侠飯~おとこめし~ (第10話/最終回・2016/9/23) 感想

テレビ東京系・ドラマ24『侠飯~おとこめし~』(公式)
第9話『話酒と泪と侠飯』ラテ欄『99%の人が驚いた…衝撃ラスト!警察包囲で柳刃組長大ピンチ!極上和牛(秘)すきやき』の感想。
原作:福澤徹三による小説『侠飯~おとこめし~』シリーズは未読。
勝久)に夕飯の買い出しについて尋ねると「必要ない」との返答が。驚きつつも大学に向かった良太は、春菜(内田理央)と洋介(戸塚純貴)から柳刃の正体を知ったと告げられる。良太は真実だと認めるが、柳刃との思い出を振り返り、悪い人だとは思えない、信じたいと語る。その頃、柳刃らは警察に素性を知られた上、敵対組織も動きだし、危機を迎えていた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
いやぁ、気持ち良く騙して頂きました
山盛組の玄関を入る時の後ろ姿が、今までのヤクザとは明らかに違う演技になっているあたり、やはり生瀬勝久さんと三浦誠己さんの演技力に脱帽。そして、その直後に潜入捜査中どあったことを種明かし。いやぁ、気持ち良く騙して頂いたと感激の一言しかない。
すき焼きを『ごちそうさま』と食べ終わるまで、きっちりと見せたのも本作らしさが溢れて感慨深かった。
「生瀬勝久×三浦誠己×柄本時生」の演技力に魅了された
そして、ついに柳刃(生瀬勝久)と火野(三浦誠己)が良太(柄本時生)に真実を告げるシーン。前述と重なるが。同じメイクと衣装なのに明瞭に善人と悪人を演じ切ってるのは本当にお見事としか言いようがない。
で、任務終了でアパートから立ち去ろうとする二人に、「飯にしましょ」と立ちはだかる良太が初めて見せる柳刃を真似たような強気な表情も実に感動的。
"最後の侠飯"の単純さに,スタッフの気合いと自信を見た
本作「最後の晩餐」ならぬ「最後の侠飯」は、白米、ネギの味噌汁、タクアンと意外な程にシンプル。単純なだけに料理の腕前の良し悪しがストレートに出るメニューを敢えて選択したスタッフの気合いと自信を感じざるを得ない。
また、白米に米で仕込まれる日本酒をぶっかけての「米×米」の濃~い “柳刃流 別れの杯” と言う粋で洒落た一品で締め括るとは、実に本作らしい。
すべて期待以上の仕上がり
桜の花びら一枚で時間経過と季節感と就職成就まで表現して、そのまま描かれた同級生三人のラストシーンも、いろいろあった本作だけに脚本以上に感慨深いシーンになったような。ホント、最後の最後の「最終回用の特製エンドロール」に至るまで、実に丁寧な人物描写、連ドラならではの主人公の成長、食べ物への底無しの愛、そして大納得の衝撃のラストと、すべて期待以上の仕上がりだった。
あとがき
デリバリーカレーショップ『Spicy Gang』で、再び潜入捜査に入るエンディング、これ完全に続編が作れるってことですよね。いや、何としてでも続編を期待します。本当に面白かった。当blogを読んで、観始めて下さった読者の皆さんも、きっと大満足だったのでは。最後に、スタッフさん、続編よろしくお願いします。
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