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とと姉ちゃん (第141回・9/14) 感想

連続テレビ小説「あさが来た」

NHK総合・連続テレビ小説『とと姉ちゃん』公式
第24週『常子、小さな幸せを大事にする』『第141回』の感想。
なお、本作のモチーフで、大橋鎭子著『「暮しの手帖」とわたし』は既読。
 本作は 8/25 にクランクアップ(撮影終了)しています。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。


いよいよ公開試験が始まった。新聞記者の国実(石丸幹二)の進行で、常子(高畑充希)たちの「あなたの暮し」出版と赤羽根(古田新太)の電機メーカーを含めた5社が、各自の試験内容を公表していく。対象は洗濯機。常子たちの試験は、各メーカーの専門的な方法には及ばない素人感覚のものが多く、会場に冷笑が広がる。しかし、生活に根ざす素人ならではの視点で実直に一年続けた試験結果が、次第に赤羽根たちを追い込んでいく…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

公開試験のスタジオセットが、しょぼすぎる

もう、身体が筋肉痛で痛くてしょうがないのに、朝からイラッとさせることを見せないで欲しいのだ。それが「公開試験」のスタジオセットとその撮影。常子(高畑充希)の幼少期以来、大人の事情でめっきり屋外ロケが減って、映像的にも閉塞感が蔓延した画作りになっている本作。

全く太陽の方向がどこなのかわからない。いや、基本的に常子の背後から太陽が当たっているような机などの影が出来ているのに、ここにいる人たちは基本的にしゃべる時はベタッとした照明が当たってる。

もちろん、映画『君の名は。』の新海誠監督は一画面に複数の太陽を設定して個性的演出をしているが、本作は実写。これ以上書くのが面倒だから省略するが、この屋外には見えないベタな照明のシーンで「真面目な討論」を描こうとしている演出そのものに勘違いと無理がある。

常子が "敵と味方の品定め" をしているだけ

前回のあとがきでも書いたが、これが「公開試験」と言えるのだろうか。国実(石丸幹二)の当初の疑問は、「 あした  あなたの暮し出版」が公正公平な立場できちんと正確な商品試験が行われているのか?だったはず。

そうしたら、普通はいつもは社内でやっている「商品試験」を公の場で万人に見せると言う方法を考えるのでは?言わば「公開商品試験」。しかし、前回から描かれている「国実式公開試験」は「 あした  あなたの暮し出版」社の試験結果の発表会と常子と花山(唐沢寿明)らによる「社内商品試験結果」の補足と主義主張。

一方の電機メーカーは、常子らの「素人の商品試験」と「プロの商品試験」の違いの説明と自社製品のPRタイム。これが「公開試験」と言えるのか。財布を盗んだのは誰?と犯人探しをしている学級会と同じ。明らかに結論ありきで物語が構成させている。結局、これも常子が “敵と味方の品定め” をしているだけなのだ。

初見なら「商品試験」の記事が説明不足だけに見える?

これ、今日だけを観た視聴者には、常子たちの「商品試験」の記事の説明及び解説が不十分だから、電機メーカーや愛読者意外には衝撃的な試験結果だけを目玉にした一方的な「やらせ記事」「正確さに欠ける記事」に読めてしまっただけには見えないだろうか。

常子らが記事の不備を補足するだけで、我を失う赤羽根

そして、この「公開試験」自体がおかしいのは、常子と花山による自分たちの記事の補足をしているだけなのに、それによって赤羽根(古田新太)がどんどん焦り窮地に追い込まれていくこと。それこそ前回のアバンタイトルでの彼はまだまだ傲慢だがプライドを持っていた。

しかし、前回の中盤からキャラクターが変わり、プライドだけが高い後先を考えない単純な漫画のようなおバカ社長になってしまった。もう、どうでも良いのだが。

常子の演説コーナーの2つの見え方

最後に。今回も常子の演説コーナーがあった。「主婦の立場」「主婦の皆さん」「普通の主婦」「子供の面倒を見ながら」「洗濯は重労働」と、まるで原稿用紙を読んでいるような常子の演説。今回だけを観た視聴者には、主婦の立場を十分に理解した商品試験をしている雑誌の出版社長に映ったろう。

しかし、5か月半も毎回見続けている私には、説得力に乏しい空を切る演説にしか映らなかった。その理由は簡単。これまで常子と “主婦” の関わりや交流を殆ど描いてこなかったことと、常子自身が家事労働に明け暮れたりした場面を描いてこなかったことに尽きる。

常子と主婦の関係を、もっともっと密に描くべきだった

特に、この「公開試験」が先週までの2週で描かれた星野(坂口健太郎)とその子どもとの交流の直後で、「仕事と家庭の両立」に悩んだことにして、主婦の気持ちや子育ての苦労を常子も実体験した女性としての発言にして、強引な説得力を生み出そうとする力技の脚本が鼻につく。

あの、花山を「主婦の暮しのための雑誌を作りましょう」と説得した時から、常子と主婦の関係をもっともっと密に描くべきだった。今の時点で言えることは、そんな後悔の言葉しかない。

あとがき

いつもならサブタイトルの内容は、ほぼ水曜日で終わっていたのに、今回はまだ少しも “小さな幸せ” が登場しません。多分、明日まで公開試験を引っ張って予告編に登場した「ささやかな幸せ」の台詞で一応の幕引きでしょうね。

あとは金曜と土曜で美子の結婚と温泉旅行が一段落した?鉄郎(向井理)が登場。確かに、終わりに向かってます。内容は無いですけれど…

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【これまでの感想】
[読書] 「暮しの手帖」とわたし (大橋 鎭子/著・花森 安治/イラスト・暮しの手帖社) 感想 ※平成28年度前期 NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ,大橋鎭子の自伝
第1週『常子、父と約束する』
1 2 3 4 5 6
第2週『常子、妹のために走る』
7 8 9 10 11 12
第3週『常子、はじめて祖母と対面す』
13 14 15 16 17 18
第4週『常子、編入試験に挑む』
19 20 21 22 23 24
第5週『常子、新種を発見する』
25 26 27 28 29 30
第6週『常子、竹蔵の思いを知る』
31 32 33 34 35 36
第7週『常子、ビジネスに挑戦する』
37 38 39 40 41 42
第8週『常子、職業婦人になる』
43 44 45 46 47 48
第9週『常子、初任給をもらう』
49 50 51 52 53 54
第10週『常子、プロポーズされる』
55 56 57 58 59 60
第11週『常子、失業する』
61 62 63 64 65 66
第12週『常子、花山伊佐次と出会う』
67 68 69 70 71 72
第13週『常子、防空演習にいそしむ』
73 74 75 76 77 78
第14週『常子、出版社を起こす』
79 80 81 82 83 84
とと姉ちゃん あの第82話で「連続20%超え」が途切れたそうだ
第15週『常子、花山の過去を知る』
85 86 87 88 89 90
第16週『“あなたの暮し”誕生す』
91 92 93 94
「とと姉ちゃん」自己最高25.3%。これでテコ入れも期待薄か?
95 96
第17週『常子、花山と断絶する』
97 98 99 100 101 102
第18週『常子、ホットケーキをつくる』
103 104 105 106 107 108
第19週『鞠子、平塚らいてうに会う』
109 110 111 112 113 114
第20週『常子、商品試験を始める』
115 116 117 118 119 120
第21週『常子、子供たちの面倒をみる』
121 122
朝ドラ「とと姉ちゃん」の高い視聴率と増える厳しい意見の“ねじれ”を考える
123 124 125 126
第22週『常子、星野に夢を語る』
127 128 129 130 131 132
第23週『常子、仕事と家庭の両立に悩む』
133 134 135 136 137 138 138(その2)
第24週『常子、小さな幸せを大事にする』
139 140

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内容電気洗濯機の公開試験を始めた常子(高畑充希)花山(唐沢寿明)たち。それぞれの洗濯機の洗浄能力などについて認めながらも、現実的な衣服などで行った結果に表れた、不備についても指摘していく。その素人ならではの試験に、国実(石丸幹二)は感心するとともに、メーカー各社もまた。。。。 敬称略 いやぁ。。。。《てるてる家族》。。。面白いわ。。。 それも、この終盤で! そこはともかく。 ...
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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