ディレクターの目線blog@FC2

本家「ディレクターの目線blog」の緊急時&トラックバック用ブログです。コメントは本家のブログへ!

●このブログは、本家ディレクターの目線blog』の緊急時&トラックバック用ブログです。

●記事の閲覧やコメントの投稿は、本家ディレクターの目線blog』をご利用下さい。


0

家売るオンナ (第10話/最終回・2016/9/14) 感想

家売るオンナ

日本テレビ系・水曜ドラマ『家売るオンナ』公式
第10話/最終回『さらば三軒家!進退かけ最後の家爆売りGO』の感想。


屋代(仲村トオル)行きつけのバーのママ・こころ(臼田あさ美)が立ち退きを迫られたと駆け込んで来る。残っているのはこころの店だけだが、移転はしたくないと言う。屋代は願いをかなえるべく、ビルのオーナーにある提案をする。一方、万智(北川景子)は元バレリーナの葵(凰稀かなめ)から、車椅子生活になった娘・カンナ(堀田真由)に適した家探しを頼まれる。カンナは国際コンクールを目前に事故に遭い、現在も入院中で…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

冒頭5分で売り方は丸見えだったが、全体は巧みな構成で

ナント、最終回は冒頭の5分で万智(北川景子)がビルをどう売るかは、ほぼ丸見え。これまでは、あれこれ引き延ばしてからの「この家、私が売ります」なのに、最終回はかなり早い段階で「このビル、私が売ります」って宣言しちゃった。

あとは、レギュラー陣で埋もれていたキャラの出番を作って、ダラダラ&微笑ましく時間繋ぎ。でも、万智の登場シーンは必ず話が進むから、脇役を上手く活用しないと時間が持たない。その辺の主人公と脇役の役割の違いと巧みに計算した脚本だった。

あっぱれなハッピーエンド

そして、いつも通りに華麗にビルを完売。この辺はビックリしなかったのだが、驚いたのは本当の意味でのエンディング。いろいろ予想はしていたが、ここまで奇抜なのは予想外。しかし、万智と屋代(仲村トオル)の関係が、これまでしっかりと描かれていたから全く不自然さなし。むしろ、あっぱれなハッピーエンド。秀逸だ。

人間の短所も、見方を変えてPRすれば、長所や魅力に

毎回登場する「家を買いたい人」たちに “巧みな売り文句” をくっつけて「売りたい家」を売るだけでなく、お客様に幸せまでくっつけた「売り文句=言い訳」がお見事だった。そして、人間の短所や欠点も見方を変えて売り込めば、長所や魅力になるって教訓を残してくれたサンチーにお礼を言いたい。

あとがき

北川景子さんのファンからはお叱りを受けそうですが、無表情で台詞も動作も最小限なのに強烈な個性を視聴者に植え付けられる「三軒家 万智」と言う主人公は、ルックスや人気はあっても演技力に多少の難アリの俳優、タレントさんにはうってつけの役柄。今後、ドラマ界はこう言うキャラの創出を考えるべきです。

そして、全10話を通して感じたこと。無表情で言葉も少なく動きもロボットみたいな主人公が織りなす、不動産屋のドラマの皮を被った熱い人情ドラマ、それが本作でした。とにかく登場人物たちの設定が明瞭でブレない上に、毎回趣向を凝らした販売戦略で、脚本・演出・俳優の三位一体を楽しみました。続編に期待します。

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ くる天-人気ブログランキング


     

★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
家売るオンナ Blu-ray BOX
家売るオンナ DVD-BOX
家売るオンナ オリジナル・サウンドトラック
日本テレビ系新ドラマ『家売るオンナ』主題歌:beautiful days(初回限定盤)(DVD付)/GReeeeN


★本家の記事のURL →  http://director.blog.shinobi.jp/Entry/8894/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方は、
   http://dmesen.seesaa.net/article/441940639.html でも受付けております。


【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話

関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

トラックバック

家売るオンナ 最終回「さらば三軒家!進退かけ最後の家爆売りGO」

クールなようで(結果的に)温かく、厳しいようで優しい、スーパー営業ウーマン、三軒家万智(北川景子)を筆頭に、太眉でない、ダメ社員・白洲美加(イモトアヤコ)といい、屋代(仲村トオル)、庭野(工藤阿須加)に、足立(千葉雄大)、バー・ちちんぷいぷいのママ、こころ(臼田あさ美)に至るまで、キャスティングが抜群で、キャラが明快。それぞれの個性が愛しく、ユーモラスで楽しい物語だった気がします。なんといっ...

家売るオンナ 最終話~会社の犬! 大切なのは私の背負ったお客様の人生です!

「大切なのは私の背負ったお客様の人生です!」 〝会社の犬〟と言って屋代(仲村トオル)を責めた時の三軒屋万智(北川景子)のせりふだ。  万智が大切にしているのは、〝組織の論理〟よりは〝個人〟なんですね。  決して長いものには巻かれない。  大きなものに取り...

家売るオンナ 最終回

屋代(仲村トオル)の元に、パーちちんぷいぷいのママ・こころ(臼田あさ美)が泣きついて来ます。 店が入っているビルの取り壊しが決まり、立ち退きを迫られたと言います。 屋代は、ビルの空きテナントを埋め、ビルの価値を高めた上で一棟売却をしようとオーナーに提案して、営業課は一丸となってビルのテナント探しに奔走します。 布施(梶原善)は、いつも通っているマッサージ店が人気があることを...

愛とはお金です(北川景子)今日のこころごはんは肉じゃが(臼田あさ美)

五輪の夏ドラマに華麗に舞った「家売るオンナ」もフィナーレである。 最後まではっきりとは提示されないが・・・「サンチー不動産」は公私混同のパートナーと仲良く経営しているのでハッピーエンドなのだろう。 なんだかんだ・・・サンチーにとって・・・課長は・・・ずっとお慕い申し上げていた相手だったのではないだろ

【家売るオンナ】最終回(第10話)感想と視聴率最高♪

​「さらば三軒家!進退かけ最後の家爆売りGO」​ 最終回(第10話)の視聴率は、

家売るオンナ 第10話(最終回)

「さらば三軒家!進退かけ最後の家爆売りGO」 内容屋代(仲村トオル)を頼り、営業所に、こころ(臼田あさ美)が駆け込んでくる。黒い人から、ビルの建て直しがあり、店を立ち退けと言われたという。立ち退き料を考えて、屋代は、立ち退きを勧めるが、こころは、嫌だと。名刺を見ると、黒い人は、ビルの管理会社の人だった。 そんななか、万智(北川景子)は、元バレリーナの望月阿葵(凰稀かなめ)の担当をすることに...

「家売るオンナ」パワハラチーフの営業術は全てはお客のために希望に沿った物件を提供し組織に媚びない姿勢はサンチーが去った後もサンチーイズムとして受け継がれた

「家売るオンナ」最終話はバー・ちちんぷいぷいのこころがビルの取り壊しが決まり立ち退きを迫られていた。それを知った屋代課長はビルを買い取って売り出そうとする。しかしこの ...

「家売るオンナ」最終回 感想

 「愛はお金です。」と言い切る所が凄いですね。  愛は言葉でもあり、思いやりでもあるのですが。三軒家チーフが適材適所で使い分けるとこうなるのですね。  「愛」はお金だけではない、だけど必要なもの。  葵とカンナ親子には、この切れ味鋭い台詞が一番良かったのでしょうね。  グズグズ考えていても仕方ない。  前を向いてひたすら歩いて行けと。  

「家売るオンナ」~最終回 ☆☆

最終回も無事に家を売って終わり。スランプから立ち直る展開すらなく、毎回快調に売ってましたよねーw ただし会社の大規模開発計画を邪魔することになったので、三軒屋と主任が仲 ...
My profile

Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

PR


TB送信について

一部のブログサービス(特に、FC2ブログ)宛に、FC2からトラックバックが届かないケースが発生中です。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村  PVアクセスランキング にほんブログ村

楽天市場PR

カテゴリー+月別アーカイブ

 

検索フォーム

PR

FC2カウンター

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数: