HOPE~期待ゼロの新入社員~ (第8話・2016/9/11) 感想

フジテレビ系・『HOPE~期待ゼロの新入社員~』(公式)
第8話『最終決戦お前を守ってみせる』の感想。
なお、原作:制作CJE&M、脚本チョン・ユンジョン、演出キム・ウォンソク『ミセン-未生-』(ドラマ) 及びユン・テホによる小説「ミセン-未生-」(webtoon)は未見で未読。
織田(遠藤憲一)は営業3課を指名した鷹野(風間杜夫)の真意を怪しみながらも、一ノ瀬(中島裕翔)を正社員に引き上げるため、中国の会社と組む大事業の案件を引き受ける。中国側の窓口を務める江部(宮川一朗太)をサポートする一ノ瀬は、織田が信念を曲げて袖の下が必要な中国との事業を受けたと知り、不思議に思う。そんな中、契約上の重大な問題が発生。それでも案件をやり通そうとする織田に一ノ瀬は疑問を募らせ…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
『一ノ瀬を正社員として会社に残す大作戦』が面白すぎる
いやぁ、最終回直前になって、今まで物足りなかった2つの事が、上手く物語に活かされて、いい感じに盛り上がりを作り上げた第8話。その2つとは…
● 主人公の一ノ瀬が、イマイチ前面に出ないこと
● 一ノ瀬の仕事のスキルアップが、描かれないこと
しかし、今回はきちんと一ノ瀬(中島裕翔)が中心に物語が構成されていた。また、その一ノ瀬自身が“仕事が出来ていない”ことを認めた上で、一ノ瀬の真面目で誠実で何よりも仲間を大切にする心を、同僚や上司たちが“会社に必要な人材”であると、一ノ瀬の価値を認めた描写があった。
それらのお陰で、最終回に向けての『一ノ瀬を正社員として会社に残す大作戦』への期待が効果的に高まった。
インターン生4人の成長と彼らの環境の変化も楽しい
また、一ノ瀬以外のインターン生たち3人の部分もこれまでの「群像劇」的な描き方から、各自の個性や立場に合わせたエピソードが用意されたことで、インターン生4人の成長と彼らを取り囲む環境の変化まで、面白おかしく描いたのは良かった。
特に、桧山 誠(松田賢二)の大きな変化は、あかね(山本美月)に対してだけでなく、上司や部内の雰囲気まで変えた上に、視聴者へ心地好い満足感まで与えてくれた。また同様に、桐明真司(瀬戸康史)と新村慶太(桜田通)の関係も彼ららしい微笑ましいエピソードで人間関係の修復を見せてくれた。
最終回は "大願成就" か "パワー注入お仕事ドラマ" か?
ラストでは、突然に社長監査が入り、鷹野(風間杜夫)の本当の思惑が解明されるだけでなく、江部 (宮川一朗太)の行動が専務の指示下なのか、単純な私腹肥やしなのかも判明して、すっきりさせてくれそうな予告編も良かった。
そして期待の最終回だが、終盤での織田(遠藤憲一)の男泣き、一ノ瀬の覚悟、安芸(山内圭哉)の仲間意識等を鑑みると、高卒の一ノ瀬の正式な正社員採用と言う一発大逆転の大人のファンタジードラマらしい結末を迎えるのか?
それとも、やはり厳しい社会の現実を突き付けられて一ノ瀬は自らの手で自分の未来を切り開くすべての働く人に働けることの幸せや明日からの活力源をくれるお仕事ドラマになるのか、どちらの結末でも楽しみだ。
あとがき
主演の中島裕翔さんが良いですね。自然体で気をてらわない演技もさることながら、一ノ瀬の誠実さが中島さんの中から滲み出てきているようなリアルさが、本当に魅力的。今後も俳優としての活躍を期待する若手俳優の一人になりました。
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