の役しか演じられないのかな。

まず、その時点で新鮮味を感じない。同枠前期の『家売るオンナ』は北川景子さんが “三軒家 万智” と言うハマリ役を得たから面白かったが、主人公を演じる俳優(女優)が新鮮な役を演じないと面白くない。特に、この手の「お仕事ドラマ」は。

校閲を見下している文芸編集部編集者の貝塚がいい

ただ、ドラマ全体を見ると、30分位までは上に書いた通りの空気の読めない主人公と、その同僚や知り合いたちの群像劇まっしぐらだったのに、中盤から校閲部を見下している景凡社の文芸編集部で働く売れっ子編集者の貝塚八郎(青木崇高)が登場して、雰囲気が一変。

"河野悦子"の鎧を上手に着せ、"石原さとみ"を弱めた演出

ただのウザい女性主人公で “校閲” を描く「おちゃらけお仕事エンタメ」だと思っていたが、ファッション誌に関してだけに発揮させる超記憶力と一切物怖じしない発言と行動力を持ってると言う “校閲ガール・河野悦子” を創り出した実に巧みな脚本(原作かな?)がいい。

きっと大人の事情で石原さんは “いつもの石原さとみ” でないといけないのだろう。しかし、そこを前面に押し出したら新鮮さがない。

そこで本作は、先の巧みな脚本で創出した “校閲ガール・河野悦子” と言う “鎧” を上手に着せて、そちらをグイグイと演技指導して “いつもの石原さとみ” を和らげるのに成功しつつある。これ、意外に地味にスゴイ!もしかして、「お仕事ドラマ」として新しさを生み出すかも!?

「校正」と「校閲」の違いを描きつつ、悦子の成長まで…

私は、「お仕事ドラマ」として大切なことは、描く職業を正しく描くこと。もちろん、おもしろおかしく表現するのは構わない。むしろ、勘違いされやすい職業はきちんと視聴者に知らしめつつ楽しませるのが正解だ。その点、本作では第1話から、校正と校閲の違いをわかりやすく描いてきたのは良かった。

校閲が単に誤字脱字のチェックするのでなく、事実関係や言い回しまでがチェックの対象であり、いざ知らぬこととは言え “他人のプライバシーを踏みにじる行為” にまで自分の行動力と好奇心が及んで、反省するところまできっちりと描いた。これも意外に地味にスゴイ!

あとがき

正直、冒頭の10分で離脱しそうでした。でも、上に書いたように「校閲」の仕事紹介だけ描くのでないことがわかり最後まで良かったです。ただ、いろいろフラグを立てているので、今後群像劇になる可能性も十分に残ってます。全体的には『花咲舞が黙ってない』の雰囲気ですが、若干『出版出来!』の雰囲気も無きにしも非ず。次回も様子見します。

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