とと姉ちゃん (第136回・9/8) 感想

連続テレビ小説「あさが来た」

NHK総合・連続テレビ小説『とと姉ちゃん』公式
第23週『常子、仕事と家庭の両立に悩む』『第136回』の感想。
なお、本作のモチーフで、大橋鎭子著『「暮しの手帖」とわたし』は既読。
 本作は 8/25 にクランクアップ(撮影終了)しています。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。


星野(坂口健太郎)は意を決して、常子(高畑充希)に自分が転勤になったことを告げる。辞令の撤回も考えたが、大樹(荒井雄斗)が同級生にやけどのあとを見て「気持ち悪い」と言われ、決心したのだという。親としてなるべく多くの時間子どもたちの側にいてやりたいという星野に、常子は何も言うことができない。落ち込む常子の元に、かつてトースターの商品テストで苦情を言いに来た、ちとせ製作所の田中(蛍雪次朗)が現れるが…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

劇中の時代を完全に無視した、現代感覚エピソード

「団塊の世代」とか「ゆとり世代」とかレッテルを貼って、その時代の人たちを一括りにして論ずるのは良くないし正しくない。しかし、今回の星野(坂口健太郎)が最終的に転勤を決めた理由が、大樹(荒井雄斗)が同級生にやけどのあとを見て「気持ち悪い」と言われいじめられたことと言うのが、どうにも解せない。

きっと当blogの読者さまなら、その解せない理由を一々列挙しなくてもお分かりだろうから省略する。とにかく、本作は所々に完全に劇中の時代感覚を無視した現代感覚でエピソードを作ってしまう悪癖がある。そんなくだりを見かける度に、「いくらモデル、モチーフだからって…」の思いが怒りに変わっていくのだ。

再登場した星野の存在の半端無い違和感

この15分間、また退場しながら強引な常子アゲをする星野の存在の違和感たるや半端が無かった。

星野「身勝手なことを言いますが、僕を許して下さい」

な、何なのこれ?星野は常子に何を「許可」してもらいたいと言うのだ。将来的な何の約束もあるわけでもなく、時代感覚も甚だしい嫌なものから逃げるが勝ちと言うひ弱な父親が、強気で剛腕な常子に意味無く怯えているとでも、こちらは捉えれば良いのか。もはや星野は常子の許しを請う立場になり下がったと。

当blogでは何度も書いているが、星野と言う男は、前回で仕事がたいへんな状況になっている常子の会社に、家族で呑気に陣中見舞いするような常子の「敵」なのだ。「味方」はとことん利用するが、「敵」は退場。これが本作の鬼の鉄則。その理由づけに「いじめ」を使うのは常子は許しても私が許さない。

大樹への「いじめ」を完全に無視した常子の家族観

「融通の利かない会社だな」の言葉に「すいません。あなたの暮しはこう言うところなんです」ですと嬉しそうに微笑む常子。

(一応)愛する男の息子が転校をしないと阻止できない「いじめ」にあっていることには全く興味関心を示さない「家庭」の締め括りの直後に、こう言うちゃらけた社長業の「仕事」を描いて、これのどこが『常子、仕事と家庭の両立に悩む』なのか理解に苦しむ。

ドラマなんだから、目の下にクマをつくった常子が毎日他社からの嫌がらせの対応に追われつつ、星野の子供たちの面倒を見、星野の仕事さえ支える姿が描かれれば話は別だが、週一で手土産持参で子供とふざけ、夫の亡き妻の遺影の前でラブシーンを見せられただけで、『両立に悩む』とするのは視聴者を馬鹿にしている。

あとがき

15分間、丸々総集編ではバッサリ削除が間違いなしの第136回でした。残り3週間と少し、あと何を描くんでしょう???

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【これまでの感想】
[読書] 「暮しの手帖」とわたし (大橋 鎭子/著・花森 安治/イラスト・暮しの手帖社) 感想 ※平成28年度前期 NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ,大橋鎭子の自伝
第1週『常子、父と約束する』
1 2 3 4 5 6
第2週『常子、妹のために走る』
7 8 9 10 11 12
第3週『常子、はじめて祖母と対面す』
13 14 15 16 17 18
第4週『常子、編入試験に挑む』
19 20 21 22 23 24
第5週『常子、新種を発見する』
25 26 27 28 29 30
第6週『常子、竹蔵の思いを知る』
31 32 33 34 35 36
第7週『常子、ビジネスに挑戦する』
37 38 39 40 41 42
第8週『常子、職業婦人になる』
43 44 45 46 47 48
第9週『常子、初任給をもらう』
49 50 51 52 53 54
第10週『常子、プロポーズされる』
55 56 57 58 59 60
第11週『常子、失業する』
61 62 63 64 65 66
第12週『常子、花山伊佐次と出会う』
67 68 69 70 71 72
第13週『常子、防空演習にいそしむ』
73 74 75 76 77 78
第14週『常子、出版社を起こす』
79 80 81 82 83 84
とと姉ちゃん あの第82話で「連続20%超え」が途切れたそうだ
第15週『常子、花山の過去を知る』
85 86 87 88 89 90
第16週『“あなたの暮し”誕生す』
91 92 93 94
「とと姉ちゃん」自己最高25.3%。これでテコ入れも期待薄か?
95 96
第17週『常子、花山と断絶する』
97 98 99 100 101 102
第18週『常子、ホットケーキをつくる』
103 104 105 106 107 108
第19週『鞠子、平塚らいてうに会う』
109 110 111 112 113 114
第20週『常子、商品試験を始める』
115 116 117 118 119 120
第21週『常子、子供たちの面倒をみる』
121 122
朝ドラ「とと姉ちゃん」の高い視聴率と増える厳しい意見の“ねじれ”を考える
123 124 125 126
第22週『常子、星野に夢を語る』
127 128 129 130 131 132
第23週『常子、仕事と家庭の両立に悩む』
133 134 135

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二度目の別れ>『とと姉ちゃん』第136話

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